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今までよりも当たり前の風向きです。問題はこのまま、この流れが続くのでしょうか?それとも…こっちの方が問題だと思います。
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厚生労働相の諮問機関、中央社会保険医療協議会(中医協)は今月末から、医師の技能に応じて診療報酬にランクをつける検討を始める。手術のうまい医師の収入をアップさせる競争原理の導入で、個々の能力を高めるのが狙い。次期診療報酬改定(08年度)での導入を目指すが、医師側には能力評価への拒否反応が強く、どのように、どこまで差をつけられるかなどが課題になる。
医療技術を診療報酬で評価するため、従来は手術件数の多い医療機関に報酬を上乗せしていたが、「手術件数と治療成績の因果関係が不明」として、06年度の改定でいったん廃止された。このため、中医協は31日「手術に係る施設基準等調査分科会」を設置し、医療機関の手術数と成績に関するデータをそろえて検証をスタートさせる。
これを機に、「技術をもつ医師は個人としても評価されるべきだ」という考えの厚労省は、医療機関の手術数だけでなく、医師個人の手術数と治療成績の関係も分科会で調べることにした。
現行の診療報酬は、医師の技量にかかわらず一律で、これが能力向上を妨げているほか、腕のいい医師に謝礼を払う慣行がなくならず、医療費の不透明さを招いている、との指摘がある。
同省は、初・再診料や手術料に医師の技術次第で差をつけ、最高と最低の医師では、手術料の差が2倍程度となるよう設定したい考えだ。
しかし、評価を受ける医師側には反対論が根強くある。日本医師会は学問的な観点からの評価は容認しているが、腕によって報酬に差をつけることについては「数を稼ぐ目的での手術の乱発もおこりうる。医師に点数までつけるのはどうか」と慎重な姿勢を崩していない。【吉田啓志】
毎日新聞 2006年7月25日 東京朝刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kenko/news/20060725ddm001010085000c.html
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競争原理は自由診療の分野(たとえば美容形成など)でかまわないのですが、保険診療の場合、診療報酬の引き上げの裏側には必ず「引き下げ」が見受けられます。誰がその負担を引き受けるのでしょうか?
外科系の医師の場合、腕が良くなければダメという前提はいいのですが、誰がそれを判定するのか?そして都市部でないと腕を上げれないので、ますます地方からは医師の流出が続きます。
大学病院でも症例が不十分な施設はますます医師が集まらないために、医局人事が回らなくなり、地方自治体の病院からの撤退が相次ぐ…結局、被害を被るのは「へき地」という結果にならないか今から当然ですが心配?というか、もう仕方ないのかな?
当然、医師の給与も年次と関係なく、違ってくるでしょうが、上手かどうかによってすごく格差が生じるでしょう(これは産科や救急医療については、人手不足解消のためにも給与引き上げが切望されているのですが…どうも違うようです)。
今後の動きに注目したいところです。そしておそらく引き上げの原資になるのは「診療報酬引き下げ」の可能性があるので、日本医師会は警戒の姿勢のようです…当たり前です。この診療報酬制度の変更は、従来とは違う枠組みとなるでしょう。
ただ、保険ですべてカバーするとしたら、誰かが報酬引き下げを被ることになるでしょうし、また恩恵に与れる患者さん側も人気の医師に殺到して、大変になるかもしれません。
チャンスは平等、結果は不平等のアメリカ式は裕福な人にとっては、とてもいいのですが、お金がない患者さんは満足な治療を受けられなくても良いのか?小泉改革がもたらした歪みを残した格差社会が広がりゆく中で、日本の医療はどうなって行くのでしょうか。
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