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2007.09.04 21:45 |  診療  |  医療事故  |  生活 / くらし  |  その他(医療関連)  |  green leaves  | 推薦数 : 0

不信感の育て方

 だいぶ前の話です。
 Zさんは、外来通院中でした。私が外来担当でした。病気の状態で、週に一度は通院が必要でした。経過はながく、根治する病気ではないけれど、はたまたすぐに亡くなる病気でもありませんでした。治療薬で食欲がおちたり、薬疹がでたりと、生命に別状はないものの、いろいろと本人もご家族も大変でした。

 私は、そそっかしいほうです。そんな、Zさんの、食欲がおちて中止したはずの薬をも一回だしてしまったり、診察前の検査の一部が抜けていたり、、、。外来もかなり混雑していて、なかなか時間にはすすみませんでした。
 
 そんななかで、一緒にこられる家族が、毎回、毎回、すこしずつ、私に対しての不信感を育てていたようでした。きつく咎められると、不思議とまた、同じ人相手になにかおこしたりします。
 待たされた、、中止したはずの薬がまたでた、、診察前の採血を忘れた、、一回、一回は、まあ医者なら80%が経験するような小さいミス、と思います。命に関わるミスではなかったのです。でも、この一つ一つが、病気という不安の畠に不信感の小さな種がまかれ、すこしずつ、水をやり、栄養をやり、、、、結果としては、大きな”不信感という花”を咲かせました。ご家族は、たくさんの不満をナースにこぼし、他院に移っていきました。ご本人は、担当医は私でいいとおっしゃって下さいましたが、、。

 このくらい、、まあいいか、の小さいことの積み重ねで、不信感も育つし、、小さいことでも上手に育てると、信頼感、信頼関係もできるのだと思います。

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