SkyTeam / 2006.09.19 07:15 / 推薦数 : 5
これだけグローバルに急激な変化が周囲で生じているのに、従来の医療を提供しているだけでは、盤石な経営とは行かないようです。病院の経営不振が毎週のように聞こえてくるなんて数年前までは信じられないのですが、今やそれは日常のものとなり、経営破綻は時間の問題と思われる病院もあったりします。
携帯ビジネスなどのように、5年ほど前の飛ぶ鳥落とす勢いだった日系メーカーの携帯端末の商売は、日本という国の中でしか展開できないために成長ができなくなり、大手メーカー同士が合弁を行って生き延びているのが現状です。 携帯電話だけではなく、こういう激変の時代に決断はスピードが命だと思います。今ある病院の不良債権問題、医師の立ち去りによる経営悪化は、現場を見ていながら何もしない経営陣や自治体の怠慢があると思いますし、病院も銀行と同じで不良債権を大量にかかえてしまえば、倒産したりするのは夕張の件を見ていれば明らかです。
病院経営に限ったことではないのですが、自分の経験でも、経営陣に「こうすればいいですね…」と言ったのに「反応が全くない」あるいは「無視」だったりすると、彼らは忙しいのだろうと思うけど、経営立て直しを本気やる気が感じられず、また自分にそういう助言を求めてなかったのだろうなぁって思ったりして、自分はその場を離れるしかないなと…思って転職もしました。若手の意見を聞いておきながら、無視し続けた院長は居座り、僕と同年代の若手医師は、僕がそこを立ち去るのと前後して立ち去ってしまいました。 残念なことに公立病院はトップマネージメントがなっていない病院が多く、そのために経営破綻までいかなくても、やる気のある医師が現場から立ち去ってしまっているのではないかと思います。
自分の乏しい経験から言えるのは、自分が医長として勤務している時に、毎月のように「研修医が集まらないような病院は生き残りは厳しい」と院長に言い続け、重い腰をあげて、全国の医学部に研修医募集のパンフレットを送りつけたおかげか、今は研修医も多数いますが、それまでは年に1~2人とか‥また救急患者さんの受け入れ強化して救急体制を整えたところ、心臓カテーテル検査の数は二倍に増え…今、その病院は単年度黒字で息をついています。
病院の場合、患者さんが求めるサービス(コンビニ診療)は一番大切じゃないけど、病院の経営は昔と同じで、年度ごとに代わってしまう、腰掛け事務屋的な視点ではおそらくお先真っ暗でしょうね。最近、新聞では病院買収ファンドの設立の記事とかを時々みかけます。外資系だけではないです、今後病院の経営悪化のニュースとともに、どこからともなく病院の再建にお手伝いと称して色んな方がみえると思いますが、その中にハゲタカさんもきっと見えるようになると思います。
残念なことに、彼らは医療をビジネス(金儲け)とすることしか考えていません、患者さんや病院には思い入れがないので、彼らが儲かる部門だけめがけて乱入してきたら…果たして日本の医療体制はどうなることでしょうか?良くなる?本当に住民にとっては未来の医療体制はどうなんでしょうか?医師は今、抵抗勢力呼ばわりされて‥力もなく、患者さんやマスコミには「不信」の目で見られています。どうしたもんでしょうか?あんまりこういう事ばかり考えてると、心の健康には悪いですね‥(^^;)
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