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小説『メスと珈琲』

地方眼科医 / 2008.06.22 14:41 / 推薦数 : 2

小説『メスと珈琲』

佳代は看護学校に通う学生。
バイトの帰りに偶然見付けた珈琲館“森”でコーヒーの美味しさに目覚め、“森”の常連となる。

だが、佳代には“森”に通う、もう一つの理由があった。
それは“森”の、謎多きマスターの存在。
顔を見ただけで客の気分にピッタリのコーヒーを選んでくれるだけでなく、あるときは探偵のような一面を見せたとおもえば、またあるときは怪我人を前に医療従事者のような振る舞いをしたり。

“森”で顔を合わせる怪しげな客、自称ジャーナリストの久保田は、そんなマスターの正体を知っている様子。
いや、マスターの過去に深く関わっていたらしい。
そんな久保田の口にした、とある事件。

マスターの正体に迫るべく、佳代は夏休みを利用して事件の現場に向かう。
そこで知ったマスターの正体、衝撃の過去とは・・・

m3 ブログをいろいろご覧になっている方には、なんとなく途中で方向性が見えてくるかも知れませんが、それでも続きを読まずにはいられない内容です。
以前、御紹介した『医師による小説』を書かれたGFJ先生の作品ですが、作品が長くなった分、描写が細やかで登場人物が活き活きとしている印象です。
これまでの短編も改めて『メスと珈琲』のような長編にしていただけると嬉しいと、一読者としては切望します。


この小説を読んでいると、あなたは日本の医療の将来に不安を抱きつつも、無性にコーヒーが飲みたくなります。

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