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医師と製薬会社

SkyTeam / 2007.04.28 10:50 / 推薦数 : 21

製薬企業から年500万円超寄付で医薬品審議から除外

 医薬品の承認審査や安全対策などを議論する厚生労働省の薬事・食品衛生審議会薬事分科会は23日、製薬企業から過去3年間に年間500万円を超す寄付などを受けた委員を、その企業の医薬品に関する審議と議決から外すことを暫定ルールとして申し合わせた。
 年内をめどに正式なルールを決める。インフルエンザ治療薬「タミフル」の安全性が議題となった同分科会の調査会に、参考人として出席した東大教授が、タミフルの輸入販売元「中外製薬」から寄付金を受けていたことが明らかになり、同分科会でルールを検討することになっていた。
 暫定ルールが適用されるのは、同分科会と傘下に設けられている部会や調査会。一企業からの奨学寄付金や、コンサルタント料などが年間500万円を超えた場合には、その企業の医薬品について審議を行っている間、退室する。500万円以下の場合は、意見を述べることはできるが、議決には加わらない。
2007年4月24日  読売新聞)  

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 タミフルの報道で日本の製薬企業と大学の医師との間の関係について、メスが入った形になりましたが、New England Journal of Medicineの最新号の記事を読む限り、アメリカの場合、そんなレベルではないような感じです。これは以前ご紹介した「[アメリカ製薬企業]プロモーションの制限強化」のような実態があまい改まっていない証拠でもあり、日本も昔はいろいろと不透明な関係であったのが、だいぶマシになってきたかな…?と思いました。ぽち

 下記はいつものようにbiotodayさんです。

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アメリカの医師の大部分は医薬品・医療機器メーカーと繋がりがある

2007-04-27 アメリカ全土で実施されたサーベイの結果、アメリカの医師の大部分は製薬・医療機器・その他の医療業界とつながりを持っていると分かりました。
 この試験では、47項目のサーベイに対するおよそ1700人の医師の反応が解析されました。この結果以下のようなことが分かりました。

・94%の医師は、過去1年間に企業と何らかのつながりがあったと報告しました。

・家庭医は、営業担当と1ヶ月に平均16回ミーティングをしていると報告。この割合は、内科医(10回)、心臓内科医(9回)、小児科医(8回)よりも有意に高かった。

・コンサルテーション・演者を引き受けること・臨床試験への患者組み入れ等に対して企業からの支払いを受けた女性医の割合は男性医のおよそ1/3ほどであった。

このような医師と企業のつながりが診療にどんな影響を与えているのかを今後議論していく必要があるとJournal Watch General Medicineの編集長は言っています。


‥> Article
A National Survey of PhysicianIndustry Relationships. NEJM. Volume 356:1742-1750 April 26, 2007 Number 17

 

医師をおとす方法

2007-04-26 元製薬会社の営業担当者と医薬品マーケティングを研究している医師が共同執筆した報告に、医師を巧みに操って医薬品販売につなげていく医薬品営業担当者の戦略が記されています。

この報告はGeorgetown University Medical CenterのAdriane Fugh-Berman氏と元Eli Lilly社の営業担当者で今はUniversity of Californiaの薬学部で働いているShahram Ahari氏によって執筆されました。

 医師との“友情”を段階的に深めて医師に影響を与えることで医薬品営業担当者は売り上げを伸ばすとFugh-Berman氏は言っています。

 営業担当が医師を操作するのに使用する戦略は医師の特徴によって使い分けられています。

 営業担当に最も影響されやすいのはフレンドリーで外交的な医師です。なぜなら営業担当は“友情”を使って処方を要請できるからです。

 もし医師が面会を拒んだときには、営業担当はその外堀を埋めていきます。つまりスタッフのご機嫌をとったり、彼等を食事に誘ったりして営業担当のメッセージを届ける使者の役割を彼等に託します。もし営業担当の薬を使ってくれたときには、ゴルフボールや絹のネクタイなどの充分な褒美が医師に与えられます。

 また、営業担当の影響を受けやすい医師を探すために、製薬会社は医師の処方記録を買っています。大部分の医師は処方癖が記されたデータを製薬企業が買っていることを知りません。

 また、無料医薬品サンプルを医師に提供するという戦略を営業担当は使います。無料サンプルは“プレゼント”として医師から患者へ届けられます。これまでに実施された試験から、このようなサンプルは処方決定に影響を与えることが明らかとなっています。サンプルの提供を受けた患者は、ほぼ確実にサンプルと同じ薬剤が処方されるようになります。

 つまり営業担当から提供されるサンプル、贈り物、サービス、お世辞、情報は、医師や患者をサポートするためではなく、薬剤のマーケットシェアを挙げるために巧みに加工されて医師の元に届けられているのです。


‥> Reference
Drug reps use friendship to influence doctors / EurekAlert

‥> Article
Fugh-Berman A, Ahari S (2007) Following the Script: How Drug Reps Make Friends and Influence Doctors. PLoS Med 4(4): e150 doi:10.1371/journal.pmed.0040150

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アメリカ留学中の人(知人含む)が日本で発表した研究をいくつか見たのですが、最初に「disclosure」のスライドが1枚あることが多いですね。
金はこの研究に関係ある薬の会社から出ているor 出ていない
を明かにしているんだと思いますが
written by KKR / 2007.04.29 01:32
KKRせんせい>
 はじめましてです。そうですね、アメリカの論文も研究資金をどこから提供を受けているか明示するように求められているようです。問題は、不透明な関係が医療界全体を覆っていると思われると、すごく困るということですね。
written by SkyTeam / 2007.05.01 20:08

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