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 知人の方から「産科医不足で騒いでも仕方ない、産科医が足りなきゃ、中国から輸入すればいいじゃん」という過激な?ご意見があり、参考になるかは知りませんが、興味があって当方、寝不足気味の頭ですが、ちょっとリサーチby google

 きっと自由診療大国のアメリカは高いだろうなぁ…って思ったんですが、まずは

[日本のお産の費用]

 自然分娩:だいたい40万円以下

http://www.pixy.cx/~kamosika/1/tvote.cgi?event=vote1より

 帝王切開:日本での帝王切開にかかる費用を60万円とした場合、自己負担は3割の18万円で、保険からは7割分の42万円が支払われます。(これが基本でかえって帝王切開の方が安い)
http://www.mcfh.net/insuranceusa.htm


 普通のプライベートクリニックでも…こんな記載。

 基本は5~7日間入院で41万円~48万円くらいです。入院日数、生まれた時間帯、行う処置内容、投薬内容などによって金額が異なります。
帝王切開の場合は、予定帝王切開では47万円くらい、緊急帝王切開では55万円前後です。同様に入院日数、生まれる時間帯、行う処置、投薬内容などによって金額が異なります。


http://www.kameda-c.com/qa/index.html

 助産院での場合:平均的には、産んだ当日を入れて、3泊4日で約35万円

http://www.premama.jp/kokoroe/b_number/18/index.html

[アメリカのお産の費用]

  で、アメリカまで出産しに行った時は下記のような記載でした。

 アメリカで帝王切開したとき、200万円かかっても、300万円かかっても、国民健康保険からおりる金額は、上記の例ですと42万円だけです。出産一時金ももらえるので、合わせると72万円をカバーすることができます。

http://www.mcfh.net/insuranceusa.htm

 200-300万ってすごいけど…確認のために他のところを見ると…

1、産婦人科医
帝王切開*妊娠中の検診、入院中の回診、分娩後の検診を含む $3100.00
4、入院費用
・正常分娩で2泊の場合(母児) $6500から$8000.00

・帝王切開で2泊の場合(母児) $10500から$12000.00

小児科費用  
*入院、及び注射は医師との相談により発生する費用です ・出産当日の回診、2週間後の検診、帰国直前の検診 $1000.00


 合計したってこの時点で
正常分娩:10600ドル
帝王切開:14600ドル。1ドル120円換算だと…


http://ivc-hawaii.net/hospi.html#aaaa

えーと間違いなく産科医と入院費用だけで127-175万円は行く。ちなみに、このほか検査費、麻酔科への支払いは入ってませんので、前述の200-300万というのはおそらく本当でしょう(もちろん保険が良ければ自己負担は少なくなりますが…)。

 自由診療でこんだけ稼げるのに、安くて労働条件が劣悪な日本に来るのかしらん?

 きっと、日本語よりも英語圏の方が稼げるぜーってことになりませんかね?もっとも、それでも日本が大好きという方はおいでになりますし、中国から近い地の利を考えれば、来るかも知れません。でも、医師のフィーはアメリカだと年に分娩を100を越えると保険料が上がるので、それ以上は受けなくていい…つまり収入の上限が100例としましょうか。(米国の帝王切開の比率は20~25%という数字です)
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ichiro/SANKASINRYOU.HTM

1、産婦人科医
帝王切開*妊娠中の検診、入院中の回診、分娩後の検診を含む $3100.00

 を100例とすれば、31万ドル


 という計算になります。3720万円です。収入としてがんばるとかなり高くなりますね。おそらくアメリカでは年間100例以上の分娩を受けないでもちゃんと稼げるですね。もちろん、高額の医療訴訟の保険料などの経費はここから出ますが、存続可能だなぁって思いましたよ>アメリカの産科医


http://www.inhcc.org/jp/research/info/20030522-ishizuka.html
 一応、上の数字を裏付けるように古い資料ですが…医師のアメリカの平均的な数字が載ってます。

4. 医師の専門職料金(手術料その他は除く)と年収。2001年度 単位:USドル
 専門料金獲得高(ドル) / 医師収入($)

心臓外科医(移植) 731,904 / 362,209
心臓外科医 522,165 /320,11
家庭医(産科含む) 309,419 / 150,290
家庭医 287,239 / 146,601
消化器系医 620,610 / 312,074
一般外科医 497,633 / 257,509
内科医 288,494 / 149,020 0.0
産婦人科医 501,634 / 231,000

 産科医の平均年収は23.1万ドル、つまり邦貨にすると年収2772万円。高額で有名な保険料はここから支払うのかもしれませんが、なかなかグレートですね。これだけの収入を得る医師は日本はおりません(美容形成外科を除けばね)。

 もちろん、家庭医で産科を受ける人もおられますが、15万ドルつまり1800万。アメリカはなかなかペイがいいですね

 結局、この金額の差を埋めるだけ日本の労働環境が良かったり…訴訟フリーならいいのでしょうがどうなんだろ?


 結局、この辺って、アバウトな数字で語ってしまいますが、教育と育成にお金がかかってしまう医療従事者という職人さんからすればペイが多少悪いよりはいい方がいいわけで、、アメリカの最底辺の医療を支えているのが実はアジア系の医師だったりすると、日本も最底辺の医療(へき地や貧困層の多い地区)はそうなるかもしれません。

 まぁ、子供を産むために車を売ったりはしたくない人は、安い「助産師」に走るでしょうが、1割は何らかの事故がありえるというのが小児科の先生のご意見でした。そういう意味では宝くじと同じですね。

 いかがでしょうか?みなさんは中国人の産科医が日本の安い給料と過酷な労働環境に耐えながら働くと思いますか? もちろん、親日派の人もいるけど、英語圏の方が稼げるとなれば、そっちに行きませんか?(待遇が悪い病院から日本人医師が櫛の歯が抜けるように離脱しているのに、中国人だけがそんなことはない!ってことはないと思う)。

 インターネットで調査しただけなので、ぜひ中国人の医師の方にもアメリカと日本、どっちで働きたいか?(大連にある医科大学には日本語コースがあるとか)意見も聞いてみたいです。

 

 ここまで書いて、あとになって分かったのですが、アメリカ医療の現実については大阪府の医師会が精力的に報告しています。 

「アメリカの医療の現実」:医学会総会特別講演

 http://kantobbs.com/oma/kaihou200601c.html

 アメリカの医療費を調べてみました。例えばアメリカでは、子宮筋腫の手術はほぼ日帰りで行っていますが、病院では設備使用料等で82万円かかります。そのほか組織の検査料5万円、麻酔料8万円、血液検査料3万円がかかります。
出産費用は、産婦人科医7,000ドル、麻酔科医2,000ドル、小児科医2,000ドル、病院3,000ドルで、合わせて約1万4,000ドル(約147万円)です。
盲腸の手術ではニューヨークが一番高く、1日いるだけで243万円です(注13)。
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 この数字をみて「アメリカの方が医療水準が高いから高くて当然だ」っていう方もいますでしょうし、「日本のように医者の犠牲の上に成り立っているのだから安くて済んでいる」という見方もできます。問題は安い医療費ゆえ、安全対策費用まで削っている現場にきちんとしたマネージメントなど…まだまだこれからなのでしょうね。それが、腎臓破棄事件であるし、臓器売買などの不備にもつながってきているような気がします。
 

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大学超えた「たすきがけ臨床研修」東大と慶応大、新研修プログラムを実施

 本塾大学病院(以下慶應病院)は来年度より、医師国家試験の合格者(研修医)が受ける初期臨床研修において、東京大学医学部付属病院(以下東大病院)と連携することを決定した。二年間の研修期間中に、各大学で一年ずつ交代に研修を受けるコースを新設。各大学から定員五名ずつ計十名を募集する。
 そこで、新しい臨床研修プログラムの導入に関して、慶應病院卒後臨床研修センター長の鈴木則宏教授にインタビューを行い、この研修プログラムがどのような点で画期的であるかについて話を伺った。
 本研修プログラムは、より優秀な医師がより豊かな環境で研修・医療研究に取り組める機会を提供することを目的として設置された。このようなプログラムは、従来の閉塞的な医局制度下では実現できなかった。大学の枠を超えたいわゆる「襷(たすき)がけ臨床研修」という新しい取り組みである。
 新研修プログラムには大きく分けて二つのメリットが存在する。    
 鈴木教授によると、まず、第一に、「研修医が特徴の異なる二つの研修プログラムを経験できる」ことだという。 
 例えば、慶應病院の二年目の研修プログラムでは、必修科である小児科と産科で研修を積む期間がそれぞれ三ヶ月・二ヶ月と他大よりも長い。このことから、慶應病院では人員不足が深刻な問題となっているこれらの科に重きを置いていることがわかる。
 「もし、これらの科での研修に力を入れたい、と東大病院側の研修医が考えていたとしたら、彼らは慶應病院での研修で自分の所属する大学病院ではできない、貴重な体験をすることになる」。
 もう一つの利点は、「新研修参加者は従来の研修医では得ることができなかった新たな人脈を広げることができる」ことだ。東大病院と慶應病院で研修を積んだことをきっかけとした人間関係が、新プロジェクトや共同研究の原動力となることも考えられる。
 「新研修プログラムの導入により、従来の医師よりも広い視野を持ち、臨床・研究の両分野において将来画期的な研究成果やプロジェクトを生み出していく、新時代のリーダーが育成されることを期待する」。
 新研修プログラムが実施されるのは来年度以降の話。この研修を受けた研修医が両大学病院にどのような影響を与えるかは未知数である。さらに、この研修を経験した研修医が実際に臨床・研究の現場でその実力を発揮するようになるまでには、長い期間を要する。
 しかし、長期的な視点から考えてみると、この新研修プログラムの導入は必ずや日本の医学界に多大な影響を及ぼすことだろう。研修センターの今後の取り組みに期待したい。(植田啓生)

http://www.jukushin.com/article.cgi?k-20061008

 

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 なかなか面白い企画ですが、都市部にある大学同士(もちろん研修病院は各地にありますが)で研修をたすきがけにするよりも、北海道とか東北地域の大学病院との提携の方が地域医療の現場の方には人気があるような気がします(これにへき地医療を組み合わせるのは難しいですが)。
 自分も一時ですが国家公務員系の病院で勤務していて、当時お世話になった院長先生に「病院同士での提携」を進言していましたが、今はこういう試みも行われているようです。大学の医局や学会ごとの壁が厚いように、これからこういう壁崩すようなシステムも、必要な時代かもしれません。

後期臨床研修連携システム(国内留学制度)

http://www.yokohamasakae.jp/ysk001/siniareji/sinia_byosyuuyoukou.html

http://www.toranomon.gr.jp/site/view/contview.jsp?cateid=29&id=234&page=1

http://www.kohnan.gr.jp/content/rinkensyuui/kouki.html#kokunai

シミュレーション・ラボセンターhttp://www.toranomon.gr.jp/site/view/contview.jsp?cateid=39&id=391&page=1

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