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 New England JournalにPCIについての論文が出ていました。自分が研修した病院はカテーテル治療にも熱心でした…最近は日本で成績がすばらしい施設が成績を競っているChronic Total Occulusion(慢性完全閉塞(CTO)に対する治療については、以前から賛否両論がありました。はたして13Pageもの論文・・・CTO賛成論者の先生がたはどうお考えになるでしょうか?サマリーだけとりあえず載せてみます。 出典はいつものようにBiotoday.comです。
http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16316

心筋梗塞後に経皮冠動脈インターベンションを実施しても転帰は改善しない

2006-11-16 心筋梗塞後3-28日に心筋梗塞に関連した動脈に完全閉塞が確認された高リスク(駆出分画が50%未満または近位閉塞)患者を対象にした試験の結果、最適な薬物療法と共に経皮冠動脈インターベンション(PCI)で閉塞動脈を再開通させても最適な薬物療法以上の転帰改善効果は得られず、むしろ非致死性心筋梗塞の再発リスクを上昇させる恐れがあると分かりました。

この試験では、安定した状態の患者2166人をPCI+薬物療法群と薬物療法単独治療群に割り振り、それぞれの治療の転帰を4年間追跡調査しました。

この結果、4年間の累積プライマリーイベント(死亡、心筋梗塞再発、NYHAクラス4の心不全)の発現率は両群で差は認められませんでした。一方、非致死性心筋梗塞の発現はPCI実施群の方が高い傾向が認められました。


‥> Article
Coronary Intervention for Persistent Occlusion after Myocardial Infarction. Published at www.nejm.org November 14, 2006 (10.1056/NEJMoa066139

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 もう一報は病院内のシステムについてですが、日本の場合はこのガイドラインの達成率はいいと思うのです。ちなみに自分のかつて働いていた病院では、循環器科の医師が交代で当直を毎日誰かが入っていたり、カテ室までの動線を改善して再灌流までの時間を最短にすべく熱心に取り組んでいます。全ての施設で理想的な形で体制をとるのは難しくても…これまでは何とかやってきたと思いますが、自分の出身大学でも内科医が不足しがちで、地域住民はこれからはこういう医療サポートを受けられるでしょうか・・・どうでしょうか?ぽち→

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http://www.biotoday.com/view.cfm?n=16345

病院内の手順をちょっと変えるだけで心臓発作のバルーン処置までの時間が短縮できる

2006-11-17 ST上昇心筋梗塞患者に対して再潅流療法を迅速に実施すれば生存のチャンスが増します。ガイドラインは、病院到着から冠動脈内バルーン拡張(ドアからバルーン)までの間隔を90分以内とするように推奨しています。殆どの病院はこの基準を達成できていません。

アメリカ全土365病院を対象にして、ドアからバルーン時間を短縮するための28の戦略の有効性を評価した成果が2006年11月13日のNEJM誌に発表されています。

調査の結果、以下の6つの戦略がドアからバルーン時間の有意な短縮と関連していました。

・救急科医がカテーテル室を始動(activate)させられる(ドアからバルーン時間の短縮時間:8.2分)〔始動(activation):インターベンショナル心臓内科医やその他のスタッフへの通知とカテーテル室の準備を意味する〕

・中央オペレーターに1回電話するだけでカテーテル室を始動させられる(13.8分短縮)

・患者が病院に搬送されている間に救急科がカテーテル室を始動させる(15.4分短縮)

・呼び出されてからカテーテルの専門家等が20分以内にカテーテル室に到着する(現在の標準は30分)(19.3分短縮)

・参加する心臓内科医が病院に常駐している(14.6分短縮)

・救急科やカテーテル室のスタッフがリアルタイムなデータフィードバックを使える(8.6分短縮)

残念ながら、これらの戦略は有効であるにも関わらず、サーベイの結果これらの戦略はほんの少数の病院でしか実行されていませんでした。

‥> Reference
Simple steps can speed heart attack care: study / Reuters

‥> Article
Strategies for Reducing the Door-to-Balloon Time in Acute Myocardial Infarction. Published at www.nejm.org November 13, 2006 (10.1056/NEJMsa063117

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