2006.06.19 10:16 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  その他(一般)  |  ジュリ  | 推薦数 : 2

床ずれ勉強会

ずっと以前勤務していた病院で看護婦さんに
「褥そう(じょくそう:床ずれのこと)は看護婦の恥です」
と言われて非常に驚き、感動したことがあります。
当時、寝たきりの人には床ずれがつきもので、
多くの寝たきりの人の背中には床ずれがありました。
それを、
「床ずれができるのは、看護婦のケアが悪いからです」
と言い切られて、
「そうなんだ~、きっちりケアできれば
床ずれってできないんだ~」
と、目からウロコな経験でした。

あれから10数年。
月日は流れ、世の中は超高齢化社会。
寝たきりにしないケアはもちろんのこと、床ずれを作らないケアも
一気に発達した気がします。
ベットやマットも床ずれを作りにくいイイ物ができています。
それでもやっぱり、わずかの油断が床ずれを作ります。

20分、約30mmHg程度の圧がある一定の部分にかかると
床ずれができるといわれています。
たった20分で、です!
わたしたち健康な人は気がつかないうちにカラダを動かし、
椅子やベットに接している面を移動させていますが
高齢者や寝たきりの人にはそれができません。
かといって、20分おきに体位変換するのはとても大変なことです。
今は勝手に動いてくれて体位変換できるベットもありますけどね。

昨日ウチの病院で床ずれ勉強会がありました。
実際にベットに寝てみて、どこで体を支えているか、
どこの部分に圧がかかっているかを目で見てわかる
ナンチャラという機械がやってきて、みんなで実習です。
とにかく、体を一点で支えず面で支える、これが大切だと
実感しました。
いつでも面で支える体位を作る、これはなかなかの高等技術ですね。
床ずれは毎日のケアが本当に大切なので、
看護婦さんや介護スタッフが大きな役割を果たす分野。
なかなか医者(特に内科)の出番はなくて、勉強不足は否めませんが、
みんなで一緒に床ずれゼロを目指してがんばりたいものです。

 

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