2008.04.22 10:50 |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  ピィ  | 推薦数 : 0

馬車馬のように、子猫のように、

わたしの住む島には、馬車がたくさん走っています。


日本で『馬車馬』というと、飲まず食わず眠らず働く事の代名詞になりますが、こちらの馬車馬はのどかなモノです。

馬を操っているおじさんも、1日中、ボーッとしてます。

馬もおじさんと同じようにボーッとしてます。

でも、でっぷりとした白人を乗せて走っている時は、さすがに、ちょっと疲れたような感じです。

ホントに重そうです。

何て言ったって、とんでもなく暑い国ですから、日中はテンションは下がりっぱなしです。

おじさんのテンションが上がるのは、運賃の値段交渉の時ぐらいでしょう。

昨日も今日も明日も、変わる事なく、パカパカと馬車が通り過ぎます。

どんなに、車の流れを邪魔しても、動じずパカパカです。

ちょっとした事で、すぐにクラクションをならすこの国も人も、なぜか馬車には、じーーっと我慢です。

隙を見て、追い越して行くだけです。


『馬車馬』


ところ変われば、一つの言葉が、こんなにも違った意味を持つのだと、この島に来て、知りました。

日本で『馬車馬』のように、働いていました。

『馬車馬』のように働いて『馬車馬』のように死んでいくのだろうと、思っていました。

不思議と、つらくも悲しくもありませんでした。

睡眠不足が原因で、車での大事故を起こした時も、全くの無傷で、生きてる事が不思議でした。

まるで、誰かに『生きなさい』と言われているようでした。


そして、私は今、ここにいます。

暑く、眩しく、でも生きるパワー満杯の場所で、大きな木の下で、本を読みたくて。

そうは、問屋がおろしませんって。

今も、私は南の島で日本産『馬車馬』のように働いている、学習能力のない、おばかさんです。

ええっと、近所に子猫がいるのですが、すんごい可愛いんですけど、

2日間遊んであげないと、私の事、忘れます。

近寄ると、『知らない人にゃ〜〜〜〜!』ってな感じで、

脱兎じゃなくて脱猫(?)の如く、走って逃げます。

一昨日ですよ?遊んだの。


人にお腹みせてひっくり返って、『もっともっとお腹、こしょこしょしてにゃ〜〜♪』ってな感じで。

はい、2日で完全に忘れてくれます。


ふぅぅぅぅ〜〜〜、これぐらい忘れっぽかったら、生きるの楽だろうなぁ、とため息。

今日一日、私の耳に一番多く届くのは、自分のため息ばかりだったりします。

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