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空は、今日も、青いか?
石田衣良
日本経済新聞社
図書館の予約の順番がまわってきて、よめました。
R25などに書いているエッセイをまとめたものだそうです。
転職のはなし、ネット規制のはなし、、、。
しょっぱなの、”組にわかれず”から、ちょっと泣けた。
人は誰でも、ある部分は勝ち、別な部分でまける。どれほど強運で才能に恵まれた人でも、必ず失うものがある。
新入社員むけに書いた、
”春一番をふかせよう。”もいいなあ。
学生時代は好きな相手とだけ、つきあっていればよかった。でも、社会では嫌な人間とも顔をつきあわせて、仕事をしていかなければいけない。苦痛だと思うかもしれないが、実は逆だ。好きではない人間を毎日観察するほど面白い事はない。
この社会には、おもいかけないところに素敵な仕事をしている人がいて、めだたないけれどその人たちの仕事で世界は動いている。
彼の、全ての人々への視線、きちんと働いているけど地味な人、決して成功したとは言えない人々への視線は暖かく、そして限りなく優しい。
読んでいて、ほろりとし、心が暖かくなるエッセイだった。
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我が敵は砂漠の地平に現わるる絶望と言う蜃気楼なり
先日の読売新聞にでていた、
モーレンカンプふゆこ さんの、短歌。
彼女の名前は、
よく朝日新聞の読者の短歌にのっていましたし、
名前も変っているので、
なんとなく知っていました。
オランダに帰化された女性歌人です。
ご主人は、オランダの病理学者だそうです。
絶望は、人が考えだすもの、
不幸も全て人の心のなかにある、、。
でも、悪い事も考えずにはいられず、
そして、それと戦う。
なにが、幸いかは分からない。
幸いも、不幸も、全ては、幻。
どちらを信じていきるか、
どちらと思って生きるかは、
その人次第なのだと思うのです。
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週末、朝日新聞を読んでいました。
小さなコラムに、
”出る月を待つべし。散る花を追うことなかれ。”
という言葉と、
これを言った、
中根東理という、
江戸時代の陽明学者の事が書いてありました。
名誉やお金を追わず、
清貧を貫いた学者だそうです。
人生五十年の時代に、
50をすぎたとき。
弟が育てられないからと、
3歳の娘を置いていってしまって、、
の言葉だそうです。
途方にくれたけれど、
しょうがないなあ、、、出る月をまとうか、、
ときっと、自分を納得させるように書いたのだろうと思います。
中根東理の事をネットで調べてみたけれど、
ほとんど情報がない。
彼の著作の解説本は絶版。
古本屋さんネットでもなし。
近くの図書館の蔵書検索をかけたけどなし。
分かった事は、
神奈川県の浦賀でなくなって、
その辺りのお寺にお墓があるらしい。
同じような事を言った人はいるけど、
これほど美しい表現はなく、
是非、彼の著作を読んでみたいものです。
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先日、ミュージカル ”ウィキッド”をみてきました。
”オズの魔法使い”の前というか、始まりのお話です。
オズの魔法使いにでてくる、
よい魔女グリンダと悪い魔女エルファバのお話。
実は、二人は、大学の同級生で、親友で、恋敵で、、。
沼尾さんのグリンダと、濱田さんのエルファバという
ベストメンバーで見られたみたいです。
たくさんの人のなかにいて、たくさんの人に愛されたい、、
と願うグリンダと、
受け入れられなくても、自分の正しいと思う路を進むエルファバ。
女性の成長記的なものもあり、
最初と、中盤、後半の彼女達の、
魔女として、女性としての変貌ぶりも面白かったです。
2幕目の後半は、泣きっぱなしでした。
ところで、途中でエルファバに閉じ込められた
ドロシーは、どうなっちゃったのでしょう。
心配になってきました。
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結構前から、
黄色い雲のように、
ミモザの花が咲いています。
河津桜の頃から咲き出していて、
まだまだもってますから、、。
気の長い花ですね。
昔、好きだった漫画、
”オルフェウスの窓”(池田理代子作)で
主人公と恋人との別れのシーンで、
ミモザが効果的に使われてました。。
そんな感傷的な事より、
ついつい、買いすぎたアスパラは、
ミモザサラダにしようか、、とか、
今度、カクテルを飲む機会があったら、ミモザにしようとか、
ついつい、現実的な、食い気のほうに走ってしまいます。。
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いつの間にか、
辛夷の花も咲いてました。
米原万里さんのエッセイに、
辛夷の花は、
木にティッシュペーパーだったか、
紙くずがついたみたい、、、
というような表現がありました。
なんだか、それを思い出して
一人で笑ってしまいました。
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新潮クレスト・ブックス
奇跡も語る者がいなければ
ジョン・マグレガー (著)
1997年8月31日、
イギリスのある通りの夜明けから夕刻までを、
その通りに住む平凡な人々の一日を
感情や状態をつぶさになぞる事で描いているのです。
夕方におこる、”奇跡”にむかって。。
みなが、番地で呼ばれていて、
最初は、匿名 ですが、
次第に個性がでてきて、
なんだか面白くなっていきます。
最後の辺りに、ある一家の名前が明らかになってきて、
ちょっと、ぽっと明るくなった感じでした。
すごく大きな事があるわけじゃないけれど、
なんだか没頭して、
読み進めてしまいました。
数字にいろいろとマジックがある事も、
この日付の謎も、
あとがきで知りました。
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アウステルリッツ
W・G・ゼーバルト (著),
白水社
”私”の学生時代からの友人、アウステルリッツ。
彼は、違和感を感じながら、ウエールズで育てられた。
義理の両親がなくなって、
15歳で、自分の本名、アウステルリッツをしった。
(アウステルリッツは、ナポレオンが圧勝した有名な戦場)
そして、壮年となって、自分の本当の姿、家族を探して回った。
見知らぬ土地を、
わずかな記憶と、手がかりで、
探して歩く姿は、
薄暗い洞窟や、博物館の中でも
さまよい歩いているような感じがした。
本に引き込まれて、私も一緒に歩いている感じもした。
あちこちに挿入された古い写真が、
妙に現実感を作っていた。
あまり、書いてしまうと、ネタがばれてしまうで、
かけないが、。
ナチス支配下での、ユダヤ人の話である。
いくつかの実話のコラージュだそうだ。
淡々としているが、
妙に、引き込まれる小説である。
この本とは直接には関係のない事だが、
踏まれ続けた辛さは、
誰にもわからないし、
どういう言葉でも解消はできないだろう。
しかし、自分たちが辛かったのであれば、
他のの辛さも想像しないのか、、と
思う事がある。
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NHKスペシャル
女と男 最新科学が読み解く性 惹かれあう二人 すれ違う二人
昨晩、NHKで、こんな番組をみた。
熱愛中のカップルの脳のMRI検査を行って
どういう部分が反応しているか、
どういう部分が逆に抑制されているか、
という研究をしているグループが、米、英にあるようで。
男性は、”外見”で女性をみ、腰のくびれなどで、出産できるかどかを判断していく。
女性は、”記憶”する部分が反応していて、相手が言葉とおりか、お願いした事をきちんとやるかどうか、誠実かどうかを判断していく、、ようだ。
そして、恋愛中は、相手に対しての批判的な部分が抑制されてしまうのだそうだ。
仕事中でも、
そういう違いって感じるところが多々あります。
なんで、覚えてないのかなあって。
男女半々なほうが、
互いの違いを上手に生かす事で、
いろいろな作業にしろ、仕事にしろ、
一番効率がよいようです。
医者の世界って、どうしても男性社会なんだけど、
まあ、上手に相手をしって、
協調していけたら、、、と思います。
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マリア・シビラ・メーリアン―17世紀、昆虫を求めて新大陸へ渡ったナチュラリスト
みすず書房。
300年以上前のドイツ出身の女流画家、ナチュラリストです。
出版業や、画家の家族に生まれ、子供の頃から、虫好き?。
毛虫を捕まえてきて、さなぎ、蝶への、
変態をじっと観察していたようです。
植物画家として、そして、虫研究家として、当時としても有名になるのですが、飽き足らなかったのでしょうか。
50歳をすぎて、自分の絵を売り払って資金をつくり、、
南米の虫を観察し、描きに、次女をつれて、
数年、南米にわたるのです。
ここまで、駆り立てたものはなんでしょうか。
300年以上前、日本では江戸時代ですが、
こういう人がいたという事実に、
勇気をもらい、元気をもらいました。
挿絵は、虫嫌いの私には、かなり辛いです。。。。
毛虫は特に、、。
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