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アウステルリッツ
W・G・ゼーバルト (著),
白水社
”私”の学生時代からの友人、アウステルリッツ。
彼は、違和感を感じながら、ウエールズで育てられた。
義理の両親がなくなって、
15歳で、自分の本名、アウステルリッツをしった。
(アウステルリッツは、ナポレオンが圧勝した有名な戦場)
そして、壮年となって、自分の本当の姿、家族を探して回った。
見知らぬ土地を、
わずかな記憶と、手がかりで、
探して歩く姿は、
薄暗い洞窟や、博物館の中でも
さまよい歩いているような感じがした。
本に引き込まれて、私も一緒に歩いている感じもした。
あちこちに挿入された古い写真が、
妙に現実感を作っていた。
あまり、書いてしまうと、ネタがばれてしまうで、
かけないが、。
ナチス支配下での、ユダヤ人の話である。
いくつかの実話のコラージュだそうだ。
淡々としているが、
妙に、引き込まれる小説である。
この本とは直接には関係のない事だが、
踏まれ続けた辛さは、
誰にもわからないし、
どういう言葉でも解消はできないだろう。
しかし、自分たちが辛かったのであれば、
他のの辛さも想像しないのか、、と
思う事がある。
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