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携帯電話に自分の病歴や治療記録などを入力し、「マイ・カルテ」を作成するネットサービスをIT(情報技術)ベンチャーのウィアー・エンジニアリング(大阪府堺市)が開発した。病院を代わっても、マイ・カルテを医師に見せればスムーズな引き継ぎができる。将来は病院と連携することで主治医がネット上で定期的にデータを確認し、健康チェックをすることも目指している。
サービス名は「医療・福祉・介護ナビ」。KDDI(au)と、PHSのウィルコムのサービスに採用され、2月から運用を始める。
マイ・カルテは、病歴や身体機能に関する質問など画面上に表示される項目に利用者が答えていくことで作成。医師が患者の症状を判断するうえで必要な情報を記録する。血糖値や脈拍などの健康データも入力できる。介護保険の要介護度に関する質問も設け、介護サービスを受ける際に役立てることも可能という。
サービススタート時には、カルテ情報をもとに医療ソーシャルワーカーと電話相談できるサービスを始める。医師や病院の紹介、社会福祉制度の説明などを行う。医療ソーシャルワーカー派遣業のビザージュ(同市)との共同事業となる。
導入コストが高く、ソフト会社の製品間に互換性がないため、普及が進まない電子カルテの代替手段としての需要を見込む。将来は医療機器と携帯電話を接続し、計測した数値を自動的にデータベース化することも計画しているという。
ウィアー・エンジニアリングの麻生邦夫社長は「携帯電話で、医療が身近なものになると思う。病院の空床情報なども提供し、患者に病院を紹介するサービスも考えたい」と話している。料金は月額300円。
産経新聞
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