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< 大賀ハスの花 | メイン | 今さら“欧米か!?” >
昨日、一人の患者さん、Mさんが白内障手術を受けられました。
Mさんは数年前、視神経の病気のため視力が一気に低下して私の医院を受診。近くの病院の内科にお願いして点滴治療を受けられました。
視野はかなり回復しましたが、残念ながら視力の低下は残ってしまいました。
ところで、Mさん、知人の勧めで一度、別の眼科に受診されました。 そのとき眼科医にこのように言われました。
「視神経の病気は回復不能です。ただし、ほんのわずかですが白内障がありますから、効果は期待できないかもしれないけど、白内障の手術を受けたら、多少は見えやすくなるかも知れません。」
私としても白内障が視力低下にそれほど関与しているとは考えられなかったので、積極的には手術を勧めませんでした。ただ、Mさんはどうしても白内障手術を試してみたいとの希望が日に日に強くなっていったので、とうとう、私の医院で手術を受ける決心をされました。
そして、昨日、手術を受けられたのです。
今日、朝一番で診察に来られました。
診察前に視力検査が済んでいましたが、 案の定、視力は手術前と変化していません。
“Mさん、がっかりしているだろうなぁ〜”
との思いから、診察のイスに座られた Mさんと目を合わせることなく、カルテを見たままの状態で、
私:「見え方、変わってないですか?」
と尋ねたところ、
Mさん:「とても色が綺麗に見えるようになりました!」
と、弾んだ声で返事が。
エッ、と思って向き直ると、これまでに見たことが無いようなMさんの明るい表情が目に飛び込んできました。
こんな、嬉しい“見込み違い” はありがたいものです。
開業医で手術をすることは、煩わしい作業は多くなるし、心理的にストレスになるし、 そのわりには利益にはなり難いし、いつ「地雷」を踏むことになるかわからないし、でも、こんな「思いがけない出来事」があるから、続けられるのかもしれません。
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