もう、6〜7年前の話ですが。
ある赤ちゃんが、発熱・下痢・下痢に伴う臀部のびらんを
主訴にお母さんに連れられて来ました。
このお母さん、下痢の回数を聞いても
『わかりません』
では、ベビーシッターがいるのかと思い、聞いてみると
『シッターはいません。』
では、一晩で何回ぐらいおむつを 交換したか聞いても
『覚えてません!!』
できるだけ、詳しい情報をいただきたいのですが。。。
と控えめに言うと、
『だって、夜は暗いし、眠いし、
覚えてないったら、覚えてないんです!!!』と逆ギレ。
仕方なく、診察し、便検査にも協力的ではないため、
まず、解熱剤について説明を始めたところ、
『先生、ホメオパシーって知ってます??
私、薬を使いたくないんです!!』
でも、発熱と下痢で脱水が進むと、よけい病状は深刻になるため、
解熱剤で、熱が下がっている間に十分な水分の補給ができれば
なんとか、点滴(もちろん点滴にも非協力的)を避けれる旨を説明すると、
と喧嘩腰。
えっと、この人は何をしてほしくて病院に来られたのか
よくわからなくなってしまい、
結局、おしりのかぶれの薬も
『いりません!!天然のオイルを塗ります』と帰られました。
私は当時も(今も)ホメオパシーと言うものが
よくわからないのですが、
このお母さんは
『ホメオパシー=薬を使わない』
と考えておられるらしく、
なんか違うなぁ。。。と今でも思いつつ
とても印象に残った患者さん(のお母さん)でした。
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さっきまで、知り合いと飲みに行ってました。
えっと、日本と南の島を往復してる私ですが、
今は、南の島で、です。
日本で食べたら、目ん玉飛び出すぐらいのお値段の
でっかいハタを2匹、中華で いただき
場所は2次会へと。。。
その際、今回初めて出会った日本人ご夫婦、
ご主人の方が、右手のⅣ・V指を骨折されたと言う事で
ギプスシャーレを当ててました。
こちらのギプスは、まだ石膏タイプのものが多いのです。
『2週間後に、また再診するように言われたんですが、
本当に行かなきゃいけないんでしょうか?』
と聞かれ、
『まぁ、痺れとか症状がなければ、もうちょっと
ギプスをあてて様子見ててもいいと思うけど。。』
と答えました。
こちらは、なにげに医療費が高く、
海外旅行傷害保険を持ってないと、
医療機関受診はかなりの負担になります。
『えっと。小指はず〜〜っと痺れてるんですけど。。』
詳しく聞いたところ、ギプスシャーレを当ててもらって
2日後ぐらいから、痺れが出て来たとのこと。
また、入浴時にはシャーレを外すのですが、
その際には痺れは消失し、再度シャーレを当てると
2〜3分後には痺れ・麻痺が出現するとの事。
明朝、再審する事を勧めましたが、やはり気になって
その飲み屋で、一旦シャーレを外してもらい、
シャーレを外側に少し広げるように力を加え、
包帯を圧迫しないように巻きなおし、
時間を計りながら、痺れ・麻痺がでるかどうかチェックです。
その結果、半時間たっても、痺れは出なくなりました。
また、このシャーレを固定してた包帯と言うのが、
一見、バンテージ用の弾性包帯に見えますが、
引っ張っても、1mmたりとも伸びない代物でした。
後日、薬局でもう少し質の良い、弾性包帯を購入するように
アドバイスしました。
かなり我慢強い方のようで、ギプスを当てると
痺れが出るのは仕方ないと思ってたらしく、
痺れの解消が、かなりの快感だったようで、
帰り間際まで、ずっとお礼を言われっぱなしでした。
ちょびっと。
医師で良かったなぁ、とささやかな喜びを感じた夜でした。
結論:発展途上国の弾性包帯っぽくみえる包帯は
伸びそうに見えて、伸びない事がある。
気をつけるべし。
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以前、日記に書いたのですが、
すこ〜しの期間ですが、日本で修行してきました。
あらためて感じた事は、予想以上に
使えない医師になってた、という感があります。
南の島にきて、新たに学ばないといけない事は多々あるものの、
それは、ちょっと偏った方向性のものであったり、
また、それは日本の臨床の場に不必要な知識だったり。
初日でめげそうになったけど、
でも、負けない気持ちで最後まで乗り切り、
先日南の島に戻って来ました。
これからも定期的に頑張って行きます。
ところで、日本は、インフルエンザが凄かったです。
先日のニュースでは、ある病院の集団発生の患者さんのうち、
約8割が既に予防接種を打っていた、とのこと。
このニュースを知ったのは、南の島に戻って来てからだったので、
びっくり。
日本で、十数人のインフルエンザの患者さんと接触するも、
無事、感染することはなかったので、
事前に打ってた、南の島産のインフルエンザワクチンが
有効だったのでしょう。(本当は輸入品だけど)
どの会社のか忘れちゃったけど、
ビバ・ 南の島産予防接種です。
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最近、この拙いブログを読んで下さる方が多くなってきたので、
南の島のお医者さんってどんなの?っていうのを書いてみたいと思います。
ピィの働いてる病院は、この南の島で、日本人を含めて、
外国人が多く受診される病院です。
常勤の医師は、ほとんど専門医ではないものの、
一般外来と言う事で、耳の中も、角膜のチェックもできるようになっています。
診察時に専門医の診察が必要と判断すると、
それから、専門医と連絡を取る事になります。
1年365日、24時間オープンして外来を行なっています。
医師のシフトは、8時間勤務の3交代性で、
だいたい、朝8時と午後3時、午後11時に
申し送りを行なっています。
もちろん、看護師も薬剤師も検査技師も同じです。
以前、医師達と日本時代の話をしていて、
『朝出勤してさぁ、そのまま当直にはいるのよ。
そんで、朝まで眠れなかったりしてねぇ、
そのまま、次の日の勤務よ。
月に一度、土日の連直があるとねぇ、
土曜日の朝出勤して、帰るのが月曜の夜なので、
もう、駐車場のどこに車置いたか、忘れちゃって
大変よ。』
なんて、話してたら、前半は笑ったり驚いたりしてたものの、
後半の『土日が〜』あたり、から、
『こいつ、絶対ウソついてる』か『こいつ、宇宙人か?』
みたいな目で、見られてしまいました。
ちなみに、医師にもいろんな人がいるのですが、
ある医師は、お腹がすくと、頭痛が起るらしく、
まったく仕事がすすまなくなるので、
テンポが落ちて来ると、どんなに外来が混んでても、
ご飯を食べささないといけません。
『大変だぁ、大変だぁ〜〜○○先生、
お腹減って来たらしい〜〜!はやくご飯食べさせて〜〜!
てな感じで。
。。。もう、慣れました。。。。
私は、まだない。。。と思いたいのですが、
現地の人間に、日本と同じ仕事を要求したところ、
『虐待だ!!』と労働局に訴えられた日本人の友達が、
複数います。
凄いでしょ??
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明けましておめでとうございます。
細々ととぎれとぎれにブログを書いてますが、
こんなブログに目を留めて頂き
本当に有り難うございます。
ピィはとてもシャイなので、なるべく本人が判別できないように
ブログを書いてきました。
実は、5年ぐらい前から、別にブログを作っていたのですが、
そちらはほとんど放置プレイ、
絶対わからないように、書き手は人間でないという次第で、
それでも、誰かが気づいたらその時点で終了、と決めていたのですが、
コメントに書き込んでくれるのでは、
ピィのブログペットのみ、という有様で。。。
Doctors Blog を始めてから、たくさんの方に目を通して頂き、
有り難いという想いと、恥ずかしい想いはグチャグチャです。
とりあえず、ピィは今日も、南の島の病院で働いてます。
目下の悩みは、年明けの食べ始めのご飯が、
さっき、社食でガシッと掴んで来た、日本円にして
でも、これしかないもんなぁ。。。
あと、年明けのビックリ始めは、
ピックアップブログにこのブログが載っていた事です。
何はともあれ、今年も皆様にとって、
かけがえのない素敵な1年になりますように。
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先日、長期入院されていた患者さん、
2日目に症状が軽快し、苦痛も軽減したとのことで
ニコニコしてたのもつかの間、
午後に病室を訪問すると、号泣中。
どうやら、この先が不安になり、
いろいろな事を考えて、旦那さんと喧嘩になったそうです。
夕方、訪問しても号泣中なので、
夫婦別に話をする事に。
とりあえず、今は病気を治すことに専念して、
今、悩まなくてもいい事は、
元気になってからにしなさい。とおばちゃん説教。
その後、『楽になったから、よけいな事、考えてしまうのよ』
とコミック10巻を差し入れすると、
『活字に飢えてたんですぅ』と大喜び。
そして、翌朝、
『あぁ、今日もいろいろ話をする必要があるかなぁ?』と
病室を訪れると、なぜか夫婦揃って漫画片手にニコニコ。
ご主人曰く、『問題は解決しました♪』
夕方、患者さんである奥さんが、こっそり教えてくれました。
『主人はああ言ったんですけど、別にあれ以降、
話し合ったわけでも、解決したわけでもないんです。
ただ、お貸ししてくれた漫画を二人で読んでたら、
すごく面白くて、面白くて、楽しくなって、
二人で夢中になってしまったので。。。。
お互い、喧嘩より、漫画を読みたくて。。。』
え、え、えと。。。。
取り敢えず、よかったんだけど、
私の前日の裂いた時間と努力ってば。。。。
何もいわずに、漫画放り込んどけば、よかったのかしら??
今度から、先にそうしよっと。
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彼女は、病室のベッドに座った彼の足元にひざまづき
愛おしそうに両膝を抱え、祈るように顔を埋める。
彼は、そんな彼女の目尻に小さなにきびを一つ見つけ、
彼女の疲労を労う。
私は、側にいるだけで、幸せになれそうな、
でも、愛おしすぎて切なすぎて、側から離れずにいられない
そんな二人に出会いました。
私が彼女達と初めて接触したのは、彼が意識消失発作で運ばれてきてから
二日目の事でした。
英語を母国語としない彼女達は、一切の意思疎通ができず、
1日に1時間程の旅行会社からの通訳のみで入院生活を過ごしていたのですが、
実は、奥さんであるルイ(仮名)さんが、かなり日本語ができるということに
だれも気づかなかったのです。
それから、私は毎日、外来の合間や空き時間を、
彼らの病室で過ごしました。
病状は深刻ですが、この南の島でできる検査には限りがあり、
彼らの母国に帰る事が望ましいという結論になりました。
途中で再発作を起こす危険性があるため、
私が一緒に帰国する事になりました。
ルイさんは、慣れない事務仕事をもくもくとこなしていきました。
母国での病院の受け入れ、母国からの資金を送ってもらい、
一人で、航路を確保し、私のその国への、ビザの手配も行ないます。
これが、日本人の患者さんであれば、私が担当できることもあるのですが、
残念ながら、英語でなく母国語で書かれた書類を、
私には理解する事ができません。
彼女の幾晩も続いた徹夜の成果で、
患者さんである彼と、ルイさんと私、3人は、
彼らの母国へ旅立ちました。
何度も飛行機を乗り継いで、やっとたどり着いたところは、
いわゆる地方都市なのですが、私の印象はスキル・モラルともに
医療後進国と言わざるを得なかったのです。
入れ替わり立ち代わりにやって来る、白衣を来たスタッフが
いったい、どういうポジションなのか、一切わからず、
つぎつぎと、私は同じ話を繰り返し、同じ依頼をします。
スタッフは『わかった、わかった』と言うだけで、その場を離れます。
病院に到達してから3時間後にやっと、入院が決まり、
私とルイさんは、病院をいったん離れました。
当初では、私は予約してあるホテルに泊まり、翌日飛行機に乗って
戻る事になってたのですが、ルイさんは、
その国の人間はほとんどのヒトが英語を話せない事を心配して、
自分の家に泊まる事を勧めてくれました。
翌日も、空港に送っていけるので、と。
辿りついた、二人のアパートメントは、決して広くはないけど、
まるで新婚さんのような、愛いっぱいの住処でした。
疲れきった私たちは、宅配のピザを食べ、早々に休み、
翌朝、また病院に行って、初めて会った多分医師らしいヒトに
また、最初から病状の説明のやり直しです。
その後、直接空港に送ってもらい、その地を離れたのですが。。。
後日ルイさんから、連絡があり、現地の精査で
『予後不良、手術不可』との宣告を受けたとの事。
ルイさんは、治療の為に日本に行きたいとのことで、
現在、計画が進行中です。
私は思うのです。
彼女一人だけが、あの愛あふれた部屋に住み続けるなんで
考えられない。
そして、私は思い出すのです。
彼女は、病室のベッドに座った彼の足元にひざまづき
愛おしそうに両膝を抱え、祈るように顔を埋める。
彼は、そんな彼女の目尻に小さなにきびを一つ見つけ、
彼女の疲労を労う。
側にいるだけで、切なくて、眩しくて、愛おしくて
こんな二人の日々に、終わりが来ないよう、
願わずにはいられないのです。
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私は知りません。
『私は知りません。』
この国に来て、この言葉が嫌いになりました。
どこでもかしこでも何らかの苦情に対して、
この言葉が返ってくるのです。
そして、謝らないのです。
そこに、明確な証拠があっても。
かなり以前の話ですが、
上司がいきなり私の部屋に怒鳴り込んで来たことがあります。
明らかに、100% 私の関与するところではないのですが、
なんせ対象者が不在、火の粉は私に降り掛かりました。
本当に、わからなくて。
本当に、知らなくて。
でも、『私は知りません。』の一言を言いたくなくて、
気がつけば、涙が滝のように、ダーーーーーッと溢れ出しました。
そこで、助け舟を出してくれたのは、たまたまそこにいた現地のスタッフ。
私をかばうように肩を抱きかかえ、
『彼女は前々関係ないんだから、彼女を責めるのは、筋違い』と抗議してくれました。
実は、これ凄い事なんです。
なんたって、ここは発展途上国、
上司に逆らえば、その日のうちにクビが飛ぶ事も珍しくはありません。
まぁ、その前に、私の滝のような涙に腰を抜かした上司は、
『俺は怒ってないんだよ、怒ってないんだよ、ちょっと聞いただけなんだよ。』とあたふたと、
引き上げて行きました。
私が、職場で泣いたのは、この時と、後に1回だけです。
その話は、また後日に。
ところで、これもかなり以前の話ですが、
在住の日本人の女性が、一人の現地の女の子を連れて病院にやってきました。
家の事情で引き取って面倒みているとのこと、
まだ、キャラクタープリントのシャツと顔に残るあどけなさが印象的です。
日本人女性曰く、
『ここ数日、具合が悪そうで、食もすすまないんです。
でも、何でもないって言うし。
今日は、無理矢理連れて来たんですけど、
実は、女の勘なんですけど、この子、妊娠してるんじゃないかと思って。
親御さんから預かっている以上、私にも責任があるので、
こちらで検査をお願いしたいんです。』
まぁ、無理矢理検査と言うわけにもいかないので、
彼女と話をしてみることに。
でも、彼女は心外といった感じで、
『私は、子供ができるような、はしたないまねはしたことがありません。』と断言。
身の潔白を照明する為に、自らも検査を希望するという事で。。。
まずは、尿検査。バッチリ陽性です。
それでも彼女は
『何かの間違いです。私は知りません。』と言い張ります。
それではと、彼女の同意を得て、超音波検査をすることになりました。
。。。。え〜っと、じたばた楽しそうですが、赤ちゃんが。
あのね、赤ちゃんがいるよ。
『私は、知りません。』
でも、ホラっ、ちょうど今、起きてるとこだよ。
『私は知りません』
赤ちゃんが、手を振ってるよ、お母さんコンニチワ〜〜って。
『私は知りません』
あっぱれです。
そのやり取りを聞いていた、同伴の日本人女性は頭を抱えてます。
その後、どうなったかはわかりませんが、ふと、たまに思い出すのです。
もしかしたら、日本でも既に、同じような事が当たり前になっているのでしょうか??
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ずいぶん、前の話です。
朝出勤したピィを、診察室で待っていたのは、
魂が抜けたように、傷ついたアユちゃんでした。
早朝、泊まっていたヴィラに強盗が押し込み、
いくつかの部屋を荒らした後、
一人で泊まっていたアユちゃんの部屋にも押し入って
金銭やカメラ等を強奪して、
持っていたナイフで、アユちゃんに傷をつけました。
彼女は、事件直後、運良く被害を免れた階下の白人夫婦に助けられ、
その後、そのご夫婦に病院へ連れて来られました。
傷の程度はそれほどひどくなかったものの、
やっと、 同じ日本人であるピィと話せたアユちゃんは
『怖かった。殺されるかと思った。』とつぶやき
静かに泣き始めました。
彼女は無理に抵抗しなかったので、傷は浅く
処置はすぐにすみましたが、
心の傷はとても深く、
『あのヴィラには、もう戻りたくない。
でも、どこに行っても、あの犯人と同じ国のヒトいる。
日本に帰るにも、タクシーに乗るのが怖いし、
空港にも、この国のヒトがたくさんいる。
この国のヒト全員が悪いわけじゃないのはわかってていても、
今は、怖くてたまらない。』
と、細々と話すアユちゃんを連れて、
私は、知り合いが努めている中堅クラスの
比較的日本人旅行客が多いホテルに、チェックインしました。
ピィは仕事があったので、朝は一緒に朝食後、そのホテルから通勤し、
昼の間は、事件当時助けてくれた白人夫妻が付き添ってくれ、
仕事が終われば、そのホテルに戻り、一緒に食事を取り、
『あなたは何も悪くない。
あなたは何も変わっていない。』と
ずっと、話しかけ続けました。
4日程すぎて、アユちゃんはやっと落ち着きを取り戻し、
空港へ向かう自信がつきました、と行って
帰国の途につきました。
その後も、アユちゃんから連絡はくるも
日本でもヒトが怖くてたまらなく
PTSD の治療をず〜っと続けていたようです。
それからも、たまに思い出したようにアユちゃんから
メールが届いていましたが、
先日、結婚され、ご主人ともう一度、
こちらにいらっしゃるとのメールが。
辛く怖い思い出があった国だけど、
それでも、大好きだった国に、
もう一度、訪ねる自信がつきました、と。
そして、昨日電話がかかってきました。
やはり、大好きだったこの国、久しぶりだけど
とっても、嬉しくて、帰国を延長したので、
先生、絶対絶対、お会いしたいです。と。
あの時、彼女が
『何もかも、盗まれてしまって、手元には何も残ってないけど、
たった一つだけ、残っているものを受けとって下さい。』
と、私の手に握りしめたピアスを、ゆらゆらさせながら
彼女に会える日を楽しみに、待っています。
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