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豊橋市民病院医療事故訴訟 病院側に5142万円支払い命令

 豊橋市民病院(小林淳剛院長)で02年6月、肺炎で入院した同市内の会社員、当時52歳の男性が呼吸困難に陥り、内科医(33)が気管挿管を行ったが、心停止状態となり、その後蘇生(そせい)したものの後遺障害等1級(植物人間状態)となったことから、病院に対し慰謝料など8443万円を求めていた裁判で、名古屋地裁豊橋支部は27日、原告の言い分をほぼ認める判決を下し、5142万円を支払うよう命じた。

 病院側の説明によると、男性患者は92年から気管支ぜんそく、慢性呼吸不全で通院していたが、02年6月に肺炎を起こして入院。その日の夜、呼吸困難に陥り呼吸器を装着、さらに悪化したため気管挿管を行ったが、その際、男性医師が患者の首が猪首であり、のどに腫(は)れがあったことなどから手間取った。

 原告側はぜんそくなどそれまでの病状から、挿管に手間取れば低酸素性脳症が起きる可能性は予測できたとし、医療過誤を主張。04年7月に提訴した。

 病院側は、気管挿管は緊急時の対応であり、事前予測は困難だと主張、担当医に問題はないとしていた。

 今回の判決は原告の主張をほぼ認める形になった。早川勝市長は「判決文を精査して今後の対応を検討したい」とのコメントを発表。記者会見した天野裕司事務局長は「2週間以内に控訴か受け入れかを決める」と話している。

(2006-09-28)
http://www.tonichi.net/articledetail.php?artid=13267

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 うーん。ちょっと切ないですね。家族としては、訴訟して勝ったのはうれしいのかもしれませんが、実際に猪首で気管内挿管が困難な場合は、ファイバーを使ったりすることは大学病院でなくてもありうることで、急の場合、確実に入れられるかは、医師の腕前や経験だけでなく、本当にタイミングとかあります。しかも夜間で…内科医は自分と同年代です。
 本当に病院が故意に夜まで必要な挿管をやらなかったのではなく、生命が危険に陥った時に、患者さんのために夜間それなりに経験のある医師ががんばって、挿管困難であったために結果が悪くなり、その「結果だけで病院を訴えて勝ちました」ってありがちなパターン。いつになったら、医療関係者が納得の行く平等な判決をもたらしてくれるでしょうか?
 急性期病院で、挿管を毎週のようにやってた自分でも、あわてて一度や二度は食道挿管もしたことはあります。が、幸いにもこうは成らなかったのは運が良かったのかなぁ。
 結果論でいつも判決を下す裁判官さんへ言いたいのは、こういう論理で行くと、「挿管が緊急で必要な場合も、医師は挿管に失敗は許されない」ってことですか?こう解釈するしかないよなぁ…それとも昼間に呼吸状態が悪い患者さんは医師の帰宅前には必ずすべて挿管かな?だって、呼吸器をつける寸前の危険を前にして夜間の挿管が困難で低酸素脳症なんて誰だって「アリエル」って予測可能ってことだし。
 医療に100%を求めすぎると、結果としてハードルが厳しくなりすぎます。我々に機械のような精密さを求める前に、あなた達が裁いている審判はそこまで正確に現場を調査して、ミスなく100%正しい裁判を下していると自信がありますか?
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