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日刊薬業2007/03/23
柳澤伯夫厚生労働相は20日の参院厚生労働委員会で、助産師不足対策について「看護師の助産師資格の取得支援や、潜在助産師の再就業の斡旋などにより対応しようとしているが、率直に言って『それで間に合うのか』という気持ちもある」と述べ、さらに踏み込んだ対策が必要との認識を示した。その上で「チーム医療の中で少しでも看護師の力を借りる余地がないのかどうか医政局長と話をする」と語り、看護師による内診行為の解禁について有識者による再検討が可能かどうかを含め省内で協議する考えを示した。
櫻井充氏(民主)の質問に対する答弁。
看護師による内診行為については、2002年、04年の2回にわたる厚労省看護課長通知で禁止を徹底。柳澤厚労相もこれまでの国会答弁で、「法令違反は法令違反として整理し、その上でいかに助産師を確保するかということに努めていくべき」と解禁する考えがないことを述べていた。
同日の厚労委で柳澤厚労相は、「産科で胎児の死亡事故に遭った被害者は、本来看護師に行えない分娩の進行管理が行われたことが事故の原因だと訴えている。アクセスと安全のどちらに均衡点を見出すかという問題だと思うが、現在は安全の方に重点を置いている」と答弁。看護師による内診行為について「場合によっては命にかかわる話でもあるので、簡単に発言するのは差し控えたいが、医政局を中心に有識者で検討してもらう機会があるのかどうか、医政局長と話をしてみたい」と述べた。
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櫻井充議員の実際の体験に基づいた質疑、これに対して柳澤大臣の答弁は注目です。ぽち→![]()
この日の桜井議員の追及は松谷医政局長に対しても牙を剥きます。医師の当直が労働なのかそうでないのかというつっこみもあり、夜中の間中眠れないような実態は、「不眠不休での超過勤務である」と答えています。厳しい環境を改善していくとお答えになっています。
今後の議論なんて待ってられ居られない!「いつまで答えを出してくれるのか?」と櫻井議員がいうと、青木労働局長が答弁していますが、「労働時間というのは使用者の監督のもとにいる労働であり、当直は休憩時間や仮眠時間が自由に時間が取れるのであれば労働ではないが、実際に診療や電話応対が予め想定されることであれば、自由利用が制限される場合は労働時間になると従来から取り扱っている。」つまり当直の時間帯は労働時間ということですが…柳澤さんはちょっと前は
「たしかに病院に着いてから帰るまでの時間は長いかも知れないけど、その中には待機してる時間や休憩時間、自分の研究をしてる時間も含まれてるんだから、本当の勤務時間で ある『患者を診察してる時間』だけを見たら、厚労省の調査では別にたいしたことはない」
なんて言ってましたね。
さらに櫻井議員の追及は続きます。昭和23年当時の医師の定数配置数のままに放置されている現状や当時にはなかった心臓カテーテル検査が毎月4万件、胃カメラが70万件行っているのにもかかわらず、戦後の基準のまま医師の定数を見直さないのはどうしてか!?という質疑にたいして「我々も何もしていないワケではない、ぜひご理解を…」といってごまかしていますなぁ>ハクオちゃん。
看護師の内診問題についても、医政局とやらで有識者と検討なさって、そのあとで「やっぱり間違いでした…」とかやったら、神奈川県警に乗り込まれた横浜の開業医の先生たちは怒るでしょうね。僕からすれば、有識者というよりも看護局のお局さんたちをどうやってなだめるかしかないでしょうけど、厚生労働省の朝令暮改で現場がこれだけ混乱し、かつ迷惑している根元は厚生労働省のお役人の無知&無作為ゆえである。
近年に入り、「リハビリ日数制限」を行い、「医師充足&偏在論」を国会で寝言のように大臣などに繰り言を言わせてきた厚生労働省の役人の頭の中がおかしいと思う。
現場を見ずに「医師の勤務実態はたいしたことがない」と平気で答える柳澤大臣とその部下は「国会議員などは国会が閉会中、さぼっている時間も長い」のだが、彼らの年収は医師よりもはるか高額でありながら、大いに怠けていることになる。
勤務医が減少しているのを認識しているとか、労働時間は長いし、勤務条件が厳しいという認識をしているというが…これだけいじめられても柳沢大臣の口からは抜本対策約束してくれません。
さて、日本医師会はこんな名大臣を国会に送り込む自民党を大いに今年の選挙でも支援されることとか、良かったですね。現場は大いに迷惑しております。Good Job>櫻井議員。ぽち→![]()
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大船渡病院 救急機能“縮小”を説明 循環器科医師減で4月から
大船渡市大船渡町の県立大船渡病院(菅野千治院長)は二十三日、気仙二市一町の行政、消防関係者に、四月以降の診療体制や救急対応について説明を行った。同病院では循環器科の常勤医師が三人から一人に減るが、夜間・休日時の心疾患による重症患者は今後、救命救急センターでの初期対応後に釜石、気仙沼などの各公立病院に搬送することを説明。説明を聞いた関係者からは理解を示す一方、移動手段や搬送時間について不安を示す声が相次いだ。
大船渡病院では四月から、心臓疾患、高血圧症、大動脈疾患などの患者に対応している循環器科で、現在三人の常勤医師が一人となる。こうした状況を受け、四月以降の診療体制や救急対応について行政、消防関係者に理解を得てもらおうと説明。同病院内で説明があり、気仙二市一町の保健福祉担当職員、大船渡地区と陸前高田市の両消防関係者ら約十人が出席した。
説明役は菅野院長が務めた。四月以降、現在三人いる循環器科医師のうち、二人が県立釜石病院に移る形となり、もう一人の医師は六月までは大船渡病院に在籍。七月以降、この医師は大船渡病院を離れるが、岩手医大から常勤医師一人が派遣される見込みとなっている。
四月以降は一人の常勤医師に加え、週四日は岩手医大から非常勤医師の派遣が行われ、もう一日は県立釜石病院から応援を受ける。大船渡病院で現在行われている週五日午前の外来診療(木曜日は急患、検査対応)は維持される見通し。
ただし、入院患者は原則として受け入れないほか、六月までの三カ月間は同病院に残る一人の医師は残務整理的な業務を担うため、夜間や休日の救急患者への対応はできないという。七月には岩手医大から一人の常勤医師が派遣される見込みだが、菅野院長は「あまり負担はかけられず、状況はかなりよくなるとは思えない」と述べた。
今後、夜間や休日に心筋梗塞などで搬送された患者は、県立釜石病院や気仙沼市立病院に搬送するケースが増えることも説明。大船渡病院の救命救急センターには、生命の危険があり、高度処置を必要とする患者が年間約千人搬送される。このうち、心不全や心筋梗塞といった心疾患患者は約三百人を占める。
心疾患でも、現在大船渡病院にある消化器内科、外科、脳外科医師で対応できる症状は同センターで治療を行う方針も示している。菅野院長は「当直医師の三人体制は維持するが、高次救急センターが持つ本来の機能はかなり縮小される。救急隊との連携や、地域に広く周知し、理解をいただくようお願いしたい」と話し、協力を求めた。
これに対し、消防関係者からは「救命士の判断で心筋梗塞が明らかだった場合、他病院に搬送するのであれば、陸前高田市内は気仙沼、三陸町では釜石に直接救急車搬送した方が良い」との声も。釜石、気仙沼との連携を密にした救急搬送が課題として挙げられたほか、「現場での判断が大きなウエートを占める」とし、救急救命士と病院側で情報交換を行う機会を求める要望が寄せられた。
また、「他病院への搬送が増えると、搬送間の救急体制が手薄になる」といった不安の声もあった。住田町職員からは、大船渡病院での初期対応後に他病院に移動すると、地域によっては大幅な時間ロスになることを指摘する意見があった。
同病院ではこうした指摘を踏まえて、今後の診療体制や救急対応を文書などで示す方針。菅野院長は「救急機能が低下することは残念。勤務している医師は地域のために何とかしなければ、との思いは強く持っており、常勤医師でカバーできるものは手分けして対応したいと考えている」と話している。
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もう東北地方では循環器疾患など救急患者さんも遠隔地への転送は当たり前になりそうですね。大船渡病院が今まで診ていた急性心筋梗塞や急性心不全などの患者さんにとっては、搬送途中の悪化などの危険にさらされることになりますが、仕方ありません。これが小泉元首相の格差是認、柳沢厚生労働大臣の「医師は偏在」の発言に裏打ちされるように地域医療崩壊の現状追認ですから。
今年の春は仕方ありませんが、冬場までに何とかできないかと思います。やはり気候が悪くなったり搬送に時間がかかる冬場までに地域医療をどうやって維持するか・・・そういう意味では「参議院選」で、地域住民は多いに候補者たちに問いかけるべきですね>どうしてくれるんだ!って。もちろん、東北地方だけじゃありませんので、こちらもご参考に。ぽち→![]()
氷見市民病院経営改善検討委員会は二十三日、同病院で開かれ、病院事務局側は、新年度から脳外科の医師が一人減って一人体制となり、緊急手術への対応が困難になることを明らかにした。
病院事務局によると、今度決算は診療報酬の改定や麻酔科、産婦人科、泌尿器科で四人の医師が減り、一病棟を休止した影響で、二億九千七百八十三万円の赤字となった。
新年度は脳疾患の高度医療を担う脳外科の医師一人がほかの病院に移り、常勤医が一人になるため、夜間に脳疾患で倒れたり、事故などで脳挫傷などを負ったりした患者への緊急手術が困難になる。このため、救急患者の受け入れ減、入院、外来患者の減少で、赤字幅は五億四千百四十四万円に膨らむとしている。
脳外科は外来診療は受け付けるが、緊急手術が必要な患者は高岡市内の病院へ搬送する。
委員からは「病院運営は限界にきている」、「病院が存続できる方法を考えてほしい」「思い切って新築移転してはどうか」などの意見が出た。
加藤弘巳院長は「富大医学部に脳外科医の二人目の派遣を要請しているが、かなり難しい状況だ」と話した。
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富山でも同じですか。まぁ、近隣の自治体病院がまだある点では北陸は恵まれていますが、採算が一気に悪化してしまうあたりに、もはや難しい時代だと思います。
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asahi.com 2007年03月24日12時17分
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