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突然ですが

「あなたは健康ですか?」

病院に行って
「病気があります」
と診断されなくても
「健康じゃない」
と感じている方は結構多いですよね。
病気じゃないので、それを「治療」することは
なかなか難しいのですが
医者として、そこをなんとかしたいな~と
日々思っています。

ところで、
「健康じゃない」
と感じている人は、
健康だと思っている人に比べて骨折しやすい、
という研究結果が報告されました。
アメリカで
閉経後の女性で骨粗しょう症の治療歴がない17万人を対象にした
6年間の追跡調査の結果です。

年齢が高いほど骨折しやすい、とか
骨量の少ない人ほど骨折しやすいのは当たり前ですが
本人の「健康感」が低い人が骨折しやすい、というのは
ちょっと興味深い結果ですね。
病は気から、の証明なのか、
それとも
医学ではまだ証明できない何かがあって、
それが「健康でない」という自覚につながっているのか。
どちらなんでしょうね!?

順位は微妙~!ぜひ、応援を♪
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介護保険法が改正されたこともあって
うちの老人施設では、口腔ケアにものすご~く力を入れています。
介護スタッフ、言語聴覚士が日ごろのケアをし、
毎週2~3日歯科衛生士がプロの技でケアをしています。
おかげで、本当に発熱するお年寄りが減りました!
も~、びっくりするほどの激減です。

8020運動をご存知の方も多いと思います。
「80歳で自分の歯を20本残そう!」
っていうアレです。
歯が残っている人ほど認知症になりにくいという報告はいっぱいありますが、
わたしが面白いな~と思ったのは、
「歯を切り落としたマウスは記憶力が低下する」
という報告です。
箱に入ると電流刺激を与える、というのを学習させたマウスの歯を切ると
すぐに忘れて、また箱に入ってしまう、というのです。

アンチエイジングを看板にされている歯科では
唾液のpHを測るところがあるそうです。
年をとってくると、食べ物はもちろん、
唾液が気管に流れて肺炎を起こすことがあります。
唾液が酸性の人ほど、肺炎を起こしやすい‥というのを
読んだことがある気がしますが、はっきり覚えていません。
(どなたかご存知だったら、教えてください♪)
酸性の唾液のほうが、確かに組織障害が強い気がしますが
どうなんでしょう!?

嚥下障害のあるお年寄りの水分は
飲み込みやすいようトロミをつけて提供するのですが
このトロミ剤が実は酸性で
余計に肺炎を誘発してるのでは?という説もあります。
わたしは歯科のことには疎いのですが
もっといろいろなことがわかってきたら
面白いな~と思います。

わあ~順位が下がってしまった(涙)。
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2006.12.26 11:25 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 2

患者さま?

何年か前、外来で患者さんを呼ぶとき
「○○さまあ~、○○さまあ~」
と、様づけにすることが流行りました。
患者さんのことは、もちろん「患者さま」です。
流行していたときから、バッカじゃないの、と思っていたので
わたしはサンづけで通しましたが、
最近、この「患者さま」をやめる病院が増えてきているのだそうです。

理由がスゴイ。
「多くの患者さんは患者さま、と呼ばれたいと思っていない」
ということに、ようやく気がついたらしいのです。
そりゃそうですよね。
根本的なサービスや精神は変わっていないのに
「患者さま」
って呼ばれたら、なんだか誤魔化されている気がしません?
様づけで呼ぶことで、
患者サービスを考えているんですよ、という
ウソのアピールをされているというか‥。

「患者さま、と呼ぶ前に、患者に対する応対や態度を変えてほしい」
多くの患者さんはそうおっしゃっています。
様で呼ばれるよりも、丁寧な説明や共感を求めている、と。
「過剰な敬語や患者様と呼んでいる病院ほど、患者視点より利益優先である」
と言う人までいます。
医療者側も、敬語や様づけに目くらまされて、
「こんなにも患者のことを考えている」
気分になってしまう気がします。
もちろん、丁寧な言葉遣いは大切だと思いますが
大事なことを置き忘れたまま
形だけ、見た目だけ‥になってはいけませんよね。

医療はサービス業としては、まだまだです。

順位はじわじわ上昇中です。
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2006.12.22 11:11 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 1

甘い保険

今年4月、介護保険が変わりました。
「予防に力を入れた、新しい介護保険!」
という触れ込みですが、そのココロは
「介護保険にかかるお金を減らす」
ことが目的の制度改正です。

今まで受けていたサービスが受けられなくなったり、
いろいろ不満の声も当然あるようですが、
わたしから見れば
「介護保険はまだまだ甘い!」。
認定がユルイというか、
役所の目が節穴というか、
「え~、この人が介護4!?」
みたいな人がいっぱい。
必要のない人まで認定するから
必要な人がお金を受け取れないのでしょう。

だいたい、
家で自立して生活するより
介護保険を使って施設で生活するほうが
自己負担金が安いってスゴイと思いませんか?
3食昼寝つきで、家事一切なし。
自由もないけど‥。
介護保険がスタートしたときから
「なんて、甘い保険なんだろう!」
と思ってました。
すぐ、破綻するだろうな、と。

本当に必要な人に
本当に必要なサービスを提供するって
難しいことなんですね。
今のお年寄りのことも大切だけど
次の世代のことも考えておいてくれよ~と
思う今日このごろです。

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2006.12.21 11:23 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 1

自ら病を招いている

先日の心臓病学会で
興味深い発表がありました。
狭心症や心筋梗塞を起こす若年者(50歳未満)が増えており
その多くは肥満だったり喫煙だったりといった
生活習慣に問題がある、と。

当たり前?
当たり前といえば当たり前ですが
「自分で病気を招いている」ってことが
こんなにも明らかになったことは今までなかったように
思います。
50歳以上の方でも、
喫煙者や肥満者で心筋梗塞を起こす人が多いのですが
煙草も吸わない、太ってもいない人でも
病気になる人は結構います。
「病気になりやすさ」はある程度遺伝するので
いくら気をつけていても防ぎきれない部分もあるのです。

でも、若年者では、
「病気になりやすさ」以上に「生活習慣」が
病気の発症に大きな影響を与えているんですね。
おまけに、心筋梗塞なんて大病を患った後は
さすがに禁煙する人が多いのに、
若年者では病気の後も煙草をやめられない人が多いんだとか。
「自分を律しきれない」性格(それもまた病気?)が
病気を招いているんでしょうね。

 

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先日某雑誌の座談会に出席してきました。
テーマは「子育てしているワーキングママ」。
子供を産んでよかったこと、仕事とのバランス、両立させる点で困っている事など
いろいろな話題で話し合いました。
いざ話すと、自分自身でも新しい発見があって
「おお~、わたしってこんなことに困ってたのか」
とか思って面白かったです。

「子供がいて、仕事の上でよかった点」
と質問され、今までそんなことを考えた事はなかったので(笑)
「子供がいることで、信用度が上がった気がする」
という答えが口から出てきたときは、自分でもびっくり。
でも、確かに、患者さんやそのご家族からの
ウケは良くなった気がしますね。
若い姉ちゃんドクターですが
「子供がいるんですよ」
みたいな話をすると、ちょっと見る目が変わる、というか。
男性が家庭を持つと信用されるっていうのは、こういう感じ‥???

あと、
「これからの夢は??」
という質問も、ちょっと考えました。
アンチエイジングというか、内科的な予防医学に関わっていきたい、という
今までの夢に加えて、
病院に行ったら「年だから仕方がないですね」と言われてしまうような
(わたしも散々言ってきましたが)
加齢に伴う不定愁訴と積極的に闘う医者になりたいな~と。
ただ「病気にならない」というだけではなくて
「健康を実感できる」ようにサポートしたいですよね。
まあ、具体的にどうしていったらいいかは
これから勉強ですが‥。

とにかく座談会なんて初体験でしたが
とっても面白かったです。
どんな記事になるのか、楽しみで~♪

 

今何位かチェックしてみてね。
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2006.12.19 10:41 |  生活 / くらし  |  趣味  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 1

思い出話

職場のあちこちで
「た~らこ~、た~らこ~」
の歌詞&振り付けカードを見かけます。
来るクリスマス会のために
スタッフが出し物として練習しているらしいです。
なんでも、あのタラコのかぶりもの、
売っているんですってね。
わたしの職場でもなんと24個、まとめて購入したそうです!
今年の忘年会では
みなさん、この曲で盛り上がることでしょう!

昔は、医局の忘年会のために
モー娘の「LOVEマシーン」を何回も練習したり(古い!?)、
特撮モノのCDを、
BGMにするために必死になって探したりしたものです。
顔に絵の具塗るのも、楽しかった♪
なんで、あんなに一生懸命だったんだろ~。
後輩に
「僕は、こんなことをするために医局に入ったんじゃありません」
なんて言われたりもしたなあ‥(涙)。

看護婦さんのひざの上で
「椅子取りゲーム」をしたり(セクハラだ~)、
院長自ら女装してストリップする病院もありました。
裸で「金粉ショー」をした女医さんもいたっけ。
最近はどうなのかな?
あれって「古き良き時代」の忘年会???(良き、なのか‥)

若き日の思い出です♪

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2006.12.18 11:48 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 1

MRくん

病院勤務じゃなくなってから
製薬会社の営業、いわゆるMRさんとの接点が
少なくなって寂しいです。
MRさんを鬱陶しがるドクターも多いですが
わたしは基本的に大好き(笑)。
いろいろ話をして、薬の情報から、
なぜか医局の人事情報まで
MRさんから教えてもらっていたものです。

先日久しぶりに、T薬品のMRさんと会う機会がありました。
一人は新人さんで、いや~初々しい♪
理想に燃え、杓子定規で、
思わず意地悪したくなるほどでした(わたしってば、S‥)。
同席した他のドクターも同様だったらしく
「薬の情報なんかインターネットで取れるから
MRなんか、もういらないよっ」
とか言って、彼を動揺させていました(笑)。

「先生がたにお聞きしたいことがあるんです。
 ジェネリック医薬品ってどう思われますかっ」
と、すご~く真面目な顔をして彼。
そうだよねえ。
あれだけ派手にジェネリック、ジェネリックって宣伝されたら、
T薬品の薬、売りにくいよねえ。

他のドクターは
「おうっ、薬なんかジェネリックで十分だっ」
とさらに意地悪していましたが、
あんまり彼が真剣なので、わたしは真剣にお答えしました。
「主成分は同じでも、それを包んでいる成分(特許なんだそうです)が違うせいか
 やっぱり効きかたが違う感じがする。
 だいたいの場合はジェネリックでいいと思うけど、ここぞというときは
 先発品のほうがいいな~」

最近は病院でも
「ジェネリック、ありますか」
と聞かれる患者さん、結構いるらしいですね。
テレビCMの効果はすごい!
でも、ほとんどの方は「全く同じではない」ってことを
ご存知ない気がします。
(同じだと思っている、医者もいるっ!)
医療費を抑制するためとはいえ、
ちゃんとそこまで説明しないとダメだと思うよ、厚労省。
ジェネリックが悪い、とは思いませんが、
安いというイメージだけではなく、
ちゃんと説明してほしいなあとは思います。
がんばってね、新人MRくん♪

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2006.12.15 10:54 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 2

百害あって一利‥あり??

わたしがよく患者さんに言うことのひとつに
「お酒は適量であれば一利あるけれど
 タバコは百害あって一利なし!」
というのがあります。
肺がん、食道がん‥などなど喫煙で増える癌もたくさんあるし
何より血管を傷めます。
心筋梗塞などは、
1日1本煙草を吸うだけで
吸わない人の4倍発症が増えるという報告もあるほどです。
老化の悪玉、活性酸素を増やすので
アンチエイジング医学でも
「まずは禁煙!」
というのが大前提です。

と言っていたら、
愛煙家の知人に
「アルツハイマー病の予防として一利あるもん!」
と反論されました。
海外では、喫煙者のほうがアルツハイマー病の人が少ない、という報告があり
ニコチンパッチを用いた治療が研究されているのです。

アルツハイマー病は
脳にある「アセチルコリン作動系ニューロン」というところが
変性しておきるといわれています。
その中でも特に「ニコチン受容体」の変性が強いため、
ニコチンを外部から投与してそこを刺激し
変性を遅らせたらいいのではないか、
というのです。
実際に、軽症のアルツハイマー病の患者さんに
ニコチンパッチを貼ったら認知症状が改善した、という報告が
日本でもあります。
ただし、予防として使用するにはまだ難しく、
「軽症」の患者さんの「症状の改善」への効果が
期待されている状態です。

煙草の「有害成分」は
ニコチンではなくタールなので、
「アルツハイマー予防のために煙草を吸っている」
というのは詭弁ですが、
いつか、ニコチンパッチが治療法のひとつとして確立されるかもしれませんね。
ニコチンには「依存性」の問題がありますが‥。

順位は停滞中。ぜひ応援を!
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2006.12.14 10:58 |  診療  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  ジュリ  | 推薦数 : 3

愚痴です

今日は愚痴です‥。

介護老人保健施設の管理医師をしていて
しんどいことのひとつは
「トラブルが多いっ」
ということ。
とにかく、家族さんとの距離が遠く、
なかなか信頼関係を築けないことが原因だと思います。

普通の病院だと、
入院患者さんの家族に会ったことがない、
なんてことは、よほどの事情がないと起こりません。
下手すれば、毎日会って話をします。
そこで信頼関係ができ、
またコミュニケーションも細やかにとれるので
行き違いもありませんし、
何か起こったときでもトラブルにはなりにくいのです。

それが、老人施設では
何か問題が起きたときに(病状が悪化したとか、転倒したとか)
「はじめまして」
な家族が多いので、家族が最初から喧嘩腰だったり、
きちんと説明をしても「言い訳」に聞こえたりするんですよね。
ひとつひとつは、些細な行き違いで
ゆっくり話し合えば解決したりはするんですが
とにかく、ストレスがたまります~。

かといって100人以上の入所者さんのご家族と
日ごろからこまめに連絡‥というわけにもいきませんしね。
医者になってからの10年と
老人施設の管理医師を始めてからの2年弱。
トラブルの数では圧倒的に後者が勝ってます(涙)。
というか、病院ではトラブル知らずが自慢だったのにな~。
はあ~

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