昨日は特定の業者さんを取り上げたりして申し訳ありませんでした。 ただ、さすがマッキンゼー12年、プレゼンが上手いのは当然でして、いろんな「疑念」を抱きながら聞いていたのですが、自宅で聞いた情報だけ抜き出してできあがった文章が、あたかも特定業者さんの宣伝っぽくなってたら申し訳ありません(FireBird先生やDoctor Takechan先生、Dr.I先生みたいに、すてきな文章を書く能力が欲しい今日この頃です)。
さて、お約束した裏話を。実際に、なんで自分が「用賀アーバン」の名前を知っているかというと、コメントにもありましたように医師の募集で知っているからで、その点からすると「長年患者さんを相手にするファミリードクターなのに何で、慢性的な人手不足の私立病院ように募集しているの?」という疑念はあります。
ただ、その場でそういう質問は自分はしませんでした(時間切れもありました)。しかも病院に電子カルテ導入のコストとかを考えると、紙ベースのカルテからの移行作業、サーバのメンテナンス、時間的にも紙よりも明らかに劣る診療効率(紙だったら2~3行ちょっと書くだけで出来るのに、オーダリングなど導入して、1時間当たり診察人数とか密度が落ちるのではないか?)とか思いました。
ただ、そうは言っても新規で開業する場合に武器にもなりうる。当初から紙ベースでやっておられる開業医の先生とサービスの競争があります。それは患者さんへのサービス。そこにお金を多少かけても新規の立ち上がりで苦労しないで済むのなら、立地も含めてコンサルタントに依頼して、事業を開始するのが最近の流れでしょう。自分もほんの数年前に診療所の継承を…と勧められたのですが6000万円という金額と、事業内容が不鮮明で引き継げなかったのを思い出しました(あとで聞くとだいぶふっかけられていたようです…)。
質疑応答の時に、ちょっと気になったのですが、「診療所1つの売り上げはコンビニ一店舗と同じ、中小規模の病院はスーパーと同じです」という発言があり、そういう意味では効率主義で動いている外資系コンサルタントの方だなと思いました。こういう感覚は受け入れがたい先生もおみえでしょう。
また、逆に一人で在宅を一生懸命24時間対応していて、40歳代で突然亡くなられた先生の気の毒なお話もあって、今後は何でも一人でやるのはリスクが高いという点を考えれば、経営に外部の優秀なブレインを用いるのも一つの手かな?って思った次第です。
他方、こういうコンサルタントを使った開業医の先生が落下傘で同じ診療圏内に開院された場合、すでに開業されている先生にとって影響はあるということは自明のことで、そういう意味では競合しても負けないためには、診療所を継承できる場合や、勤務医時代からの患者さんを引っ張ってこれるなら可能かなと思いました。
今後は医療は経営戦略を巡って、大小の規模を問わず競争するしかありません。それは財務省が都市銀行を護船団方式から、生存競争に持ち込んだ時のようになるからで、それを意識せずに何となく「開業=楽」とはまた違ってきたという時代の幕開けかなと思います。
そして、懇談会の席でちょっとだけ聞きました、今のような医療機関の経営難で、中小規模の医療機関が連鎖的に破産したりするのはどう思いますか?って…そしたら大石さんは「もう厚生労働省はそういうのまで面倒みないのはわかっているし…逆にいまそういう病院の閉院のお手伝いをさせてもらっています」とのことで、いわゆる医療をお金を得るビジネスとして利用している面は否定されませんでした。
最後に自分の知り合いの大石さんを間接的に知っておられる方のコメント「私は今まで、コンサルタントが出てきて、うまくいった企業をみたことがありません・・・ 彼女が出てくるのは、医療業界も、 もはや、これまでかな・・と・・・ それにしても、予想通り、医療業界の混乱は、正しく、大石さん のような女傑が登場してくるほど、大きな社会変革が、起こってきて いるんだなぁと・・・ 」だそうです。
裏話じゃなくて、つまらないお話でしたら、本当に申し訳ありません。なんで、開業もする気もないのに、お前さんは出席したのか?と聞かれました。
実は、本来は「アジアパシフィック医療改革フォーラム」だったのです。遠隔医療などでITと医療を結んだ医療の改善を目指すようなセミナーが本来の趣旨だったのですが、何故か講演内容が、開業指南でして…僕もびっくりでした。タイトルは「MEDIVAが変える日本の医療とその可能性」。出席されたのは医学生さん@元IBMシステムエンジニアから、不動産屋さんとかいたような…あと人材トレーナーの会社の社長さん@外人、司法書士の方などさまざまな人が居ました。
タイトルの「勝ち組」は辞めた方が良かったかもしれませんね。でもマーケットリサーチに基づいたやり方はあくまでそういう方向性だと思ったので、タイトル勝手に変えちゃいました。原題通りの方がよかったかなぁ。内容と違う「つり」的なタイトルになって…すみませんでした。
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コメント
コメント一覧
ハード:システム。
ソフト:受講者の趣味に合わせる。
===> ネットと本の知識以上のコンサルにお目にかかったことありません。同感です。コンサルは(ほとんど)実務を知りません。マッキンゼーは、、、、???ですね。大前さんは面白かったですが、彼は元添乗員というキャリヤーがさすがですね。
所詮そういった店舗展開のノリなのでしょう。
アーバングループ医師の退職・看護師そしてヘルパーも。
現状の把握と分析は?
そうですね。おもしろおかしくお話するのは上手ですが中身があるかはやはりその個人にかかってきますもんね。
museせんせい>
コンビニの店舗展開とたぶん同じですよ。また今度遊びにきてくださいとのことでしたから、時間があればまたレポートしたいかもですW。
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