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Doctors Blog

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今日の日経新聞「消費をつかむ」には、「健康食品の家計調査」の2005年の支出額の数字が出ていました。
 2005年の支出額は23000円と2000年の1.5倍。2000年の売上高が10億円だったサントリー「セサミン」は2005年が140億円。「健康食品購入の6割は女性。健康な方が多く買う

 家計を預かる主婦にとって、家族の健康は大切なのだが、その健康食品があなたの健康を守るかというと謎である。

 まぁ、まるちビタミン♪ネーチャー冥土♪とかテレビCMで連呼に影響されるのは、とても愚かしい行動である。

 ここに、「日刊ゲンダイ」に掲載された記事を転用する。
http://gendai.net/?m=view&g=kenko&c=110&no=16352

常用薬とサプリ、トクホの危険な組み合わせ
命にかかわる“副作用”もある

「飲まないよりはマシ」くらいの軽い気持ちでサプリを中心とした健康補助食品を取っている人は多いが、生活習慣病などの薬を飲んでいる人は要注意だ。サプリと薬の“飲み合わせ”でヤバイことがあるのだ。危険な組み合わせをリストアップした。

《高血圧》
 高血圧だと「カリウム」を勧められるが、摂取してはいけない人がいる。
「カリウム保持性利尿薬やARB、ACE阻害薬などの降圧剤を服用中の人は、過剰にカリウムを摂取すると、これらとの相互作用で高カリウム血症になる恐れがあります。特に腎障害の人は要注意です」(「医薬情報研究所」医薬情報部門責任者・堀美智子氏)
 高カリウム血症は、手足のマヒが初期症状だが、心臓への負担が大きく、最悪の場合は心停止を起こす危険な病気だ。
 ACE阻害薬を服用している人は、「血圧が高めの方へ」という乳製品などの特定保健用食品(トクホ)も危ない。
「トクホの成分であるカゼインドデカペプチドやカツオ節オリゴペプチド、ラクトトリペプチド、サーディンペプチドなどは、ACE阻害作用があり、ACE阻害薬と重なると、血圧が下がり過ぎたり、高カリウム血症を発症するリスクが上がります」(堀美智子氏)

《糖尿病》
 糖尿病の人が血糖値抑制効果をうたうトクホのお茶を飲んでいたら、動悸が激しくなり冷や汗が出始めたということがある。
「血糖値改善効果をうたうトクホの成分の多くは、α―グルコシターゼ阻害薬と同じ作用で血糖値の上昇を抑制します。食前に服薬した人が、トクホを飲むと、作用が増幅されて低血糖になりやすいのです」(薬剤師・井上健太氏)
 低血糖は放置すると、精神錯乱や昏睡症状を伴い、最悪の場合は死ぬから、ナメてはいけない。

《痛風・高尿酸血症》
 尿酸値の上昇で発症する痛風や高尿酸血症の人は、「核酸」がダメだ。
「核酸を構成する成分のひとつが、プリン体ですから、核酸を過剰摂取すると、プリン体の摂取が進んで、尿酸値が上昇、痛風発作のリスクが高まります」(薬学博士・生田哲氏)

《胃・十二指腸潰瘍》
「アルミニウム含有の胃薬を服用している人は、『クエン酸』を含むサプリや食品を摂取しない方がいい。摂取すると、血中アルミニウム濃度が高まり、痴呆のような症状になるアルミニウム脳症が発症しやすくなります」(井上健太氏)

《心臓病》
「おなかの調子を整える」というトクホの多くは、食物繊維が機能成分だ。
 心不全や不整脈でジゴキシンを処方されている人が、このトクホを食べた直後に、薬を飲むと、薬剤の吸収が遅れて症状が改善されない恐れがある。

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 この他、話題の「コエンザイムQ10」だが、日本のブームはアメリカより伝来。しかし元々は日本では「ノイキノン」という名前で循環器内科を中心として心臓が悪い人に処方していた、れっきとしたお薬。副作用だってあるのだ。
 これについてはさらにむかつくのだが、保険で処方すると一番安いジェネリックの薬価は1錠10mg6.4円。推奨用量が1日30mgでした。これだと毎日19.2円で1ヶ月600円

 さて、これを、日本の健康食品会社はいくらで売っている
のかというと‥

GOLD コエンザイムQ10
よりハイレベルの健康と美容をサポートするために、コエンザイムQ10を1粒中101mgと超高配合! さらにアンチエイジングパワーを作り出すαリポ酸と人気のピクノジェノールを合わせました。

 30日分で3,990円 コエンザイムQ10を101mg。ということ
は医師が処方する通常量の3倍を推奨する。1ヶ月3990円。 高いです。 でわ、割と安いと有名な大手についても検討してみましょう。

ねいちゃー冥土
【コエンザイムQ10】ネイチャー冥土 コエンザイムQ10
 30mg*50粒
価格:1,380円

 ほっとする価格ですが、毎日30-60mg推奨。これで一ヶ月1380円 高いです。

 思い出してください。一日20円足らずで、一ヶ月600円は実費です。実はお医者さんにかかって、ついでに処方してもらって健康保険を使ってもらったら3割負担で、一ヶ月180円です(そんなものに使ってほしくないが)。

 風邪薬や湿布薬を健康保険から外すことについては今後の検討課題とのことですが、薬として効能を謳っても効果効能が限りなく怪しいため、アメリカで食品ということになった、そんでそこにつけ入る日本のメーカー。実はコエンザイムの製造業者の日本の4つの会社の世界シェアは80%。

 医療用の薬としては儲からないので、健康食品として売ることで儲かるようにしたんです。

マルチビタミン・ミネラルサプリメントに関する否定的見解相次ぐ!

http://intmed.exblog.jp/3660054

 まぁ、食品だから体に毒ではない‥と思うのだろうが
健康にいいなんて証拠はほとんど皆無であるのは下記を
読めば明らかである。

サプリメントを考える
http://www.gaiki.net/lib/2005/05127spl0.html

(1) 賢い消費者になろう
(2) 「健康食品」に忍び込む医薬品
(3) 医薬品の原石? イチョウ葉
(4) ガン・ビジネスが作り出した「奇跡の茸」アガリクス(前編)
(5) ガン・ビジネスが作り出した「奇跡の茸」アガリクス(後編)
(6) ビタミンCは野菜不足を補えるか
(7) 骨を丈夫にするカルシウム
(8) アミノ酸だけでは痩せません
(9) ビタミンEで「老化防止」は、要注意
(10) 飲み合わせに注意がいる、セント・ジョーンズ・ワート
(11) 効果があるのか、コエンザイムQ10
(12) 割高な「ゼラチン」、コラーゲン
(13) 過剰な期待がかけられた、プロポリス
(14) 目によいものは、ブルーベリーだけか
(15) 根拠のない治療効果が宣伝される、クロレラ
(16) 天然物信仰がつくる、にがりブーム
(17) ガンを治すという「サメ軟骨」には要注意
(18) 「ウコン」は二日酔い予防に効くのか
(19) やせる目的には経済的でない「カテキン」
(20) 「グルコサミン」で関節痛が和らぐか
(21) 漠然とした健康イメージで売る「ローヤルゼリー」
(22) 魔法のことば「抗酸化作用」
(23) 「天然物」なら安全なのか
(24) 危ない広告から逃げる道

参考文献:健康食品を売る有名企業にお勤めの著者が暴露する
 うふふ

窓際OL トホホな朝ウフフの夜
斎藤 由香:著

祖父・斎藤茂吉、父・北杜夫。文学者の家庭に生まれ育ったお嬢様が、何の因果か精力剤(マカ)をを売るハメに!自称「窓際OL」のハチャメチャな会社生活と斎藤家のこころ温まる思い出を綴った待望の1冊。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4104678015/503-8557077-3855109?v=glance&n=465392

 内容は面白いエッセイですが、万年4位のビールメーカーが何とかやってこられるのも、健康食品の急成長のおかげかもしれません(その前はお荷物だったという話だが)

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 先日、同業者の皮膚科の医師とお話することがあったのですが、昨今は皮膚科関係の学会発表の演題の3割4割がいわゆ るコスメ(美容)関係になっているとか。
 検証しようと思って「皮膚科学会総会」のプログラムを拝見すると、ランチョンセミナー(別名お弁当付き説明会)の後援企業にはロレ○ルだとか、ファン○ル、資○堂だとかの化粧品メーカーだったり、レーザー治療の機器メーカーなどがちらりほらり。
http://jda2006.umin.jp/program.pdf
 同級生の皮膚科医の子息(本人は形成外科医)に問い合わせると昨今は診療報酬引き下げのため、 従来手を出さなかった「コスメティック」の部門に手を染める皮膚科医師が増えたとか。

 保険診療で食えなくなったら皮膚科医師がこういう方面に行く…ことで開業医は生き残りを求めて動く、つまり市場は拡大するばかりで飽和しないのである。しかもこっちの方が確実に金払いがいい(アンチエイジングとかでピーリングするとかヒアルロン酸やボトックスの世話になりだしたら芸能人同様、誰もヤメラレナイ)

 

 さて、この皮膚科医の動きは仕方ない、毎年のように「診療報酬引き下げ」(給与引き下げ)を政府が行っているのだから。もしもサラリーマンが、勤めている会社で毎年のようにリストラのため、残業代ゼロ、ボーナスゼロ!ってなったら、みんな内職したり、アルバイトしたり転職を考えるでしょう。皮膚科の先生がたは知識と経験を生かして、生き残りをするんです。

 

 僕はこれは正しいと思う。間違ってなんかない!開業医の先生の資金繰りを国や市町村が面倒をみてはくれない、個人事業主が政府ごときの思惑で、倒産しないように、がんばっている…これは正しい努力なのだから。

 

 そして価格競争と技術競争で他の開業医師と戦う。やがて日本ならではの「美容形成」の技術が開花するもよし、海外から日本の腕ききのために渡航する外国人の患者さんがいてもいい。

 

 しかし、政府が「開業医」や「病院」を虐めたって開業ブームがおさまらないように、老人病院を診療報酬引き下げを行っても、そこに勤務する医師や看護師、技師さんたちが急性期病院に勤務するかは大いに謎である。

 

 先日、看護師や医師の転職会社の幹部の人と話したのだが、看護関係の学会に行くと3割くらいは「ベンチャー」とか「起業」の内容があるという。これはすなわち、そのうち内科学会や外科学会でも遠くはない未来に「開業医のための必須の技能」「開業医に欠かせない診療トーク」「必ず成功する開業HowTo」を学会のランチョンで聞く日がくるということである(というか、春の学会の業者さんの機器展示の間に人材派遣会社の登録呼びかけが複数みかけたのは事実である)。

 開業志願組のためには開業コンサルタントが大流行。また市立病院のための、経営指南をする業者も跋扈。この中から本物の医療ベンチャー、勝ち組が育つのは間違いない。なぜならアメリカのように「保険診療」では満足しない層が日本にもいるからだ。この層はいい、だってお金が余っているのだから。

 

 逆に保険診療がやっと受けられるかどうかの人のための「医療」はより厳しい現実と向き合うことになる。なぜなら、政府は風邪などの軽症ならば、患者さんの自費負担を増やすかを検討中だから。

 先日、日経新聞の夕刊に生活保護世帯がついに100万世帯を超えたそうである。日本の世帯総数は4820万(2005年)。このうち100万ということは48戸に1戸が生活保護の世話になる計算である。そして生活保護を受ける老人世帯が今後も増え続ける。富の分配が今までのように上手くいかない時代なのであろう。

この格差を「小泉さん」は否定はしなかったし、政府もそのように振る舞ってきた。 

 

 次の選挙では「医療」が争点になると思う。いや争点にせねば日本の医療の未来は明るくはない

 行き場のない痴呆老人の母親をたった一人の息子が職を失い、失業保険を止められ、最後に選択したのは「母親殺し」であったという。

 今週号(6/19)の週刊文春によれば、平成10年から15年の間に全国でおきた介護殺人は、確認できただけで198件(「介護殺人-司法福祉の視点から-」の著者加藤悦子講師@日本福祉大学による)。今後も介護殺人は減ることはないであろう…それは日本の行政や国民が「54歳(の孝行)息子が86歳母を『介護殺人』」に到らせたのだから。

 

↓介護関係のニュース

http://heartpage.exblog.jp/

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