入院病棟が閉鎖危機
岐阜県立多治見病院精神科
岐阜県立多治見病院(多治見市前畑町)で、精神科医の辞職が重なって補充のめどがたたず、入院病棟が閉鎖の危機に陥っている。医師を派遣している名古屋市立大(名古屋市瑞穂区)の精神科の医師不足が背景にある。多治見病院は「入院病棟を維持するだけの医師の確保は難しい」として入院患者に近くの精神科病院を紹介している。
県立多治見病院精神科は、同県ではただ1カ所、精神保健福祉法が定める入院病棟を持つ県立病院で、統合失調症などの患者約60人が入院している。
名市大医学部の医局出身の医師5人が勤務しているが、うち4人が来春に医局を辞め、残りの1人も他病院へ転出することになった。
多治見病院の慰留で、1人は残ることになり、愛知、岐阜県の精神科病院協会からも協力を得て、計2、3人の医師を確保できる見通しだが、来年4月以降、入院病棟を維持するのに必要な医師4人態勢をとることは、現状では難しそうだという。
同病院は「精神科のある県立病院は県内でここだけ。法律上入院病棟を無くすわけにはいかない」と苦悩を深めている。
名市大精神科の医局では、来春までに医局全体で医師約10人が退職するなどし、人員不足で県立多治見病院に後任を派遣することができなくなった。
2年前から始まった新研修医制度などの影響で医局員が不足しているところに、医師の個人的な事情が重なったのが原因。名市大精神科の古川寿亮教授は「医師のやりくりがつかず途方にくれている。患者に迷惑をかけてしまい申し訳ない」と話す。また、時期については明らかにしていないが、名市大は、愛知県豊橋市民病院(同市)に派遣している3人の医師についても引き揚げることを伝えている。同病院精神・神経科は4人の医師しかおらず、同市民病院の天野裕司事務局長は「派遣を継続してもらえるようお願いを続けている」としている。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061130/mng_____sya_____017.shtml
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県立多治見はいわゆる地区の基幹病院ですし、精神科まで揃えているきちんとした病院ですが、いよいよ大変な事態に。まぁ、これからはそういう病院ごとに「この病院には○科がない」「あっちには×科は週に2度外来のみだ」という具合になっていくのかもしれません。
もちろん都市部に行けば、そんなことはないのでしょうが、地方の病院はこれからますます大変になって行きます。しばらく良いお話は…ないと思います。これからの医療を考えると、人的資源を潤沢に確保できる病院が診療報酬でも有利かもしれません。実際に自分の研修していた病院は10年以上前は100人ちょいでしたが、今は150人くらい医師がいて黒字だそうです。それでも「放射線科が…」という話もあったりするので、大変ですね。ぽち→
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