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[院内感染]意識して行動するのが大切

SkyTeam / 2006.11.30 09:00 / 推薦数 : 1
 感染対策…って難しいですね。今はそういう仕組みも大切ですが、きちんとしたスタンダードプリコーション(標準予防策)に従っての医療の実践が求められるようです(昔は全然でしたね…)。そのためのコストとかは病院の持ち出しですが、コトが起こってからの事態を考えれば、やはりきちんとした対策が必要ですね。ぽち→

院内感染認識足りず

埼玉医大緑膿菌

 埼玉医大病院(毛呂山町)で二〇〇四-〇五年、入院患者から抗生物質の効かない多剤耐性緑膿(りょくのう)菌が検出され六人が死亡し、院内感染の可能性が指摘されている問題で、同病院の横手祐二院長が二十七日、川越市内で会見し、「院内感染に対する意識が十分でなかった点もあり、重大に受け止めている」などと述べた。
 会見は、外部調査委員会(委員長・木村哲東京逓信病院長)が二十一日に、調査報告書を同病院に提出したことを受けて開かれた。報告書は死亡した六人のうち四人の死因は緑膿菌と因果関係はないが、二人については「否定できない」としている。また、外部委は緑膿菌が検出された患者百二十五人のうち、約半数について院内感染の可能性があると指摘していた。
 報告書は院内感染を防ぐため、職員、患者の手洗い徹底、マニュアル整備などの提言が盛り込まれ、横手院長は「真摯(しんし)な態度で取り組み、院内感染対策を進めたい」などと述べた。 (土門哲雄)
http://www.chunichi.co.jp/00/stm/20061128/lcl_____stm_____003.shtml
(中日新聞11/28 08:28)

 病院の医療手順が原因で院内感染がおきる。しかも院内感染が増える毎に病院は貧乏になる

バイオトゥディよりhttp://www.biotoday.com/view.cfm?n=16463

2006-11-24 - 患者の疾患状況というよりは、院内感染の主な原因は病院の医療手順にあることを示唆する2つの報告が発表されています。また院内感染が増えると病院は支払い以上の出費が強いられることを示唆する報告も同時に発表されています。
 アメリカ疾病対策予防センター(U.S. Centers for Disease Control and Prevention、CDC)はアメリカでは毎年推定9万人が院内感染で死亡しており、病院は院内感染の予防にもっと力を入れるべきだと説得しました。

アメリカCDCの発表に関連して、院内感染の原因とコストを検討した3つの報告がAmerican Journal of Medical Quality誌に発表されています。

Penn State College of MedicineのChristopher Hollenbeak等はペンシルバニア州の病院での外科創傷感染データを評価しました。この結果、患者固有の要因が院内感染のリスクと有意に相関するが、院内の診療手順を改良すれば外科創傷感染のリスクの大部分が消失すると示唆されました。

ペンシルバニア州は先週、個々の病院の感染データをアメリカで初めて発表しました。このデータを解析したところ、院内感染患者と非院内感染患者では死亡率、入院期間、料金が大幅に異なっており、この差は入院時の疾患特異的な重症度では説明できないと分かりました。

では院内感染が増えることで病院は利益を上げているのか?それとも逆に不利益を被っているのか?

ピッツバーグの2つの集中治療室での過去3年間の中心静脈ライン関連血流感染(central line-associated bloodstream infection、CLAB)例54例の経済的インパクトを調べたところ、CLABを合併した1例あたり病院が得た支払いは64,894ドルでした。一方出費は支払いを上回る91,733ドルでした。つまり病院はCLAB合併1例に対して26,839ドルを損失していると推定されました。

‥> Reference
Studies fault hospital procedures in infections / Reuters

‥> Article
Economics of Central Line-Associated Bloodstream Infections. American Journal of Medical Quality 2006 21: 7S-16S.
Adverse Outcomes From Hospital-Acquired Infection in Pennsylvania Cannot Be Attributed to Increased Risk on Admission. American Journal of Medical Quality 2006 21: 17S-28S.
Factors associated with risk of surgical wound infections. Am J Med Qual. 2006 Nov-Dec;21(6 Suppl):29S-34S.
---------------- 

 スイスの院内感染、25%も減少

病院内で働く人が汚い手のままでいると、院内感染を引き起こす。これはスイスでも深刻な問題になっていたが、今年の初めに始まった「手を清潔にしよう」全国キャンペーンによって院内感染は4分の1も激減した。
このキャンペーンで、全国100以上の病院やクリニックのスタッフが今までよりよく手を洗うようになった。この結果節約された経費は6000万フラン ( 約57億円 )。
 キャンペーンを主催したフーゴ・サックス氏は「皆で協力してターゲットを絞れば、こんなに成果が出るということが分かりました」と話す。

石鹸と水だけでなく

 サックス氏はジュネーブ大学病院の感染予防・管理局に所属する医師だ。「今では誰もが、定期的に手を洗うのが自然なことになっています。キーワードは『継続性』です」

 このキャンペーンは、病院内の衛生向上を目指した団体、スイス・ノソ ( Swiss-Noso )と連邦保険局 ( BAG/OFSP ) が、2006年1月に開始したものだ。きっかけは、「患者に接した後には必ず手を洗う」という規則があまり守られていないというショッキングなデータが明らかになったことだ。

 キャンペーンは職員の意識向上を目指すと共に、水と石鹸ではなくアルコールをベースにした洗浄液で手を洗うよう奨励した。これはジュネーブ大学病院によって開発され、今では世界保健機関 ( WHO ) でも採用されている。

 キャンペーンが始まるまでは、院内感染の患者はスイス国内に約7万人もいると推定されていた。これは政府にとって2億4000万フラン( 約227億円 ) の追加コストとなる。

院内感染で年に1000人以上が死亡

 連邦保険局によると、毎年、院内感染で1000人から2000人の患者が死亡している。免疫力が弱い人や、集中治療室の患者が、深刻な事態に陥る場合が多い。例えば、糖尿病や癌、慢性の肺の病気に苦しんでいる高齢者などだ。

 「病院のスタッフの手を、いつも衛生的に保つということは、院内感染を防ぐ最初のステップになります」とサックス氏は言う。

 「全ての医療従事者が患者に接する、全てのコンタクトを対象にしています。静脈カテーテルや外科手術的なものについては、さらにもっと適した方法が取られるべきでしょう。それによる院内感染の減少はさらに30%と推測されています」

 このキャンペーンで最も改善の変化が見えたのは看護士たちだ。医師たちはほんの少し遅れを取っている。

 サックス氏は、「これは世界的な現象ですね」と渋い顔だ。「医師たちは、予防策が平凡な積み重ねの場合、どうも過小判断する傾向があります」

 しかし、サックス氏によると、スイスの医師は他の諸国よりもまだましな方なのだそうだ。

swissinfo、アダム・ボーモン 遊佐弘美 ( ゆさ ひろみ ) 意訳

http://www.swissinfo.org/jpn/front/detail.html?siteSect=105&sid=7276544&cKey=1164093014000

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