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勤務環境に関するアンケート調査結果(1)

府医ニュース 2006年8月2日 第2423号
 大阪府医師会勤務医部会では、勤務医の過重労働問題、女性医師の増加に伴う諸問題等の解決策を探るべく、平成14年度に「勤務環境検討委員会」を設置し検討を重ねてきた。17年7月には、府医未入会の勤務医師を対象に「勤務環境に関するアンケート調査」を実施した(3回シリーズ)。

初の未入会医師への調査による会員との比較

 勤務環境に関するアンケート調査(以下、未入会医師調査と略)は、大阪府内に所在する府医会員が20人以上在籍する病院等73施設に常勤の府医未入会医師を対象に実施した(なお、未入会医師のいない病院が4施設あった)。また、同時に、府医調査委員会の協力を得て、第18回会員意見調査でも同一質問を設け、両者を比較検証した。

 未入会医師調査は府内基幹病院の若手勤務医が中心であり、会員意見調査との比較を行うため、解析では未入会医師・会員ともに49歳以下の回答者に絞った。有効回答者数は369人であった(内訳は未入会医師調査176人、会員意見調査193人)。


3分の2の勤務医は過労死認定基準以上の過重労働

 1週間当たりの平均実労働時間の合計(超過勤務時間、アルバイトなどを含む)についてみると、法定労働時間(40時間/週)以内の労働(超過勤務・当直を含む)で済んでいる勤務医は10%以下であり、1週当たり60~80時間という過重労働をしている勤務医が多く(35.8%)、80時間以上の超”超過労働”の勤務医も30%近くに達している(男性30.7%、女性21.0%)。各回答肢の中間値からみた推計(以下、中間値推計と略)では1週間当たりの平均実労働時間(合計)は64.0時間であった。

当直を除く平均超過勤務時間は16.8時間/週

 当直を除く1週間当たりの平均超過勤務時間は、週20時間以上(月換算で80時間以上)の勤務医が男性33.7%、女性18.1%であり、また、若い世代ほど超過勤務時間が長い。中間値推計によると20代19.5時間、30代16.3時間、40代15.8時間であった(中間値推計全体では16.8時間。男女別にみると男性17.2時間、女性15.4時間)。

本来の定義からかけ離れた当直の実態

 勤務医の74.0%が当直をしており、回数は月1~4回が55.8%を占める(中間値推計は月平均4.18回)。内容は平均5件以上の患者診療が多く(45.9%)、厚生労働省が認める本来の「当直」の定義(電話・診回り程度)とはかけ離れている。そして、当直翌日はほとんどが通常勤務(94.7%)であった。

勤務医の4分の3が就業時間「過重」と

 勤務医の74.0%は、就業時間を過重と捉えている(男性78.8%、女性61.9%。20代70.5%、30代69.4%、40代81.3%)。「かなり過重」と回答した者は30.6%(男性33.0%、女性24.8%。20代26.9%、30代28.0%、40代35.8%)。

 また、「過重」と回答した273人に、過重労働による不安内容(複数回答)を尋ねると、自身の健康85.0%、医療ミス66.3%、家族関係56.4%の順であった。「自身の健康」は30代が最も不安視し(89.9%)、「医療ミス」は若い世代ほど(20代76.4%、30代68.8%、40代58.7%)、「家族関係」は女性より男性が不安と回答した(男性58.7%、女性49.2%)。(図3参照)

参考:過労死認定基準(平成13年12月12日、厚労省通達)

 脳・心臓疾患の発症に影響を及ぼす業務による明らかな過重負荷としての評価期間(長期間の場合)は、発症前1カ月におおむね100時間または発症前2カ月ないし6カ月にわたって、1カ月当たりおおむね80時間を超える時間外労働が認められる場合は、業務と発症の関連性が強いと評価できることを踏まえて判断する。

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 こういう状況でもやはり「医師や看護婦が馬車馬のように働かされ、一瞬のミスで患者さんが不幸なことになれば、強盗や殺人犯と同じように「手錠」をかけられ、さも犯罪者のように扱うので、勤務医のモチベーションが下がり--->現場より立ち去る--->さらに医師不足--->労働環境の悪化」という悪循環を連鎖させているマスコミに問題ありと見てましたが、一般の人も医師が「多忙」でも、賃金を土日出てきてたんまり貰って贅沢な暮らしだろうくらいに思っているのでしょうか?
 当直も、昔に比べたら寝れない…熱がでた、数時間前に虫に刺された、昨日の朝から調子が悪い…だとおっしゃる、重症以外の患者様が増えた気がする(10年以上前に比べると)。
 昼間に受診すると、待ち時間がかかるのが嫌いなのは分かるが、救急外来をコンビニ化してしまえば、「医療現場の人的資源の枯渇につながる」と言うのに。当直はあくまで重症者の患者さんを待たせたり、入院患者さんの急変をなくすために、毎晩待機的に病院に寝て泊まってたのですが(だから正規の深夜残業代をはるかに下回る金額しかもらえません一晩中寝ないで働いて翌朝赤い目して働いていたら医療事故になりますよ!)、いつからかコンビニ医療が推奨されるようになったのか?
 少なくとも「患者さんにとってはいい国」です…日本は。アメリカのように救急病院で6時間待たされたりしないし、イギリスのように緊急入院で3日くらい廊下で泊まらなくてもいい。でも、これ以上は限界じゃないのかなぁ?

http://www.osaka.med.or.jp/new/news/nes_data.php?fd=data_06-8-2&kj=6

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written by FIREBIRD / 2006.08.08 14:30

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