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「今後一年間で五、六人の医師が辞めると思う。すごいことが近い将来起きる」。十日の県議会予算決算特別委員会で、県立志摩病院(志摩市)の田川新生院長が県南部の地域医療について強い危機感を示した。「(地域医療が)崩壊しないと考えないのか」と、有効な対策を打ち出せない行政の体質を批判した。
前日にこの問題で、尾鷲総合病院(尾鷲市)と紀南病院(御浜町)の両院長らと話し合ったことを明かした。「いったん(三病院が)つぶれてパニックにならないと本気で考えてくれないのか」と、孤立を深める県南部の医療機関のトップ共通の胸中を明かし、早急に対策を打つよう求めた。
三重大付属病院が十一月にも県立志摩病院から産婦人科の医師を引き揚げる問題にも触れた。自宅で胎児を産んだ妊婦を病院で処置した結果、母子ともに助かったケースが九月末にあったばかりだとし、引き揚げが実施されれば「今後はできなくなる」と訴えた。
委員会終了後、田川院長は、現在の医療行政について「国、県、地域がバラバラで動いている。一体になって考えてほしい」と話した。産婦人科の医師が引き揚げられた場合の収益見通しについては「収入は5、6%減る。赤字転落の恐れが非常に強い」と述べた。
病院事業庁によると、十月一日現在の県立四病院の医師は、定数百二十九人に対し、二十七人が不足。このうち志摩病院は定数三十六人に対し、八人が不足している。
同庁は田川院長の発言について「危機感は同感だ。院長の言葉は重いものであり、真摯(しんし)に受け止める」としている。
(加藤益丈)
◇県立4病院、7200万円の赤字決算
県病院事業庁は十日、二〇〇五年度の県立四病院の合計の経常損益が七千二百万円の赤字だったことを明らかにした。
赤字決算は二年連続だが、赤字額は前年度より三億九千六百万円縮小した。同日の県議会予算決算特別委員会で示した。
経常損益を病院別に見ると、こころの診療センター(津市)は二千六百万円、志摩病院(志摩市)は二千五百万円の黒字だった一方で、総合医療センター(四日市市)は三千三百万円、一志病院(津市)は九千万円の赤字だった。
総合医療センターは前年度の三億五千九百万円から大幅減。麻酔医を二人確保して四人としたことで、手術件数、手術一件当たりの収益とも増えたため。
反対に、一志病院は前年度の四千九百万円からほぼ倍増。前年度末は二人いた外科医が年度途中でゼロになり、手術件数が前年度の三分の一近くに落ち込んだ影響が大きいという。
また、病院利用者の未払い料金(未収金)は一億七千二百万円で、前年度より17・7%増加。判決確定後も支払いに応じない滞納者への強制執行を全国に先駆けて実施したが、差し押さえできたのは十件中一件だった。
(加藤益丈):以下略-中日新聞三重版2006/10/11より-
http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20061011/lcl_____mie_____002.shtml
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県南部の医師不足が深刻化する中、県立志摩病院(志摩市阿児町)の田川新生院長が、10日開かれた県議会予算決算特別委員会で「今年度内に少なくとも4人の医師が退職の意向を示している」と述べ、地域医療の窮状を訴えた。
志摩病院では現在、28人の医師のほか、山田赤十字病院(伊勢市)から常勤で派遣されている医師2人が産婦人科の外来診療を行っており、計30人が勤務している。田川院長は「医師不足で全く休みが取れない。若い医師は、年に1~2カ月間は(最新医学の)勉強をする時間が欲しいと訴えているが、それもできない」などと現状を報告し、30人のうち4人が退職の意向を示していることを明らかにした。その上で「地域医療が崩壊し、パニックにならないと、この状況は改善されないのではないか」と、今後の医療体制について危機感を示し、行政が早急に医師確保対策を講じるよう求めた。
県病院事業庁によると、同庁が経営する県立4病院の医師数の現状(10月1日現在)は、▽総合医療センター(四日市市)が定数70に対し58人▽こころの医療センター(津市)が同15に対し13人▽一志病院(津市)が同8に対し3人▽志摩病院が同36に対し28人-といずれも定数に満たない。人口10万人当たりの医師総数(04年度調査)でも県内は、全国都道府県でワースト12位の176・8人で、全国平均の201・0人を下回っている。【田中功一】
〔三重版〕
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/mie/news/20061011ddlk24100108000c.html
まぁ、どこも危機感がなく、まんべんなく全県に病院を展開しているけど、経営難がそのうち地域を直撃して気づいた時には手遅れでしょうか。時間的にはここ2~3年でしょうか?もう「大学医局の都合で医師の撤退は非道い」なんて言ってられないだろってのが僕は考えます。
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5520万円の高額報酬をめぐって産婦人科医との契約延長交渉が決裂した三重県尾鷲市の尾鷲総合病院で、後任に津市の男性の元開業医(50)が決まり、今月中にも着任することが10日、分かった。
市関係者によると、後任の医師は三重大出身で、8月末で津市内の医院を閉院したという。市が同病院の顧問として独自に契約した前任者とは異なり、勤務医として採用。給与は同病院の水準に沿った額で、3000万円以下になるという。
市は別の県外の男性勤務医とも交渉を進め、既に具体的な条件面の話し合いに入っている。年明けには2人態勢に拡充できそうという。
市側は現在の産婦人科医に対し、現状維持の報酬を提示したものの休日補償などで条件が折り合わず、9月以降の契約延長ができなかった。
しかし、医師不在の状態を回避するため、この医師が10月末まで期限を延ばして業務を続けている。
伊藤允久市長は9月の市議会生活文教常任委員会で「後任が見つからなかった場合は産婦人科を休診せざるを得ない」と発言していたが、医師確保のめどが付き、休診の危機は回避されそうだ。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061011/mng_____sya_____002.shtml
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当分の間は…また病院の中に住みこみでしょうか?早く二人目も確保して、ちゃんと労働基準法を守ってくださいね…としか言えません。まぁ、次の先生を大切にしてください>市長&市議会のかたがた。というか、結局、産科医の確保のために自治体の負担が増えてるという話もありますね。
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