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求められる専門医の技量

SkyTeam / 2006.09.18 06:00 / 推薦数 : 5

心臓手術、病院によっては死亡率2倍のデータ判明

 心臓の冠動脈バイパス手術について、実施件数が年間15件以下の医療機関の死亡率は、年間49件以上の施設と比べ約2倍も高いなど、心臓外科手術では件数の少ない施設ほど治療成績が悪い傾向があるとの報告を日本胸部外科学会がまとめた。
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 国内の学会が大規模なデータを基に、心臓外科手術の件数による成績格差を明らかにしたのは初めてで、国が今年度設置した手術件数と治療成績の関係を検討する専門分科会の議論にも影響を与えそうだ。
 この調査は、全国572施設で2001~2004年の4年間に行われた約21万件の手術データを基に、施設ごとの年間手術件数と、手術後30日以内の死亡率の関係を同学会の専門家が分析した。それによると、詰まった心臓の血管に迂回(うかい)路として別の血管をつなぐ冠動脈バイパス手術件数が上位4分の1にあたる49件以上の施設の死亡率は1・6%だったのに対し、下位4分の1にあたる15件以下の施設では、3・8%と倍以上の差があった。
 つまり件数の少ない施設では手術100件当たり、2人多く死亡していた。
 手術件数と治療成績の相関を示す海外の報告などを基に、国は2002年度、110項目の手術について手術件数によって保険の診療報酬に差をつける施設基準を導入。しかし、外科系医師の団体から「手術件数と成績の相関を示す日本における十分なデータはない」との反対意見が出され、今年4月に施設基準はいったん廃止され、改めてデータを収集し評価するため、専門分科会が設置された。
 国の専門分科会は来月にも調査を開始、来春には中間報告をまとめる予定だ。
 専門分科会委員の一人、南和友・日大板橋病院心臓血管外科教授は「手術件数と成績の関係を否定するのは、未熟な医者と専門医の腕が同じと言っているのと同じだ」と話している。
2006年9月14日14時44分  読売新聞)http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060914i204.htm

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 今後は心臓外科、脳神経外科など、患者さんの生命にかかわる科であればあるほど…腕前を評価されるようになりますね。もちろん、患者さんが望むのは最高の結果です。問題は「日本の患者さんは、エコノミークラスの料金でファーストクラスのサービスを求めている」という…矛盾の上に成り立つシステムがこのまま維持できるわけではなく、良い成績である所に患者さんが集中する…患者さんの選別もありえるし、技術の差で診療報酬の上乗せ(医師会は反対していますが)の導入も考えられます。また患者さんの集中で、一部の病院にはどっと患者さんが集まるが、そうでないところは今よりも症例を選びつつ成績を上げていかねばならなくなるでしょうね。

 結果として、いずれ外科系を中心に専門医の人数制限は必然かな?と思いました。そのために「手術実績のある研修施設」を若手医師が転戦するようになり、今よりも動くようになるでしょうか?(従来の医局人事とまた違った形の人事システムがはじまるでしょうか?)

 かくいう自分も一応、学位と同様に専門医なんぞ持っていますが…活用しているとはいいがたいです。更新するだけの点数を持ってはいますが、やっぱり患者さんをみてナンボというのは実感でもあります。

 

 アカデミックの大学教育と腕前の評価システムを作っている人が同じの間はまだいいのかな?

 

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