・一般の方は,医師がどういう生活をしているか,ご存じないと思います.外来診療表をみて、外来のない日は、何もしていないと思っているような患者さんもなかにはおられます。また、医師は不死身と思っている患者さんもいます。私がむかしサッカーで骨折した時「先生でも骨折されるんですか?」なんて言われました。unbreakableか!?
医師といっても,いろいろありまして,その生活,活動も様々ですが、1人の医師がどのような生活をしているかを知っていただくのも,医療のあり方を巡る論議の参考の一助にはなるのではないかと思い,本日私の1日を書いてみたいと思います.勤務医の一日の例とお思いください。(ただし、管理職、でも、 playing manager)
・朝5時45分起床.(大体毎日6時前には起床)次女を起こす.軽い朝食後,資源ゴミ(空き缶,ガラス瓶)を出して,病院へ.(父子家庭ではありません。My spouseは交替勤務をしております)7時前に病院着.(大体毎日7時から7時30分までには病院に行っています)書類に目を通し,病棟の朝食が来る前に患者さんの回診.本日は,自治体病院を訪問・・・8時30分事務長さんと病院を出発、現地でもう一人の事務の人と合流し、3名で、矢掛町国民健康保険病院,笠岡市立市民病院,井原市立井原市民病院を訪問し,事務長さん達と懇談(残念ながら院長先生方にはスケジュールが合わずどの病院もお会いできず)15時35分病院へ戻り,ちょっと一服.16時から20時45分まで夜間診療:2人の医師で51名の患者.その後少し病棟による.21時30分病院を出て,次女の塾の迎え,22時過ぎ帰宅.食事し、いまこのブログを書いています。
・私が、以前いた「総合病院」時代は、朝5時起床、7時に病院着、公害健康被害補償法、労災等の書類を書いて、回診、外来、病棟等で帰宅は、23時くらい。カミさんは、今の病院にかわってから、帰宅が早くなったと言っとります。 子供らは、私が19時に帰ろうものなら、「はええな(岡山弁)」と言っとります。
・私の生活は,さておき,三つの自治体病院の懇談について,簡単にご報告.懇談の目的は,ざっくばらんに,医療崩壊という中で自治体病院がどのような活動をし,何に困っているか教えていただくことと,以前ブログにかいた「地域医療の再生を求める医師・医学生の請願署名」のお願いです.また、昨年12月に総務省からだされた『公立病院改革ガイドライン』に対する見解と対応をお聞きしました.三病院とも医師・看護師不足には困っておられました.医師数の減少による収益源、かつ、診療報酬改訂で打撃。どの病院も、なかなか展望が見出せないようです。「ガイドライン」に関しては,三病院とも、私がうけた印象で言い切ってしまえば、”現場を知っていない官僚の机上の空論”みたいな感じで受けとめられているようでした。(あくまで、これは、私の表現です)経営について、すこしお伺いしましたが、3病院とも赤字。議会からの風当たりはと聞くと、それぞれいろいろでした。
・話はそれますが、私は、以前、自治体病院が赤字なのはけしからんと思っていた時代がありました。その後、自治体病院は不採算部門をになっており、一概に赤字がいけないとはいえないと思っております。(経営努力すべきところは、多々あると思いますが)大切なのは、何で「赤字」なのか、分かりやすく説明する義務が自治体病院にはあると思います。
・総務省の「ガイドライン」の効率化について、矢掛国保病院の事務長さんの例を興味深くききました:眼科、耳鼻科、皮膚科等いわゆるマイナー科は週1回か2回の外来です。効率化をいうなら、そういう診療はやめて、外来は内科、外科のみとし、外来看護師を病棟に配置した方がよっぽど「効率的」だと。でも、公立病院として、そういうわけにはいかないと。また、笠岡市民病院の事務長さんは、一番の不採算部門は療養病棟だが、市民の要求より、すぐ廃止することはできないと。・・・地域住民と現場でむきあっている地域の自治体病院は、国の方針に一概に賛成しているわけではないという思いを強くしました。
・しかし、今日は本当にへとへとになりました。これから、風呂はいって、ビール飲んで寝ます。
明日は、午前外来。昼から事務作業、夕方明石で一人暮らしの母親のところへゆき、日曜日大阪で、アスベストの関係の集会へ参加予定。大阪新世界の串あげを食べることを楽しみにしております。
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・2008年7月1日に、
「医療崩壊阻止! 医師・医学生署名をすすめる会」
というものができました。
代表呼びかけ人は、
埼玉県済生会栗橋病院副院長・医療制度研究会副理事長
本田 宏
日本福祉大学教授
近藤 克則
佐久総合病院院長
夏川 周介
全国自治体病院協議会会長・全国公立病院連盟会長
邉見 公雄
全日本医学生自治会連合委員長
・以下のような、請願の署名を呼びかけ
ています。
地域医療を守るために、勤務医が働き続けられるよう抜本的な施策を早急に講ずること。
OECD諸国並みの医師数をめざして、大幅な医学部定員増を早急に行うこと。
そのために医学部の教育体制を拡充すること。
生涯にわたって全国どこでも医師が学び続けられるように、指導医の確保など医師研修制度を充実させること。
それらに必要な予算措置をとること。
当院の医局でも、これに賛同して、地域のDr.方に署名を求めていこうということになりました。この、請願内容については、いろいろ意見があって、すんなり署名をしていただけるかどうか不安ですが、とりあえず訴え、議論が起こっていけば良いという立場で、足を踏み出しました。
・本日早めに病院を出て、お二人の開業医さんを訪問。5分もお話はしていませんが、趣旨説明をし、資料を置いてきました。署名していただければ、後日回収に参りますと言って、失礼しました。最初が同級生だったのですが、帰り際に「ご苦労様」と言って、「まろやかカフェ・ラテ」を下さいました。こんなにカンコーヒーが、嬉しかったことはありません。
・こんな署名を取って回って、他のDr.に何言われるか分からないとビビりながら、活動を開始しましたので...
ちょっと幸せな小市民な私でした。
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・標記シンポジュウムが4/12(土)18時より日比谷公会堂でおこなわれました。私は、12,13と内科学会へ出席していたので、12日に内科学会後参加してきました。会場はほぼ満員だったようです。その詳細は、ここのwebsitehttp://www.iryogiren.net/index.htmlで近日公開されるでしょうから、ひとつだけ私の感想を述べます。
・シンポジストは9名いました。うち7名が医療者で、2名が患者/市民でした。そのうちのお一人の、県立柏原病院小児科を守る会代表の丹生裕子さんの発表に感動しました。今の医療危機を打開する一筋の光明を見た思いです。柏原病院の小児科医師が辞意をもらしたとき、その小児科を守ろうと市民が起こした運動です。その柱は三点:「コンビニ受診を控えよう」「かかりつけ医を持とう」「お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう」です。その詳細もまた、「議連」のWebsiteに載るでしょうからここでは、これだけの紹介にとどめます。ただ、「コンビニ受診を控えましょう」といった場合、結構な反発があったんじゃないかなと思います。(わしゃー税金はらっとんじゃー、とか、医者は24時間見るのが仕事じゃろうが・・・岡山弁の表現ですが。)それを乗り越えて運動を広げていかれたのがすごいと、勝手な私の想像の中で、その大変さを思いました。それはさておき、柏原病院のWebsiteもすごいですよ。そこの院長、小児科Dr.のこの「守る会」への感謝の言葉を貼り付けておきます。わたしは、ホロリとさせられました。
http://www.kaibara-hp.jp/
私たちは「柏原病院小児科を守る会」の方々に感謝しています。
平成20年1月現在、兵庫県立柏原(かいばら)病院小児科がまだ存続しているのは・・
革命的とも言える「柏原病院小児科を守る会」ができたからです!
市民の皆さん、皆さんは「医療崩壊」という言葉をご存知でしょうか? 昨年末の重大ニュースにもなりませんでしたから、多くの皆さんはあまり関心を持っておられないかもしれません。 しかし、「医療崩壊」は確実に日本の社会を蝕み続けており、現在の政治方針や国民の認識が変わらなければ、今まで当り前に存在した地域の医療が消滅していくことになります。
自分の身に直接困難が降りかからないと、「そこに問題があること」に気づかないことはよくあることですが、現在、この地域の医療体制もすでにかなりの重症に陥っており、もはや風前の灯と言ってもよい状態であることを理解して頂きたいと思います。
県立柏原病院も、平成19年12月で脳外科の入院と耳鼻科の診療は休止してしまいました。これまでまがりなりにも地域の中核病院として脳血管疾患、心疾患、小児医療などの二次―準三次医療担ってきた県立柏原病院も、このままではさらに衰退していく危機感を抱いています。本当に県立柏原病院が無くなってしまうと、この地域の医療はどうなっていくのでしょうか? 地域や近隣には優れた民間病院もいくつかありますが、県立柏原病院がこれまで果たしてきた従来の機能を代行することはできません。県立柏原病院が今まで担ってきた医療が全く無くなってからでは、遅すぎる(多大な犠牲が出る)ことをご理解して頂きたいと考えます。
私たちは1年以上も前にこの地域の「医療崩壊警報」を出しましたところ、丹波新聞社の熱意ある記事のおかげで、広く市民の皆様が地域医療の危機的状況について理解を深められ問題意識を持って頂ける様になったと思っております。勤務医という医療に関する専門家が、毎日働きながら、自分たちの働いている地域の—この丹波市を危険だと判断し「警報」を出し続けたのです。幸い、丹波市には私たちの発した警報を真剣に受け止め、行動を起こす市民の方々がおられました。そして今、その人々の起こした市民運動は、全国の医療関係者から驚嘆のまなざしで迎えられ注目の的となっています。
その市民運動は「柏原病院小児科を守る会」と名付けられ、「コンビニ受診を止めよう、お医者さんを大切にしよう」、そして「本当に必要な人が必要なときに診てもらえるように」というスローガンを掲げています。この市民運動は、これまでの一般的な市民署名運動と異なり、行政や病院への「要求」を声高に求める形ではなく、現在の医療崩壊の原因と再生への現実を深く見据えたものでありました。私たちは、このような運動こそ「市民の皆さんが自分の子供をまもる最善最短な方法だ」と直感しました。
永年にわたり県立柏原病院に小児科医の派遣を続けてきた神戸大学の松尾教授は、この運動を「日本の小児科医を救う革命的な住民運動」と評価されるコラムを神戸新聞に寄稿されました。そして現在、教授とともにこの市民運動を理解し共感した大学医局の小児科医たちと、県立こども病院の小児科医たちが、交代で週に1〜2回のペースで神戸から遠い柏原まで手伝いに来てくれるようになっています。
県立柏原病院に限らず多くの勤務医は、これまで、労働時間を無視して働き疲弊し、貴重な生命を扱う重責に押しつぶされそうになりながら頑張ってきました。しかし、自分の生活を犠牲にして続けているそうした努力は、単に「医師の義務」という言葉であたりまえに扱われており、多くの医師は当直・救急を含めた過労の中でその意欲が色褪せつつあります。
一方には患者さんの「医療に対する高すぎる期待と理不尽と言える要求」が存在し、それは医療者と患者さんの間に越え難い深淵となっています。治療行為の結果が、患者さんや家族の方の期待に沿えなかった場合には、憎まれたり、訴訟されたり、稀には刑事事件で逮捕されるといった事案が、新聞やテレビで報道される度に、勤務医は、リスクの高い医療現場を離れていきたくなる欲求に駆られています。そして、外来などの多忙な日常診療の中では、本来築いておかなければならない医師—患者間の信頼関係を築く時間すらないのが現実です。医療に100%の確実性はあり得ません。医療は不確実なのです。人間の顔や性格がみな異なっているように、検査や治療行為に対する患者さんの反応もさまざまなのです。医学はそうしたさまざまな反応性を統計的な確からしさで判断することで発展してきた領域なのです。「医療の不確実性」・・それはご理解し難いことかもしれませんが、私たちはこれも前述した「コンビニ受診抑制」とともに、医療崩壊を食い止める、あるいは崩壊後の再生を考える上で非常に大切なキーワードだと考えています。
このような状況のなかで、この丹波地域では「お医者さん(医療資源)を大切にします(無駄使いしません)」 「自分の子供の健康・命を守るために医療に興味を持ち、自分たちに何ができるかを考えます」という5万5千筆の署名を添えた「守る会」の叫びが、私たちはもちろん全国で同じように悩んでいる医師の心に響かないわけはなかったのです。
私たちは今、毎日の医療現場で、この丹波市のお母さん方の「本気」をひしひしと感じてきています。県立柏原病院の小児科医は、平成18年に3人から2人に減り、平成19年4月からは1名が病院長業務を兼ねて小児科診療を続けています。
一方、近隣の病院を見ますと、平成19年春に柏原赤十字病院から小児科が無くなり、兵庫医大篠山病院小児科は人員減少し、市立西脇病院や中町赤十字病院そして三田市民病院もすでに小児の入院治療ができなくなっています。そのため今年の冬は重症患者さんが当院へ集中しました。かなり重症で神戸方面の専門病院へ搬送することも11月後半から年末までに7件ありました。都会の高次病院へ重症患者さんをこれだけ搬送しても、当院の小児科病棟は満床が続きました。以前のような軽症も重症も混在した「コンビニ受診」が続いていたら、と思うと背筋が凍る気がします。この「守る会」の理解や協力がなければ柏原病院の小児科は確実に消滅していたにちがいありません。
もし「医療崩壊」の現実をあまり気づいておられなかった皆様がおられたとすれば、現在の丹波地域の医療事情について考えてみる時間を作ってみてはいかがでしょうか? そして、自らと自らの家族を守るために、今何が必要なのか? 何をやってみることができるのか? を考えてほしいのです。まだまだ歯抜け状態の小児救急体制なのですが、実は小児科にはまだ綱渡りの綱があるだけでもましなのです。綱渡りをしようにも綱渡りの綱を見失っている診療科、あるいは綱はあっても曲芸師(医師)自身が消えてしまった診療科に比べれば・・・。
私たちはこの運動がこの地域に残された医療再生への最後のチャンスだと考えています。まだ少しでも医療資源たる医師の残っている間に、全国に先駆けて医療の「新しい波」を起こす「守る会」の運動を拡げていただけませんか?
小児科だけでなく、他科の医師、全国の医師たちにも希望を与えているこの
「守る会」の運動(医療者と市民の相互協力・相互理解の運動)は日本全国の医療崩壊被害拡大を防ぐ可能性もあるのです。
最後になりましたが、私たちは「守る会」の皆さんに対してもう一度感謝の言葉を述べたいと思います。私たちにとっても、現在の丹波地域にとっても、この「守る会」は恐竜化石(注釈:平成18年、丹波市では恐竜の化石が発見され話題となりました。)以上の宝物だと思っています。
県立柏原病院小児科(丹波地域の周産期・小児医療)を守ってくれてありがとう。
そして、丹波地域の小児を守ってくれてありがとう。
あなた方の市民運動は間違いなく「革命」なのです。
たとえ、この地域が医療崩壊の焼け跡になったとしても(考えたくはありませんが)、その功績は必ずや将来の地域医療再生の道標となることを確信しています。
兵庫県立柏原病院 院 長 酒井 國安 小児科 和久 祥三
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・最近自分のブログを書くばかりで、よそ様のブログをほとんど見ておりませんでした。(ああ、自己中)本日GO!GO!秋葉原えちークリニック/白衣の仕置き人・楽屋篇というブログの「さけび」という記事を見て、『医療現場の危機打開と再建をめざす国会議員連盟』がこの土曜日(4/12)に日比谷でシンポジウムをすることを知りました。ちょうどこの日は東京の内科学会に出席する予定なので、足をのばしてシンポジウムに参加しようと思いました。ただ、私は、東京は秋葉原と新宿(歌舞伎町)は何回も行ったことがありますが、日比谷は初めてなのでたどり着けるかどうか...
・「さけび」と言う記事は、私の好きなムンクを連想するので見たわけです。内容は、ちょっとお下品ですが、くすっと笑ってしました。また、落ちがよろしい。その言っている内容は、ほぼ100%同意できることです=今まで思いっきり医療崩壊を進めてきた人たちが、今度は救世主のようにふるまうその厚顔無恥さ...まず、小泉政権の何がいけなかったか明確にし、反省および謝罪し、改めるようしていただきたいものです。・・・「心労報酬」という言葉は、笑えましたが、現場をみたら、実は笑い事ではない点数です。
・もし、このシンポジウム後さびしく一人出張の私と一緒に食事をしてやろうと思われる奇特なボランティアがおられましたら、ご連絡ください。(詐欺には注意しますよ)
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・まだ、正式な紹介がすんでいませんが、私の同僚にDr. Jという女性医師がおられます。詳しいご紹介は、またの機会にして、今回の話題の関係でご紹介すれが、恐れ多くも岡山県医師会の女医部会の幹部であらせられます。
・7/29に女医部会があり、その中で下記のイベントがあるそうです。
山崎麻美先生講演会
演題:女性医師の勤務環境改善のとりくみ
日時:平成19年7月29日(日)15:00~16:00
会場: 岡山衛生会館中ホール
Dr.Jはその時に座長をされるそうです。私にも来てねと誘われましたので、今のところいくつもりです。でも、参加する男性医師が少ないとヤダナ...多くの男性医師も参加しましょう!
・女性医師の勤務環境を議論する場合、女性医師のみでなく、男性医師も議論に当然参加すべきと私は思っています。(当然対等平等に、です)当然お互いの労働条件や勤務のあり方を話し合うのです。話し合いの中で相互理解が進むと思います。でも、実際医療機関でどの程度議論がなされているのでしょう?
・講師の山崎麻美Dr.が書かれた本『子どもの脳を守るー小児脳神経外科医報告』(集英社新書、2007年)を読みました。最初、「テレビ脳」や「ゲーム脳」を絡めた子育ての話かなと思いましたが、全然違いました。病気を持つ子どもと家族の話+αです。毅然とした態度で手術に臨む女の子の話や、親に心配をかけまいとけなげに振舞う男の子の話が印象深く、また、病気をもつ子どもを残して先に死んでしまう母親の話には、ちょっと泣いてしまいました。現在ほとんど高齢者を診ている私に、違った世界を教えてくれた本でした。
・何はともあれ、女医部会の講演会に男性医師も参加しましょう!
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・私は日本産業衛生学会に所属していますが,似たような(?)学会に日本職業・災害医学会というのがあります.私はその会員では無いですし,その機関誌をみることもほとんどありません.つい最近,日本職業・災害医学会に「認定労災補償指導医制度」というのがあることをしりました.以下その事について述べた文章を引用いたします.(2005年のものです)この文章の最後の方にこの制度は厚生労働省と相談したと書いています.ということは,行政がこの線で進んでいって何らかの制度改定があるのではないかと思います.労働者の権利を守るために良い方向に行けば良いのですが,今の行政の流れを見ていると労災切り捨ての悪い方向に行くのではないかと危惧します.
日本職業・災害医学会会誌 第53巻 第6号
Japanese Journal of Occupational Medicine and Traumatology
Vol.53 No.6 November 2005
巻頭言
日本職業・災害医学会の新しい展開
~学会認定労災補償指導医制度の創設~
鎌田 武信
理事長
本学会は1953年,災害医学研究会として発足,2年後に日本災害医学会と改称され,21世紀2000年を期して日本職業・災害医学会としてスタートした歴史と伝統ある学会で53年目を迎える.
そもそも本学会の目的は会則に示されているように「職業医学および災害医学の研究および教育ならびにこれに関連する諸制度における医学的基準の研究により,医学・医療の発展に寄与する」ことである.この目的を達成するために学術大会の開催,機関誌の発行が行われ,同時に関連学会,関係諸官公庁等の連携協力の推進の一つとして,多くの会員が産業医として,またその専門性を生かして労災補償障害認定(以下労災認定)に従事している.
労災認定は,従来中央労災医員をはじめ各地の労働局から「地方労災医員」,「労災協力医」や「職業病相談員」など各分野の専門家が委嘱されているが,近年労災疾病の多様化と共に「過労死」に代表されるような複雑,困難な事案の増加などにより,労災認定業務の長期化が指摘され,その改善と適正化が求められている.
そこで本学会ではその問題解決に寄与すべく学会認定「労災補償指導医制度」を創設することとした.
本制度は本学会の目的に沿って職業医学および災害医学ならびにその関連領域における医学の進歩に応じ,その分野の知識と技術を高め,優秀な労災補償指導医の養成と生涯にわたる研修を図ることにより,労災疾病ならびに労災認定に関する最新の知識の修得・維持に努め,被災労働者の救済のための障害認定業務の適正・迅速化に貢献せんとするものである.
この制度の実施のため,学会に「指導医制度委員会」を新たに設置し,労災補償指導医の認定,資格更新などの事業を行うこととした.
詳細は「日本職業・災害医学会認定労災補償指導医制度規則」に譲るが,本規則は本学会および関連学会の専門医と厚生労働省職業病認定対策室の方々で検討を重ねてきたもので,既に理事会,評議員会,総会にて承認されている.
最近の「アスベストによる健康被害」は労災認定も含め,その対策が大きく取り上げられているが,この問題も含めて本制度が多くの課題を抱えた労災補償認定に貢献できるよう会員諸氏のご理解と積極的なご支援を期待したい.
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・表題の集会が岡山市で開かれます.私,この集会の賛同人の一人ですので,宣伝させていただきます.
・少なくない医療従事者や国民の方が医療崩壊を嘆いていると思われます.しかし,マスメディアの報道のみでは,なかなか真の実態が分からない(それどころか,歪んで伝えられている?)と思います.
・まず,その実態を明らかにすること,それを医療者側,患者・家族,地域住民と共通認識とすること.そして,どう手を打っていくか,協力して考え,行動していくこと.そういった事が大切だと思います.
・下記は,チラシのコピーです.(うまく貼り付かず変な構成になっていますが)このブログを見て興味を持たれた方はぜひ参加してください.別に中国地方・四国地方の人しか参加しちゃいけないことはありません.近畿圏でも,九州でも,アメリカでも,フランスでも,どこにすんでいる人でも参加可能です.いらしく下さい.
今、日本の医療があぶない
地域医療を守る中国四国のつどい
先般の医療制度の「改正」により、医療をとりまく環境は激変する状況にあります。このままでは国民皆保険制度が解体し、地域医療が崩壊してしまう事態が全国で広がっています。医師不足の問題も極めて深刻です。全国各地の病院で医師が不足し、診療科の廃止や病院そのものが閉鎖に追い込まれる事態も発生しています。とりわけ小児科や産婦人科は深刻です。
私どもは、いま医療現場や地域で起こっている事に真剣に目を向け、医療制度や地域医療をこれ以上後退させないために、広く医療に関わる人々に呼びかけ、「つどい」を開催する事にしました。多くの方々のご参加をお願いいたします。
■日時2007年6月10日(日)
●13時開会、16時30分閉会 ■場所岡山衛生会館
「三木記念ホール」
岡山市古京町1丁目1-10
■内容 ●記念講演
本田 宏 先生(済生会栗橋病院・副院長)
小山田恵 先生(全国自治体病院協議会会長)
●シンポジウム
本田 宏 先生(済生会栗橋病院・副院長)
小山田恵 先生(全国自治体病院協議会会長)
その他、(自治体病院院長や療養型病院院長などの
方へ参加を要請中です。)
■参加費~1,000円 主催;全日本民医連中四国地方協議会【問い合わせ】086-214-3911岡山県民医連内「中国四国のつどい」担当係
記念講演Ⅰ「日本の医療崩壊、医師が果たす役割」講師;本田 宏 先生
済生会栗橋病院
副院長・外科部長
「真実は現場にある」をキーワードとして医療制度に関して医療関係学会のみでなく、雑誌・新聞投稿、テレビ等を通じて一般社会への情報発信に努めている。
記念講演Ⅱ「危機に瀕している地域医療をいかにして守るか」 |
講師;小山田恵 先生 全国自治体病院協議会会長、 岩手県立病院・名誉院長 「自治体病院を取り巻く状況はことのほか厳しく、医師不足は病院の存立にもかかわる危機的状況にある」と医師不足に強い危機感を表明。 |
Access アクセス JR岡山駅より
●岡電バス(岡山駅前バス停) 『高屋行』乗車「県庁前」バス 停下車、徒歩5分
●市電(岡山駅前・市電乗り場)
『東山行』で「内山下」(中国銀行前)下車、徒歩15分
●タクシー利用~約15分
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