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先月、初診の70歳代の女性。
生まれも育ちも中国で、日本語は全くダメ。
診察には、お孫さんでしょうか、若いきれいな女性が付き添って通訳してくれます。
その患者さん、翼状片があって手術が必要な状態。
問題は手術中、眼を右とか左とかに向けてもらわなくてはいけなくて、でも日本語が理解できないので意思の疎通が出来ません。
手術中に付き添いで来られる女性に通訳してもらえたらいいのですが、場末の開業医の手術室は狭いので、スタッフ以外の人員が入る余地はありません。
それよりなにより、見目麗しい姑娘(クーニャン)が傍らにいることで術者の気が散るのは困りものです。
そんなわけで近くの病院で手術してもらうよう話しましたが、すでにそちらの病院では断られたと。
どうしてもこちらで手術をとのことです。
ウ〜〜〜ムとうなっている私に、診察についていたスタッフが一言。
「執刀医が中国語を覚えればいいじゃん!」
まぁ、確かにそうなんだけど・・・
ということで、『上』、『下』、『右』、『左』、『動かないで』を中国語で覚えるはめになってしまいました。
でも、発音が分からない。
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