昨日は知人が北海道から出てきてたので、彼の近くの夕張のお話を聞いてみました。
そしたら、夕張市民の救急は大変だということです。そりゃ…大変でしょうねぇ。今お二人だけでがんばっているからだろうと思ったのですが、違ってました。
実はマスコミさんはほとんど報道していないのですが、救急隊が実は活動できないような状況になってしまったのです。破綻前までは夕張市には給料もよかったせいか、23名も救急隊がいたのでした、しかし、破綻のあと、公務員がどんどん辞めました、もちろん救急隊員も。その辞められた隊員の方たちをあろうことか、北海道の他の自治体が引き抜きたとか…(隊員の声じゃありませんのでご容赦を)。
結局、今は3名しかおみえにならないそうです>救急隊員。実際に動ける救急車は1台だけですよね。もちろん、そして、一番近い、岩見沢市までスポーツカーでも40分かかるという標高1500mの山々、距離にして70kmあります。昼間はまずは動けるでしょうが、一台でたら?次は?ないですよね…あとは自前で動きなさいということですね。老人が万が一心筋梗塞になった時は?たしか心臓カテーテルはできませんよね。それってやっぱり…汗
というお話を聞かされてしまいました… こんな状況って…やばくない?まぁ、夕張自体が、おかしなリゾート開発に血道をあげたとしても、市民には罪はない(そんな市長を選んだ責任はあるけどね)が、結局のところ、そのツケをぜんぶ市民が受けている形。これは小泉流の改革の成果がよく出ていると思います。
弱者の自治体から強者へ優秀な人が動く、引き抜かれる。財政基盤が弱い町には産業もないけど、貸し手である銀行もJAや郵便局以外ない。
地域住民がいくら人口減少とはいえ、病気にはなります。それを支えるという意味では、病院も診療所も必要だったと思います。もっとも、人口が1/10になるという状況で、身動きがとれない老人だけが取り残される。
国が石炭産業(筑豊、夕張などは典型的ですね)を見殺しにし…その結果がいま表に出ているわけです。救急車が夜中出動できない夕張市。観光地としてやっていくには不利な後背地。東京ではオリンピックを…と気楽なことを都知事が言ってますが、北海道は小樽でさえ町が死んでいるのですから…東京と名古屋以外は本当にこれから大変です、石原さんがいくら税収が増えたといって喜ぶのはもう少し考えてほしいですね。
これ、病院の競合と同じです。昨日の「最強の医療戦略セミナー」のお話がほとんど東京や大都市圏の経営内容がいい病院が本当にとりあげられています、しかし実際はそんな安定した経営をみせる病院は少ない。
麻生飯塚病院や亀田病院のような地方でも強力な力をみせつける病院はありますが、他から患者さんも医師も集めているわけです、その周囲の病院にとってはつらいだろうし、その病院以外が滅びるわけです。これって日本の医療がおかしくなてから格差が広がったのと同じペースで進んでいます。
さて、このまま大都市部以外の住民は、夕張を笑えるのでしょうか?明日、統一地方選挙です。地元のことを一緒に考えなければ、病院も生き残りが大変な時代です、ふさわいい人を選びたいところですね。ぽち→![]()
【岩見沢】夕張市と夕張市医師会が夜間の救急患者を五月から一年間、週三日に限り午後九時まで夕張市内の医療機関で受け入れる方針を十九日、岩見沢保健所で開かれた会議で示し、岩見沢市や周辺の公立病院などと合意した。
夜間対応する医療機関名や曜日などは今後、住民に公表される見通し。また、診療時間以外でも市内にかかりつけ医があれば急患に対応し、必要に応じて空知管内栗山、由仁、長沼各町の病院に受け入れを依頼する。重症の場合は岩見沢、札幌などの病院に搬送される。休日当番医は夕張の医療機関五カ所が引き続き輪番制で担当する。
これまで救急医療を担っていた夕張市立総合病院が今月から診療所に移行し、救急医療業務を行えなくなったため、近隣の医師会などと救急医療態勢を協議してきた。
今日の土曜日、「医療制度研究会」主催の講演会のお知らせです。お時間がありましたら、ぜひご参加を。あの中原先生の奥様も発言されます。
http://www.iryoseido.com/kouenkai_top.html
平成19年4月21日(土)午後4時~6時(受付午後3時40分~)
医師過労死は現実に起きている問題ですが、医師または経営者の間でもどこまでが許される範囲なのか認識がありません。労働者の権利は一応労働基準法で保護されていることになっていますが、肉体労働ではない頭脳労働などでは必ずしも一線を引くことが出来ず、これがかえって混乱を招いています。
昨年来検討され法案化が一時見送られている「ホワイトカラーエグゼンプション」なる法案などは、給与の差で労働法規の基準である時間制限適用の例外を設けようというものでした。医師の労働は労働として標準がなく、労働組合などの権利擁護の団体もないことから、個人が身を守るしかない状態です。過当競争の渦中にある社会においては医師のみならず、一般の方にも労働が法規上どのように扱われ、過重労働がどのように保護されているのか、またどうあるべきなのか知ることは大切なことだと思います。医師個人、病院経営者、または一般の方々にも有意義なお話を聞けると思います
会員¥1,000 非会員¥2,000(学生・研修医は無料です)
北里研究所病院3階会議室東京都港区白金5-9-1
交通機関:地下鉄 日比谷線「広尾」駅1・2番出口 徒歩12分
南北線・三田線「白金高輪」駅3番出口 徒歩12分
JR線 田町駅三田方面出口より タクシーで15分
会場までの地図:http://www.kitasato.or.jp/hokken-hp/map.htm
参加ご希望の方は、御名前、御所属、職種を御記入の上
下記ファックス、又はE-mail宛に申込み下さい。
①E-mail:zumechan@aol.com
②FAX:022-796-6270(事務局 坂詰 清宛)
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