SkyTeam
Profile

ブログ内検索

カレンダー

<< 2008/12 >>
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

新着トラックバック

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

< [役割分担]入院特化は好ましいか | メイン | 療養病床&終末期医療の削減 >

研修医の違法バイト?@兵庫

SkyTeam / 2007.04.15 06:05 / 推薦数 : 8

  こういうバイトは上司である医局の先輩からの願いで、引き受けさせられた医師が一方的に悪いように書かれてしまっています。本業である研修をサボってしていたら逸脱ですが、2年目になればそれなりに出来てくるし、実際に勤務中に問題を発生したわけではない(昔だったら3ヶ月目からは一人で当直していたとか当たり前だったのですがねぇ)。むしろ人手不足の病院の助けにはなっていたと思うのですが、規則を杓子定規に適用すべきなのかもうちょっと考えてほしいものです。

 役所としてはそれほどお咎めなし、これで研修医が何故引き受けたのか?報道だけでは不明です。実際に兵庫医大の給与が30万程度あったのか?働かせた病院が医師不足で困っていたとかそういう背景がもうすこしわかってもいいのですが、例のごとく取材は適当、内容は不正確がモットーですかね。ちなみにここを見る限り、初期研修の給与は月額 220,000円…高くはなりましたが、それでも見劣りしますね>大学院卒の給与に比較すると(たぶんボーナスもないし22*12=264万円)。マスコミにとって格好の餌食。兵庫医大の学生にとってみれば、大学に残るメリットよりもマイナス面が目立つような報道になってしまいましたね。ぽち→

兵庫医大病院、臨床研修医9人が違法アルバイト

 兵庫医大病院(兵庫県西宮市、私立)の臨床研修医9人が研修期間中、別の病院でアルバイトをしていたことがわかった。2004年度から施行された新医師臨床研修制度で、研修医のアルバイトが禁止されてから、多数の違反が判明したのは初めて。厚生労働省近畿厚生局は「研修医の管理が不十分」として昨年、兵庫医大病院に厳重注意していた。

 同省によると、研修医は国家試験に合格して医師免許を持っているが、指導医の管理のもとでなければ診療行為を行えない。ところが、9人はアルバイト先で当直医などとして1人で勤務していた。

 兵庫医大病院によると、9人は研修2年目だった05年7~12月、西宮市、神戸市、大阪府高槻市、岡山市などにある12の民間病院と診療所で、夜間当直や休日の日直などをしていた。

 回数は、9人で少なくとも計46回にのぼった。うち1人は整形外科や精神科の3病院で計25回の当直を重ね、別の1人は4病院をかけもちしていた。

 報酬は当直の場合で1回3万~8万円。その間、院長らに電話連絡できる態勢はとられていたが、医師は院内に1人だけだった。

 保健所による民間病院への立ち入り検査で発覚。連絡を受けた近畿厚生局の指示で、兵庫医大病院が昨年1月、全研修医76人にアルバイトの有無を紙に書いて提出させたところ、9人が事実を認めた。

 新しい臨床研修制度は、患者の診療に従事しようとする医師に免許取得後、2年間の研修を義務付けた。その間は研修に専念するよう、医師法で義務付けることでアルバイトを禁止する一方、研修医に月30万円程度の収入を保障するため、研修先病院への国の補助金を増額した。

 9人の多くは「研修修了後に入る予定だった兵庫医大病院の医局の上司から頼まれた」と話したが、兵庫医大病院は依頼者を特定せず、アルバイト先での診療の有無も確認しないまま、調査を打ち切った。アルバイトは病院との雇用契約に反するが、医師法の規定に罰則はなく、9人は口頭注意を受けただけで、昨年3月に研修を修了した。

 近畿厚生局は、兵庫医大病院に厳重注意したものの、「組織的に関与したわけではない」として、補助金の返還は求めていない。

 研修医が当直していた高槻市内の病院は読売新聞の取材に「研修医とは知らなかった。医師不足だが、知っていたら雇わなかった」としている。

 兵庫医大病院の芳川浩男・卒後臨床研修センター長の話「研修医のアルバイト先での1人勤務は、医療事故につながる恐れがある。問題発覚後、全研修医に『アルバイトをしない』という誓約書を提出させるなど再発防止を徹底している」

 ■新医師臨床研修制度■ かつての大学病院中心の臨床研修は義務でなかったうえ、内容が専門分野に偏り、研修医は劣悪な待遇でアルバイトに追われていた。新制度は基本的な診療能力の習得を重視し、内科、外科、救急・麻酔科、小児科、産婦人科、精神科、地域保健・医療の7分野を必修にした。研修医は現在、約1万5000人。主な研修先は一般病院が過半数になり、大学病院と逆転した。

2007年4月15日  読売新聞)

固定リンク | コメント (3) | トラックバック (1)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/TL/20070415/4/trackback

トラックバック一覧

3月31日に医者大量解雇という事実
日付からみれば、なんだエイプリルフールねたかよ~またまた~となるんですが、これは真実ですw。 3月31日には、大学病院で働く医師が、病院から一方的に勝手な手続きで本人も知らないうちに、大量解雇されます... [続きを読む]
posted from 女医^^遊佐奈子のお気楽! 2007.04.16 00:28

コメント

コメント一覧

>研修医が当直していた高槻市内の病院は読売新聞の取材に「研修医とは知らなかった。医師不足だが、知っていたら雇わなかった」としている。

錯誤を主張するのは勝手だけれど、医師免許の確認やら、履歴書の確認をせずに、医療業務を非常勤とは言え依頼した責任が更に被さって来るんだけれどなぁ、と思う

罰則がないのだから、ノーコメントか、御免なさいで、済むはずなのに、マスゴミの追求も面倒だからということか?

面倒なことに巻き込まれた研修医が一番迷惑被ったことになるのだけれど、次は罰則を作るぞという、脅しととったほうがいい。

非常勤医のバイト代が、しばらく高騰することになるだろうが、医師個人に違法行為を命じることもできず、病院氷河時代がしばらく続くことになるだろう
written by Med_Law / 2007.04.15 16:06
本来、資本主義社会では需要と供給の関係で労働者は動く。医者不足で泣いている病院が全国にあふれてるというのに...。規則で縛ることのお好きな官庁のおかげで医療の世界は共産主義社会なみ。
ただ、人命にかかわるので研修医ではマズい...ことも多々あり。
この問題で、お咎めなしとなったのは、兵庫医大が私学であったからかも...。
(公務員へのシバリはどんどん厳しくなってますからね。)
医療問題について、厚労省は全体が見えていない(見ようとしない)。ほころびにパッチを二重三重に当てつづける。それでもほころびは次から次へと連鎖し、ほころびから医者も患者もこぼれてゆく......こんな図式でしょうか?
written by Doctor Takechan / 2007.04.16 00:08
Med_Lawせんせい>
 そうですね。非常勤の医師を週末だけやれば、普通に暮らせるような変な賃金体系がまだ続くように思います。

Doctor Takechanせんせい>
 研修医一人だと確かに何かあった時のリスクはあります。それを補充するための医師を役所は何もしていないように思います(だから中堅層が櫛の歯のように…ですが)。
written by SkyTeam / 2007.04.17 09:08

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。