最近、虫歯との格闘のために、毎週、歯科医院に通ってます。だいぶ前に神経を抜いた歯が、放置していたせいもあって虫歯で相当ボロボロというので、きちんと直しましょう!って言われて…1時間ほど格闘。
抜歯までは行かなかったのですが、歯科医の先生、麻酔不要だからと出血しながらも盛大に削って下さいました…汗。気づいたら、歯根だけ残して歯の上は撤去…うわーん、だんだん爺に近づいているんだな…としみじみ喪失感を味わいました。
止血をしつつ、型取り前に説明がありました。人工歯はセラミックのインプラントあるいは多孔質レジンどちらにされますか?って。前者でしたらお値段は材料だけで15万円くらいですが金の含有量も多いですし調子がよろしいです、後者は金の含有量は少なめで時間が経つと色素沈着しやすいのが欠点ですが保険が利くので5000円くらい…という詳細な説明がありました。
小市民な自分は保険診療を選びました。歯の調子は確かに良いほうがいいですが、治療で30本分の価値があるとは思えなかったのと、今年の冬ボーナスは来年の英会話学校のために支払いも待っているためですが…それにしてもこれが自由診療って奴ですね。
もう少しすると、患者さんを前に「ここまでが保険が利きます、あとは自費ですが、○×は高いですが…」って患者さんに説明する日も近そうな予感です。
お金がある人はあまり問題がないのですが、問題は保険料さえ払ってない人。アメリカの破産の半分は医療費だというデータもあるくらいですから、自由診療になったとたん、日本も同じような場面に直面するでしょう。
お金がなくて、病院にかかれてない人のことを厚生労働省のお役人は、きちんと考えてないようですが(保険料が払えなければ資格証渡して10割負担だなんて…悪い冗談みたいです)、現実にお金がなくてきちんとした通院や治療が困難な方と遭遇することが多い医師の立場からは、今後の格差の拡大は頭の痛い問題でもあります(美容形成みたいに、お金持ちかローンを組める人だけ診るという自由もありますが…それって例外です)。
日本は…まだ保険診療がかろうじて首の皮一枚で存続しているので、自由診療と無縁です。一方、自由診療大国のアメリカの場合(マサチューセッツ州以外は公的保険がありません)、貧富の差は当たり前、機会均等だが結果不平等は当然だし、社会的にも分離しています。それをこの本を読んで、実感しました。
生命保険に外資が参入したように…医療にも民間の保険が参入となると、入っている保険の内容によって費用負担割合が異なったりする時代が来るのでしょうか。国民が望んでいるのかは、疑問ですが、保険証がない人が増え続けている世の中で、これほど大変なこと…ほとんど意識されていないで「経済財政諮問会議」で議論されていたりするのは、怖いと思います。
また、例の「厚生労働省が検討している労働時間規制の緩和策について、20―40代の会社員の73%が全く知らない」と答えて居たりするあたり、報道されても全く興味をもたないことは、中流層が没落してったアメリカに、日本はこれからますます近づいていくのでしょうか(年収800―900万円以上で調整、労働時間規制の除外対象者:導入当初は800-900万円以上で「相当な権限がある人」を対象としていますが…導入されれば制限を外すことは簡単です)。まぁ、国や経済界の政策なので仕方ありませんかね。ぽち→
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出版社/著者からの内容紹介
アメリカ人は4種類しかない。超金持ちと、仕事のプロと、貧乏人と、社会的落ちこぼれだ。ニューヨークとシリコンバレーで日本人初女性エコノミスト、証券アナリスト、コンサルタントとし26年間活躍して来た著者が、アメリカでのビジネスの実体験と調査に基づいて的確にとらえたアメリカの「階層社会」の本当の姿。日本の百倍おっかないアメリカ版「希望格差社会」「下流社会」の実態を、具体的なケースと数字で鮮やかに暴く。さらにその上で「それでもなぜ、アメリカは前向きなのか? アメリカは住みやすいのか? ベンチャーが生まれ続けるのか?」というアンビバレンツな疑問を解く。小泉改革末期、「階層社会化」が問題視される日本の今と未来を考える上で、格好の先行事例であり、反面教師でもあるアメリカ社会の秘密を教える、格好のテキスト。
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカの豊かな中流家庭は、なぜ貧困層へと転落したのか。富の6割が5%の金持ち層に集中、国民の3割が貧困家庭。日本の明日がここある。