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国内での新型インフルエンザに感染した4名も無事退院の見込みということで喜ばしいことである。
さて、この例でも発症があと一日遅ければ、感染に気付かず国内を移動することになったわけで。
そうなると、一気に感染拡大した可能性もあったことになるし、もしかしたら、別の場所ですでに感染の拡大が進行しているかも知れない。
つまり、発熱などの症状が出た場合、『海外渡航歴』や『(明らかな症状のある)感染者との接触』がないことが、新型インフルエンザを否定する材料にはなり得ないということである。
さて、とあるテレビ番組で出演者の一人(T氏)が、潜伏期の感染者の存在を考慮すればGW中に発生した『診療拒否騒動』で医療機関を批判するのは間違いと発言した。
これに関する記事の一部を引用しよう。
タレントKとこの記事を書いた人物は “仮に新型インフルエンザの可能性があろうとも、基本的に全ての医療機関で診察を受けさせろ” と主張しているわけである。
もしそのようなことをした場合、診察を担当した医師が新型インフルエンザに感染する可能性は十二分にある。
当然、発症までの数日間、医師は数多くの入院中の患者さんに接触することになる。
入院中の患者さんは抵抗力が落ちている場合が多いから、いとも簡単に感染するだろうし、比較的、弱毒といえども、基礎疾患を持っている患者さんにとって、今回の新型インフルエンザの感染は死をも意味することになる。
すなわちタレントKとこの記事を書いた人物は、入院中の患者さんを死の危険にさらしてもなお、診察を受けさせろと主張しているに等しいことを理解しているのだろうか。
自分が入院しているわけでないから「死の危険にさらされる入院患者の立場」になって考えることは出来ないが、発熱はするかも知れないから「発熱だけの患者の立場」で発言するのは、単なるエゴとしか思えないのだがいかが。
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