県内の小児・産科 勤務医不足解消へ病院集約化検討
(静岡)県内で病院勤務医が不足している問題で、県は特に深刻な小児科と産科について、地域の特定の病院に医師を集中させる集約化・重点化に向けた検討を始めた。小児科は2次医療圏(8圏域)ごとに、産科は東、中、西部ごとに集約化の必要性や実施の適否を判断した上で来年3月までに集約化が必要な圏域を設定する。
病院機能の集約化・重点化は、厚生労働省が医師不足解消策の1つとして打ち出した。各都道府県に必要性を検討するよう求めている。
県は県内各地で医療事情が異なるため、小児科については各保健所が中心となって医療圏ごとの実態把握を行い、集約化が可能か否かを判断する。年明けに県医療対策協議会に諮り、必要と判断した圏域については来年度、強化病院を選定し、集約化計画を策定する。集約化は必要ないと判断した圏域は代替手段を提示する。
産科は県周産期医療協議会で検討する。県は「産科は現状で既に絞られた状態にある」として、現状の「県周産期医療システム」の維持を主眼に検討するという。同システムは各地の病院を機能別に1次から3次まで分け、病院間連携を基盤とした診療体制。病院機能や人材の集約化は、利点としてリスクの高い症例への対応や医師の過重労働の緩和、医師教育の向上などが見込まれる。一方で、病院経営への影響や住民理解が得られるかなど難題も多く、地域によってはさらなる医師の引き揚げも懸念されている
静岡新聞2006/11/21
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いずれにせよ、この動きは加速しそうです。すると、地域住民からは「地元でお産を!」という署名活動が展開されるのですが、現状の人手不足の解消のためにも、周産期医療をこれ以上衰退させないためにも、集約化と重点化は避けられないと思います。さて…きちんと行政が「地域住民に説得」してくれればいいのですが。
どうしても必要ならば「尾鷲」のように大学とは別ルートで医師を確保しなければならないこと、決して安泰ではないことも含めてですが。そしてそういう視点からみれば、下記のニュースも「県による集約化・重点化推進」と読み替えることもできますか?それにしても、相変わらず「魔女狩り報道日本一」の新聞って、どうしてこういう態度なんだろう?
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問われる「日本一」:堀病院・無資格助産事件 発覚後も小田原の病院で /神奈川
◇無資格助産、事件前4診療所でも--県調査
横浜市瀬谷区の産婦人科病院「堀病院」の無資格助産事件に関連し、小田原市鴨宮の「N病院」(N院長)が堀病院事件の発覚後も看護師に無資格で助産行為をさせていたことが20日、県の調査結果で分かった。また、診療所に対する緊急調査の結果、県内の4診療所でも事件前に同様の行為があった。
県は、分娩(ぶんべん)を取り扱う病院に対して医療法に基づく定例の立ち入り調査をしていて、20日に中間結果を発表した。N病院は、堀病院が8月24日に保健師助産師看護師法違反容疑で家宅捜索を受けた後も、無資格の看護師が産道に指を入れてお産の進行状況を診る内診を行っていた。
N院長(53)は県の調査に「夜間勤務などで助産師が不在のときに看護師が週1回の割合で内診を行った。現時点ではやっていない」と回答した。県が調査をした9月22日から3カ月前までさかのぼって看護記録を確認すると、9月12日に看護師による助産行為が1件あった。
県は10月30日にN病院へ2度目の調査を実施。現在は医師または助産師が内診を実施しているという。永井院長は「お産が重なったので緊急避難的に行った。堀病院の事件は知っていたが、安全なお産のためにやむを得なかった」と釈明した。
また県内診療所で、無資格者による助産行為を行っていたのは▽K産婦人科クリニック(平塚市徳延)▽M産婦人科(同市松風町)▽T産婦人科・小児科(寒川町)▽K医院(同)。各診療所の院長や助産師からの聞き取り調査や診療録、助産録などを確認して分かった。いずれも堀病院事件の発覚以降は無資格者による助産行為をしていないという。
K産婦人科クリニックは、91年の開業時から無資格者が内診行為をしていた。K院長(55)は「事件前は違法という認識が強くなかった。事件後、看護師を集めて『今後は一切やらない』と伝えた」と説明した。M産婦人科は80年の開業から行っていて、調査直前3カ月は月に1~2件程度だった。
一方、T産婦人科・小児科のT院長(58)は「事件前に分娩をやめている。施設名を公表すると聞いておらず、調査にまじめに答えた人が不利になる」と反論した。K医院のK院長(47)は「父親が院長だった約10年前までは、緊急時にあった」と話した。
県は9~10月に分娩を実施している21診療所に緊急の立ち入り調査を実施した。独自で保健所を設置している横浜、川崎、横須賀、相模原、藤沢の5市の診療所は対象外。来年度からは、病院と同様に診療所に対する定例調査が必要か検討する。【鈴木一生】
毎日新聞 2006年11月21日
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/kanagawa/news/20061121ddlk14040683000c.html
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個人的には個々の病院の体制不備は確かに悪かったかもしれませんが、お産をいずれも携わってきた真面目な施設だと思いますし、彼らの個人名を報道に出す前に「M日新聞にはそんな資格があるのだろうか?」と思いました。
例の奈良の事件の時に大々的に「6時間放置、たらい回し」という誤報を載せて訂正も出さず「1時間20分放置」とあとで変更した、マスコミです。
そういう意味ではこの報道には一連の「魔女狩り」の延長線上であり、その考えから抜け出られない報道姿勢が…ちっとも「改まってない」ということになりますね☆ぽち→
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