この状態を放置しているのは誰のせいですか?マスコミが「助産師問題」で騒いでいる一方、地方の産科診療はもう限界点を超えてしまっています、そして医師の労働状況を鑑みるに、ここまで医師を働かせておいて、万が一のことでもあったら?どうなるかと思いました。今後、この病院が支えていた周産期医療を維持するにはどうしたらいいのか?きちんと考えて欲しいものですね。
そして最近思うのは、地方のマスコミの方がまだよく書いている(時々トンデモな記事が載りますけど)…中央の大手の新聞各社は「カンジャ様」が喜ぶ記事を書いて、あたかも医師の怠慢であるとか、医療従事者が傲慢であることを強調しがちですが、問題はそこにはないのです。限界いっぱいいっぱいまで働いている現場の職員ではなく、攻撃するべきは「行政」だと思うのですが…そういう声は聞かれませんね。
無資格助産 現実的な解決策が要る(中国新聞社説2006/08/26)
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市立三沢病院に出産集中 年間500件2年で倍
(デイリー東北新聞2006/08/27)
青森県内の深刻な産科医不足問題で、上十三地域の公的医療機関で産科が唯一ある三沢市立三沢病院の年間出産件数が、二〇〇六年は四百八十―五百件と二年前に比べ倍増する見通しであることが二十六日、分かった。同地域のほかの産科が相次いで休診し、患者が集中したことが要因。同病院に二人しかいない常勤医の一人・丸山英俊医師は同日、青森市での県自治体医学会で「もはや限界を超えている」と“産科過疎地域”の苦しい現場の状況と医師確保に向けた環境整備の急務を訴えた。
県自治体医学会は、県自治体病院開設者協議会(会長・中野掔司鶴田町長)などが主催した。
上十三地域では、〇五年四月から十和田市立中央病院と公立野辺地病院の産科が休診。公立七戸病院でも〇六年一月から出産ができなくなり、産科があるのは三沢病院のみ。個人で開業している診療所も多くはない。
丸山医師によると、これらの影響で三沢病院の出産件数は、〇四年は二百二十九件だったのが、〇五年は三百八十二件となり、〇六年はさらに増えて四百八十―五百件となる見通しだ。
同病院の産科医は丸山医師を含めて常勤二人。非常勤医師はいない。一カ月の出産件数は三十件以上で、多いときには五十件を超えるという。同地域すべてをカバーするため、医師一人の負担が増している。
丸山医師は行政の医師確保対策について、「集約化を図ると言うが机上のプランだ。集約された病院に行きたいという人は少ないのではないか」と指摘。
大学の対策に関しても「大学の医局も新入局者がいない上に、働き盛りの医師も辞めている。根本的に見直すべきだ」と述べた。
その上で「(産科医確保には)勤務環境の改善が必要。医師の診療と生活、研究の環境を整えることで待遇改善を図り、仕事しやすい魅力ある病院をつくるべきだ」と強調した。
http://www.daily-tohoku.co.jp/news/2006/08/27/new06082701.htm
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