2007年5月13日(日) 午後9時~9時49分
総合テレビ
去年6月、巨額の債務を抱え財政破綻した北海道夕張市。住民は、大きな不安を抱えたまま、厳しい冬を過ごした。
炭坑が斜陽を迎えた昭和50年代以降、夕張の雇用を支えてきた観光産業。施設の運営にあたってきた第3セクターは廃止され、そこで働いていた従業員は解雇された。夕張の有効求人倍率は、0.47。市内に仕事はなく、人々は、家族を養うために、故郷を捨てる決断を迫られた。
地域医療を担ってきた夕張市立総合病院。破綻によって、市が病院を運営することが出来なくなり、大幅に規模を縮小した上で、民間の診療所として再スタートすることになった。そのため、90人いた入院患者には退院が勧告され、「夕張で死にたい」と願う高齢者が病院を追われていった。
市の職員は半減、市民税の税率は法律の上限まで引き上げられ、下水道料金の値上げやゴミの有料化も導入される夕張市。「倒産することは有り得ない」と見られていた自治体が、実際に破綻することになった現在、夕張で起きていることは、日本全国どこにでも起こりうる悲劇だ。
秋から冬にかけて、厳しい現実と向き合う夕張の人々の姿を通して、「自治体崩壊」の現場を描く。
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