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・Annals of Internal Medicineに以下のような論文がありました。簡単に言ってしまえば、製薬企業から資金が出ている薬剤の研究は、その薬が効果あると結論するパーセンテージが、他の資金提供の研究に比べて、高いというものです。まあ、「妥当」と言うか予想通りですね。(ただし、私、この雑誌購入していないので、full textがみれていません。・・・以前紹介しましたように、full textとabstractが、微妙に違う論文があるようで、注意が必要ですが...)

Outcome Reporting Among Drug Trials Registered in ClinicalTrials.gov

http://www.annals.org/content/153/3/158.abstract

Background: Clinical trial registries are in widespread use to promote transparency around trials and their results.

Objective: To describe characteristics of drug trials listed in ClinicalTrials.gov and examine whether the funding source of these trials is associated with favorable published outcomes.

Design: An observational study of safety and efficacy trials for anticholesteremics, antidepressants, antipsychotics, proton-pump inhibitors, and vasodilators conducted between 2000 and 2006.

Setting: ClinicalTrials.gov, a Web-based registry of clinical trials launched in 1999.

Measurements: Publications resulting from the trials for the 5 drug categories of interest were identified, and data were abstracted on the trial record and publication, including timing of registration, elements of the study design, funding source, publication date, and study outcomes. Assessments were based on the primary funding categories of industry, government agencies, and nonprofit or nonfederal organizations.

Results: Among 546 drug trials, 346 (63%) were primarily funded by industry, 74 (14%) by government sources, and 126 (23%) by nonprofit or nonfederal organizations. Trials funded by industry were more likely to be phase 3 or 4 trials (88.7%; P < 0.001 across groups), to use an active comparator in controlled trials (36.8%; P = 0.010 across groups), to be multicenter (89.0%; P < 0.001 across groups), and to enroll more participants (median sample size, 306 participants; P < 0.001 across groups). Overall, 362 (66.3%) trials had published results. Industry-funded trials reported positive outcomes in 85.4% of publications, compared with 50.0% for government-funded trials and 71.9% for nonprofit or nonfederal organization–funded trials (P < 0.001). Trials funded by nonprofit or nonfederal sources with industry contributions were also more likely to report positive outcomes than those without industry funding (85.0% vs. 61.2%; P = 0.013). Rates of trial publication within 24 months of study completion ranged from 32.4% among industry-funded trials to 56.2% among nonprofit or nonfederal organization–funded trials without industry contributions (P = 0.005 across groups).

Limitations: The publication status of a trial could not always be confirmed, which could result in misclassification. Additional information on study protocols and comprehensive trial results were not available to further explore underlying factors for the association between funding source and outcome reporting.

Conclusion: In this sample of registered drug trials, those funded by industry were less likely to be published within 2 years of study completion and were more likely to report positive outcomes than were trials funded by other sources.

上記日本語訳が↓

http://acpjc.naika.or.jp/journals/annals/annals_153_3/annals_153_3_art3abs.html

 

 

以下日記

・本日8時前に病院に行って重症の患者さんだけ診て、帰宅。三女の中学の運動会に行きました。まだまだ暑いのに保護者がいっぱい。(まあ、私どももtwo of themですが)相変わらず保護者は、カメラやヴィデオカメラを持って、子供たちを撮影しています。ただ、印象としてヴィデオカメラが減ったかな。私は、こういう時の撮影は嫌いです。∵見た気がしない。また、子供捜しているうちに、競技が終わったりして。自分の子以外の子もちゃんとみないとね。で、うちの娘の「活躍」は、可もなく不可もなく、という感じでした。私の興味の中心は、他の子とちゃんと協力できているかです。ところで、配偶者はいっぱい知り合いがいていろいろおしゃべりしてましたが、私は知人がほとんど0.一人ぼっちのお父さん状態でした。日ごろの地域活動の無さを痛感。また、当院の看護師さんに会ったのですが、名乗られるまで分かりませんでした。∵日頃制服姿and髪をまとめている姿しか見ていないので。申し訳ない。

・運動会から帰って、風呂入って、一杯といきたいところでしたが、呼び出しがあってもいけないので、キリンフリーで我慢。で、クーラーで涼みながら、いっぱいたまっているe-mailを整理しました。夕方三女が帰ってくると、打ち上げをするから「会場」まで、送ってくれと。最近は、中学生まで打ち上げするんですかね?これが普通?そういやー、部活の試合を親がいっぱい見に行っているというのも、最近普通なんですかね?自分の中学・高校時代は考えられなかったけど。あたりまえだけど、時代はかわりますねえ。

・三女を打ち上げ会場に送って行ったあと、私と配偶者、次女で笠岡まで。私が、TSUTAYAに行きたかったから。そこでレンタルCDとDVDを借りました。現在このブログ書きながらCDをとりこんでいます。借りたのは、落語とクラッシックのCD。辻井君(別に知りあいじゃないですよ)のCDがあったので、借りてみました。どんなかな?あとは、村治佳織とヨーヨーマです。

・突然ですが、「富士には、月見草がよく似合」い、「鉄道の旅にはギターがにあう」。後ろのセンテンスは、私曰く、です。先日夏休み鈍行で博多まで行ったことを書きましたが、その時ウォークマンで村治佳織のTransformationsというCDを聞いていましたが、窓の景色を眺めながら聞くギターは、とても旅情がある。(日本語、変?)他のクラッシックの曲ではそう思わなかったのに。

・また、話変わって、昨日『大作曲家たちの履歴書 下』(三枝成彰。中公文庫。2009年)と『常識として知っておきたい世界の絵画50』(佐藤晃子。KAWADE夢新書。2005年)を読み終えました。どちらも、コンパクトに芸術家たちのエピソードがまとめられて面白かったですね。ちょっと、知識を得て、見たり、聞いたりすると、また、別の面白さがでてくると思います。また、いっぱいCD買いたくなりました。死ぬまでに、興味あるCDを全部聞くことができるかしら。

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・このブログを診てくださっているDr.方には、釈迦に説法、キリストに説教(河豚は鉄砲)と思いますが、コクラン・コラボレーションというのがあります。概要は、Wikipediaをどうぞ↓

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

帝京大学のwebsite出での説明↓

http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~ebm/cochrane_contents.htm

JANCOCのWebsite(2007年から更新されていないようですが)

 

Mindsのコクラン・レビュー↓

http://minds.jcqhc.or.jp/stc/TB/CR_4_ContentsTop.html

本家本元のwebsiteが↓

The Cochrane Collaboration  

http://www.cochrane.org/

 

 

で、本日言いたかったのは、コクラン・レビューで、Occupational Safety and Healthというので、探せば69ありますという話でした。

http://www2.cochrane.org/reviews/en/subtopics/118.html

 

たとえば、現在私が苦しんでいる腰痛に関しては、

Exercises for prevention of recurrences of low-back pain

http://www2.cochrane.org/reviews/en/ab006555.html

 という、レビューがあります。

 

以下日記

・昨日は、マザー・テレサ生誕100周年だったんですね。下のYahoo Japan ニュースで知りました↓

http://dailynews.yahoo.co.jp/photograph/pickup/?1282877276

で、この写真がいいなと思ったのは、マザー・テレサの写真の上の方のベランダにいるシスター達の笑顔です。大変なことをしているのに、使命感/悲壮な決意という表情じゃないですよね。なんか、ほっとしました。

・本日は7時過ぎに病院着。いつものように早朝回診して、その後ルーチンワークに。本日良かったことは、わざわざ相生の方から私の診察を受けにきてくださった家族の方がお礼に来てくださったこと。患者さんは、他の病院でじん肺と診断され、労災申請されましたが、じん肺はないとのことで、不支給。私の所に相談に来られました。実は、私がみてもじん肺は無かったのですが、びまん性胸膜肥厚がありました。ということで、その診断書をかいて出したのですが、それが認められたとのことです。苦労して、診断書/意見書書いたかいがありました。良かった、良かった。

・逆に、つい先日、つらいというか、頭に来たことがありました。じん肺+気管支拡張症の患者さんが、喀血で入院されたので労災申請したのですが、不支給。その「根拠」が痰がP1からP3(膿性痰)でないからと。膿性とおりこして、血痰・喀血じゃろうーが、といいたい。これから、審査請求の意見書を書くつもりです。(局医は、臨床医ではなく、医師試験受かってすぐ官僚になった「医師免許取得者」じゃないかと疑ってしまいます)・・・あんまり、興奮するとまた、血圧があがるので、これくらいにしておきましょう。

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・tai chiって、英語で太極拳のことなんですね。最初この言葉見たとき、タイ(国)のチャイ(お茶)かなと思いました。しかし、国としてのタイはThaiだし、お茶のチャイは、chaiですし...それは、さておきNEJMに以下のような論文がありました。

 

 A Randomized Trial of Tai Chi for Fibromyalgia

N Engl J Med 2010; 363:743-754

Aug 19, 2010

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMoa0912611 

Background

Previous research has suggested that tai chi offers a therapeutic benefit in patients with fibromyalgia.

Methods

We conducted a single-blind, randomized trial of classic Yang-style tai chi as compared with a control intervention consisting of wellness education and stretching for the treatment of fibromyalgia (defined by American College of Rheumatology 1990 criteria). Sessions lasted 60 minutes each and took place twice a week for 12 weeks for each of the study groups. The primary end point was a change in the Fibromyalgia Impact Questionnaire (FIQ) score (ranging from 0 to 100, with higher scores indicating more severe symptoms) at the end of 12 weeks. Secondary end points included summary scores on the physical and mental components of the Medical Outcomes Study 36-Item Short-Form Health Survey (SF-36). All assessments were repeated at 24 weeks to test the durability of the response.

Results

Of the 66 randomly assigned patients, the 33 in the tai chi group had clinically important improvements in the FIQ total score and quality of life. Mean (±SD) baseline and 12-week FIQ scores for the tai chi group were 62.9±15.5 and 35.1±18.8, respectively, versus 68.0±11 and 58.6±17.6, respectively, for the control group (change from baseline in the tai chi group vs. change from baseline in the control group, −18.4 points; P<0.001). The corresponding SF-36 physical-component scores were 28.5±8.4 and 37.0±10.5 for the tai chi group versus 28.0±7.8 and 29.4±7.4 for the control group (between-group difference, 7.1 points; P=0.001), and the mental-component scores were 42.6±12.2 and 50.3±10.2 for the tai chi group versus 37.8±10.5 and 39.4±11.9 for the control group (between-group difference, 6.1 points; P=0.03). Improvements were maintained at 24 weeks (between-group difference in the FIQ score, −18.3 points; P<0.001). No adverse events were observed.

Conclusions

Tai chi may be a useful treatment for fibromyalgia and merits long-term study in larger study populations.

 何か、これ書いていて、急にchaiが飲みたくなっちゃいました。なんちゃって。(韻とオヤジギャグ分かるかな?)  

  

以下日記

・太極拳というと陳家太極拳や猛虎硬爬山、双方貫耳という技を思い出します。(なぜ、これを連想するか、そのわけが分かった人はエライ)・・・太極拳したくなったな。

・本日は、7時30分病院着。回診、ショートステイの対応、人工呼吸中の患者さんのお風呂入れ、調整会議、夜間診療といろいろ。特に夜間診療は最後の方に重症の患者さんが来て、20時50分頃やっと終わってチカレタビー。病院でたのが、21時過ぎ。何時間労働?21時45分帰宅です。

・昨日夜、『もやしもん』の8巻読了。ビールの話で、私にとってUpToDate.巻末に地ビール屋さんの紹介あり。参考になります。(ただ、メディアリテラシーからいうと、これらの地ビール屋さんは、このまんが製作に協力しており、作者は、これらの酒造を紹介するにあたり、negativeな評価をあたえづらいと考えられるので、割り引いて考えないと。まあ、そもそも「味」は、好みというのがありますしね。)

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2010.08.18 23:00 |  診療  |  研究  |  仕事 / 職場  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  ミチバ  | 推薦数 : 2

乳癌発症に環境因子注目

・内科の私です。乳癌に関しては、健診にはマンモグラフィーが必須というよな知識しかありません。日本で、環境因子が乳癌に影響というような記事や論文は目にしたことがありません。(積極的にさがしてませんので)しかし、少なくとも海外では、環境因子が注目されているようですね。NIHのNEWSに以下のようなものがありました。

 New breast cancer committee to establish federal research agenda

http://www.nih.gov/news/health/aug2010/niehs-16.htm

 

この中で、The committee's focus on breast cancer and the environment research across federal agenciesというように、乳癌と環境因子の関係の研究が強化されるようです。

 

・これに関係して、アメリカの研究機関のNIEHSというWEBSITEをみつけました。↓

http://www.niehs.nih.gov/index.cfm

この中で、環境要因と疾病について、簡単に述べているページがありました ↓

http://www.niehs.nih.gov/health/impacts/index.cfm

 

以下日記

・本日は飲み会なので配偶者に病院まで送ってもらい、7時45分病院着。病棟の回診後、午前中外来。午後から全体学習医療安全で、薬剤師さん講師で処方箋の見方。その後C.C.回診、デスクワーク。19時30分より22時まで、玉南医懇と懇親会。(毎月近くの開業医さんと勉強会で、年に夏と冬に飲み会で、今回飲み会)今の病院に赴任時、正直開業医さんとのお付き合いはストレスフルでした。ところが最近は、本当に気楽にお付き合いができるようになりました。気ごころが知れるというのでしょうか。今日も好き勝手にお互いいいたいことを言い合って、お開き。私の幸運というのでしょうか、私がお付き合いしいる開業医さんは良い人ばかりです。(どんな集団、たとえば、教師でも弁護士でも、変な人はいます。医師集団もそうです。そこで、変なひととつきあわないですむ幸せ)222時30分に帰宅して、風呂はいって、このブログ書いてます。ホント、好き勝手に話せる場所が少ないです。(職責者が好き勝手に言っていたら、職員はたまりませんものね。でも、職責者もストレスたまるのですよ)ここ、2回ばかり、水勝手なこという場がありました。8月の週末もそういう場があるはずです。楽しみにしています。)

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・昨日は、放浪の旅に出ていたので、ブログが書けませんでした。さみしい思いをさせて、ゴミンネ、ダーリン。今回本題長いから、読むのしんどい人は、直接「以下日記」へ行ってください。おもしろうよ。(←ホンマかいな?)  

・7/30、7/31、8/1と3回にわたってこのテーマで書いてまいりましたが、一応この「シリーズ」はとりあえずこれで終わりしします。新たなネタが入ったらまた書きますが。

・先ほど、『新薬ひとつに1000億円!?』(メリル・グーズナー著、東京薬科大学医療情報研究会訳。朝日新聞出版。2009年10月15日)原著はこの日本語版の5年前の2004年にThe $800 Million Pill: The Truth Behind the Cost of New Drugsとして出版されていますから、(わたしの感覚では)結構「古い」本になります。原著は、薬一つが800万ドルとなっていますが、訳者らは、いつかの時点のレートで100億円としたのでしょう。

この本の帯には、「画期的新薬」は、かんたんには生まれない。どのように発明・開発され、いかなるコストでわれわれの元に届くのか?グローバルな巨大な医療品業界での製薬開発をめつる政府、企業、研究者、そして患者たちの攻防戦に医療ジャーナリストが迫り、内実を報告する、とあります。

帯のとおり、その「内実」がいろいろかかれて面白かったですね。ただ、私は、最初ちょっと読みずらかったですね。訳のせいなのか、このような書き方に私が慣れていないせいか分かりませんが。

内容は、研究者の地道な活動や熱意、政府研究機関の努力等感動的な話もあれば、以前から書いている利益相反の問題、製薬企業のロビー活動、ディテーリングの問題、そしてこのブログの標題の詐欺の事実も書かれています。そうそう、JAMAのような有名医学雑誌の論説でも、薬剤メーカーのちょうちん持ち記事があったことも述べられていて、あらためて、批判的に医学雑誌を見ることを考えさせられました。興味深い話はいろいろあって、以下に引用しますが、ひとつだけ、引用でなく説明を。この本の標題の薬ひとつの研究・開発に1000億円もかかるというのは、製薬企業の息のかかかった大学の経済学者、つまり御用学者がだした数字ですね。その他、政府機関やNPOも試算していますが、それより低い金額が算出されています。それは、さておき、おもしろいと思ったところの引用。(長くなるので、しんどい人は、お楽しみの「以下日記」へどうぞ。(なぜか引用は、この本の後半部分が多いです)

(大学の行き過ぎた商業化について)

多くの研究者が「やった!」という声を上げるのは、もはや医学的大発見をしたときではない。NIHの資金援助をうけた発見を商品化するために自ら設立した会社の株が発行されたときこそ、目的達成の瞬間なのだ。

もしニクソンの対がん戦争の始まりで何かの誤解があったとしたら、それは大学や研究機関に身を置く科学者が基礎科学の定義を狭くとらえていたためである。・・・不幸にして、これらの同じ科学者たちから選ばれた人間が助成金を監督する集団の管理人でもあったので、がんの環境的・社会的要因についての徹底的な調査はまったく軽んじられてしまった。彼らは、がん発症率を抑えるための公衆衛生上の予防戦略を重視することもなかった。(これは、私が嘆いている、環境・職業性疾患のUNDERESTIMATEにつながっていると思います)

環境保護論者の運動に対する反発と国の政策綱領の変化に伴い、NCIが毒物、環境、食生活とがんとの関係を大方無視してしまえる環境が出来上がった。産業労働者少数民族などのサブグループに集中する特定のがんや、ある地域に集中して発生するがんについての問題を検討しようとする研究者には、ほとんど資金援助が亡くなった。

(セレコキシブ、商品名セレグレックスの副作用の問題で、BMJの記事)

最初の研究にかかわった著者全員が業界から資金援助をうけていたこと、また、誤りを含む研究結果が三万部以上世界各国の医師に配布されていることを指摘して、同論説はこう非難した。「プロトコルにあとから変更を加えることで、楽観的すぎる短期のデータを公表し配布するのは・・・・・・誤解を招く。誤解を招く試験結果を広く配布したのであれば、最初のプロトコルに従って再評価した正しい知見を同じように広く公表することで、これを相殺しておかなければならない。これがなされなければ製薬業界はこの先ずっと、記録を包み隠さず公表する必要を感じなくなるだろう。」(昔、プロパーと言っていたころ、ひつこく新薬を使ってくれと宣伝されていたのに、ある日からピタッと宣伝が止まりました。重大な副作用で販売中止になったからです。プロパーさんからは、一言も説明がなかったことを思い出します。)

 

後発品とは、特許保護を失う薬とほぼ同様の医学的利益しか患者に与えないのに、市場では「新規で、改良された」薬品として特定の購買層に売り込まれる薬のことである。

 

(あの有名な、Marcia AngellのNEJMの論説。注:The Truth About the Drug Companies: How They Deceive Us and What to Do About Itの著者です)

こうすれば医師や市民が新規で有用な薬について学べる、という強い主張である。残念ながら、確かに多くの医師たちは、新薬についての情報を製薬会社の営業マンや販促資料に頼っており、市民の多くは消費者向け直接広告から学んでいる。けれど、自社製品の公平な評価を製薬企業に求めるのは、ビール会社にアルコール依存症について聞くのと同じである。利益相反は明瞭だ。事実、マーケティングは医薬品の販売を目的としており、販売する医薬品の重要度が低ければ低いほど、販売にはより強力なマーケティングが必要になる。重要な新薬はそれほど宣伝を必要としない。必要としているのは模倣薬のほうだ。(私も、時々MRさんに、「宣伝する必要はないよ。良い薬なら、宣伝されなくても使うから」と。)

 

(上院議員のことば)

「製薬業界は独特だ。薬を買う人、つまり患者は注文せず、注文する人、つまり医師は買わない」と訴えた。医薬品の最終選択は医師が行い、その医師たちは、これでもかと無料のサンプルをくれたり、夕食をごちそうしてくれたり、異国情緒豊かな場所での教育セミナーに誘ってくれたりする、七万人もの業界のディテーラー軍団の影響を、ますます受けるようになった。(m3.comをみていると、そんなんで処方には影響されないと仰っている、お医者さんもいるようですが...)

  

(医学雑誌編集長の連名の声明)

患者が臨床試験に参加するのは、人の役に立ちたいという理由が大きい。つまり標準的な治療を向上させるために参加してくれいる。参加する患者の善意を考えると、とにかく売り上げを伸ばすという目的のために臨床試験を利用することは、有力な手段であるはずの臨床研究の真価を踏みにじる、誤った行為だとわれわれは考える」と編集長たちは連名で述べている。

(「ライバル社が売り込みに使う説明に反論する際の、にわか仕立ての科学的知識を営業担当者に与えるために行われた試験。」や「種まき試験」について、書かれたところ・・・くわしくは、本読んでください)

 原文↓

Sponsorship, Authorship, and Accountability 

 N Engl J Med 2001; 345:825-827 September 13, 2001

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMed010093

(本書のまとめ的な文)

何十年ものあいだ、業界トップの人たちは、薬のコストの高さは技術革新につきものの大きなリスクを反映していると主張してきた。けれども本書の各章で明らかにしてきたように、医薬品の技術革新に伴うリスクを多く担ってきたのは、公的機関と非営利機関だった。こうした機関が、ほとんどすべての長期にわたる基礎研究と多くの応用研究を行っており、これらの研究から科学的発見が生まれ、真に革新的な著療法が見つかるのだ。

  

現在の政府奨励策では、企業に既存薬の模倣版を研究はさせても、すでに市販されている薬と比べ新薬はどうかという点を無視する状況を作りだしている。その結果、薬の種類はますます増え、薬を販売する企業に委託された研究が医師向けの主な情報源になっている。大方この種の研究はまともな査読を受けないまま無名の雑誌で発表される。業界の援助を受けて大学が行う臨床試験を長年観察してきたある研究者が結論づけているように、その多くは「二流の科学」にすぎない。

  

・最後に

いろいろ面白かったのですが、ものたりなかったのは、FDAについてです。以前も書きましたが、FDAのあり方自体も問題だと思うのですが、そのことはほとんど書かれていませんでした。

あと、この著者と、この著者がリーダー役を務めているNPOのアドレスを挙げておきます。

Gooznews on Health 

http://www.gooznews.com/

なんと、最近の記事で、日本でも有名なGSKが法律違反でFDAの調査をうけているという記事があります。

 

科学界の誠実性を求めるプロジェクト

http://www.cspinet.org/integrity/projects.html

 

  

みなさま、お待たせの「以下日記」ですよ。

・プレ放浪の旅

当生協法人は、週休2日制なのですが、ほとんど週2日休んだ記憶がありません。(あくまで記憶ですけどね)昨日もお休みです。朝から休みたかったのですが、なんせ、重症の患者さんがいるので7時前に行って、回診。その他、いろいろして9時に放浪の旅に出発。なんせ、最近精神的ストレス溜まっているので、日常から離れたかった。とりあえず、今回は、阪堺電車と通天閣の展望台に登ることを目的に出発。阪堺電車は、朝日新聞のニュースで「おでかけん」という1日乗車券と通天閣入場券セットで800円と言うのを見ており、また、同僚のDr.Sが先日阪堺電車載ってきたことを聞いており、より、行きたくなっていたのです。

・放浪の旅

新倉敷より岡山、岡山より相生、相生より新大阪、新大阪より大阪と乗りついていきました。私が、関西方面に向かう時は、鈍行で岡山より相生、相生で新快速に乗り換えて、神戸や大阪に行くことが多いのです。なんせ、小市民だから、新幹線使くのがもったいない。(かつ、電車の中で本が結構読めるのですね。新幹線だとあっという間についてしまい、ゆっくり本が読めません)

ところが、どっこい。今回人身事故のため、相生でスムースに新快速の乗り継げませんでした。そこで、急遽プラんB、相生で新幹線に乗り換えて、新大阪まで行きました。それから、大阪に行き、私の人生の第3目標のベルギービール屋さんに行きました。ただ、最近体調いまいちで、かつ、3日酔いの後遺症もあり、何を思ったのか、ネロズ・ブロンドを頼んでしまいました。別に、これが悪いのでなく、飲んだことあるのに...(このお店では、飲んだことないビールを頼むつもりだったので)ただ、2杯目にたのんだ、ヴェデット・エクストラ ホワイトが、今まで飲んだビールと違って、食感というか、「飲感」が違いました。体調不調で2杯目に飲んだので、はっきりしませんが、今度は、最初にのんで、この「飲感」を明確にしたいと思います。ただ、言えるのは、ちょっと粘ちゅうということです。舌触り、のど越しがちょっと、他のビールと違う感じがしました。(私、「ばか舌」ですから、真に受けないでね)

さて、十分酔っぱらった後、天王寺へ。そこで、阪堺電車の天王寺駅前(駅?)で、「のんびりおでかけん」を購入し、終点の浜寺駅まで乗りました。阪堺電車は不思議な電車ですね。市電のように路面を走っていたとおもうと、途中、普通の電車のように、道路とは隔てられた線路を走り、また、路面にもどる。まあ、レトロな雰囲気があってよろしい。ただ、廃線になるのかしら?各駅で、廃止反対のポスターが貼られていました。浜寺駅でいったんおりて、浜寺公園を散歩。そこには、プールがあるんですね。真黒に焼けた小学生たちがいっぱいいて、ほほえましかったです。薔薇園(ほんの、すこし咲いていた薔薇がありました)、日本庭園のようなところをあるいてから、公園をでました。阪堺電車の浜寺駅のすぐ近くに、南海電車の浜寺駅があるので、そこをちょっと見にいきました。すると、そこのギャラリーで「キコリス工房作品展」というのをしていたので、これも、ご縁と見てみました。キコリス工房とういのは、木のおもちゃを作っているところですね。動物の木のジグゾーパズルも作っており、おもしろかったです。また、遠山啓が考案した、九九の四角い木もなるほどと思わされました。(何のことかわからんでしょうね)

現在このブログは、チェコのバトバーというビールとシメイブルーを飲んで書いているので、ちょっと支離滅裂になりぎみ

さて、浜寺を後にして、阪堺電車に再度乗ってつぎにいったのは、寺地町駅。そこでおりて、「かん袋」というお店で「クルミ餅」を買いました。ここは、同僚のDr.Jより、堺にいったら、必ず買ってくるようにと厳命されており、寄りました。そこには、かき氷もあり、楽しみにしていたのですが、何ぞ人の多きことよ。座るところなかったので、お土産のみ買った帰りました。実は、医局用、我が家用にも買いたかったのですが、賞味期限が当日のみなので、あきらめました。Dr.Jの辞書には賞味期限の文字はないそうなので購入しましたが。(あと、母親と私で食べようと二人前購入)かん袋をでて、再び阪堺電車で天王寺。そこから、歩いて新世界へ。さあ、通天閣に登ろうとしたら、なんと60分待ち。あきらめましたは。阪堺電車の電車代が普通に乗ったら、多分290+290+200円の780円。通天閣が600円。20円のみ損しましたな。

さて、難波の近鉄から、阪神電車にの乗って三宮へ。(何で、近鉄で阪神だ思う人は、調べてみましょう)三宮でうな丼+そばのセットをサンチカで食べて、明石→東二見の実家へ帰りました。で、さっきのとち餅を二人で食べようと思っていたら、母親が一人で、ほとんどすべて食べてしまいました。二人前なのに、私が食べたのは一個のみ。まあ、母親が元気で、食欲もあるので安心しましたが。

風呂入って早々に寝て、9時30分ごろ起床。朝食食べて、母親とちょっとしゃべって、10時40分に実家を出て姫路へ。姫路で映画『ソルト』を見ました。この映画簡単に言ってしまえば、「草」の話ですね。(「草」が分からない人は、白戸三平やさいとうたかをの漫画を読むか、てっといばやくwikipediaで調べましょう。ワタシャ、Wikipediaで調べたことないので、ヒットするかどうか知りませんが)まあ、いままでのスパイ物に比べて、半ひねりくらいは、ちょっとできているかな。でも、最後の方が、想像できるのですね、「やっぱりそうか」と。もっと、想像できないようなストリーにしてほしいな。

その後、昼食は、オムライス。実は、姫路のあるお店のオムライスがおいしいのです。この店3回目かな。その後、喫茶店でグテマラのコーヒー飲みながら、読書。あと、姫路から新快速→鈍行で新倉敷まで、帰り、あとは車で帰宅。

いくら賞味期間の概念がなくても、こちらが気になるのDr.Jに連絡。ちょうどうちの町内に来る予定ということで、30分位してくるということで、その時連絡すると。一抹の不安を感じながら、ラジャー。ところが、連絡があったのは1時間以上後。その間、庭の草刈りや、入浴を控えてひたすら連絡を待っていました。いつもの経験で、待たされると思っていたのに、また、信じてしまった私。だまされた私が悪い。

・読めた本

この放浪の旅の間に3冊本が読めました。1冊は、今回の主題。二冊目は、読みかけていた『戦争学』(松村劭=つとむ。文春新書。平成10年)、このことはまた、後日書きます。三冊目は、『理性の限界』(高橋昌一郎。講談社現代新書。2008年)これは、(科学)哲学の本といっていいのでしょうか?対談風に書かれているので、読みやすかったですね。でも、つめると気が狂いそうになると思います。面白かったので、この著者の『知性の限界』を姫路駅のジュンク堂で買いました。ホント、ゆっくり本が読めるって良いな。私が、ゆっくり本が読めるのは、(静かな)喫茶店、(比較的静かな)電車の中、ホテルですね。図書館も読めますが、なんか、すぐ眠たくなりますね。しかし、そういう環境がなかなか無い。つらいっ!

今回、長々と書いてしまいました。もう10PM過ぎましたので、オナスビヤサイ。

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・以前歯科医のじん肺のご紹介しましたが、今回は、サルコイドーシスです。

Sarcoidosis in a dental surgeon: a case report

Luigi Checchi  

Journal of Medical Case Reports 2010, 4:259

http://www.jmedicalcasereports.com/content/4/1/259/abstract

抄録貼り付けます↓  

Introduction

Although the causes of sarcoidosis are still unknown, past and current studies have provided evidence that this disease may be associated with occupational exposure to specific environmental agents. We describe a case of sarcoidosis in a dental surgeon with long exposure to inorganic dusts. To the best of our knowledge, this is the first report of this kind in the literature.

Case presentation

At the beginning of 2000, a 52-year-old Caucasian man, who worked as a dental surgeon, presented with shortness of breath during exercise, cough and retrosternal pain. After diagnosis of sarcoidosis, a scanning electronic microscopy with X-ray microanalysis of biopsy specimens was used in order to determine whether the disease could be traced to an occupational environmental agent. Results showed the presence of inorganic dust particles within sarcoidotic granulomas, and demonstrated that the material detected was identical to that found in a powder used by our patient for several years.

Conclusions

Although these results cannot be considered as definitive proof, they do however provide strong evidence that this disease may be associated with material used by dental surgeons.

full textは↓

http://www.jmedicalcasereports.com/content/pdf/1752-1947-4-259.pdf

本文の中で,歯科医/口腔外科医が,どのような粉塵やヒュームに曝露されているかが記載されています↓

The instruments used during dental surgical procedures
produce intense heat (electrocautery, laser) and such procedures usually produce fumes containing biological material (even partially incombusted). High-speed, air-driven dental handpieces,
ultrasonic scalers, the polishing of composite and ceramic restorations and the use of the milling cutter on metallic prostheses disperse a large amount of aerosol and spatter including
fine particulate matter. During the polishing and whitening of natural teeth, chemical compounds (composed by particles of sodium di-carbonate and tricalcium phosphate) are
sprayed on the tooth surface detaching part of its enamel and dispersing microparticles in the
environment, thus exposing patients and operators at risk of inhalation. For example, a standard hygiene procedure involves the use of prophylactic material and ultrasonic and/or manual
instrumentation . The prophylaxis phase can be substituted by an artificial bicarbonate aerosol. Artificial cleaning aerosols are formed by a Mini-Clean device (Castellini, Bologna,
Italy) with air pressure set at six to seven atmospheres and water flow at one atmosphere. Each individual run lasts 20 to 30 minutes for each patient. It has been reported that 95% of the
particles measure less than five micrometers and are mainly concentrated within two meters of the patient where they can be easily inhaled by dental clinicians.

・ちなみにUpToDateには,以下のような記載があります.

Occupational and environmental exposures — It has been hypothesized that sarcoidosis is associated with several occupational and environmental exposures. However, only beryllium and its salts have been shown to produce granulomata that are similar to that seen in sarcoidosis. Despite intensive efforts, studies have largely failed to identify an external agent or agents responsible for sarcoidosis .

A case series suggested that exposure to World Trade Center (WTC) dust during the collapse, rescue, or recovery was associated with an increased incidence of sarcoidosis-like granulomatous pulmonary disease during the five years following the disaster . The series reported 26 patients who had pathologic evidence of new onset sarcoidosis following WTC dust exposure. The estimated annual incidence rate was 86 cases per 100,000 population during the first year after the WTC collapse and 22 cases per 100,000 population during the next four years. In comparison, the estimated annual incidence rate was 15 cases per 100,000 during the 15 years prior to the disaster. Eighteen of the 26 patients (69 percent) also developed findings consistent with asthma. 

参考

ATSのStatement on Sarcoidosis 

http://www.thoracic.org/statements/resources/respiratory-disease-adults/sarcoid1-20.pdf

  

以下日記

・現在病院で,エマーソン,レイク&パーマーの展覧会の絵をききながらブログ書いてます.

・本日朝7時前に病院にきて,回診.16時の夜間診まで,ずっと病棟対応でした.幸いなことに重症の患者さんがおちつきつつあります.じつは,この人が重症かしていなければ,金曜日の夜から「放浪の旅」にでようかと思っていたのですが,あきらめました.ただ,明日の朝きて,おちついていたら,旅に出ようか?

・お昼人工呼吸をしている患者さんの入浴.私が入浴中アンビューバッグ押していたのですが,浴室から病室に帰る間は,患者さん自身にバッグを押してもらいました.特にその間問題ありませんでした.(実は,毎日病室で10回だけ,自分の呼吸に会わせてバッグをおしてもらう練習をしていました.)しかし,それを見た入浴担当の看護師さんたちは別に驚いてもいませんでした.ワタシャ,てっきり看護師さんが驚くか,感動するかと思っていましたが...あまりにも忙しくて,その意味がわからない???

・16時~19時30分まで夜間診療.本日は,暇でした.で,その夜間診療後弁護士さんに頼まれていた,労災の意見書を書き,21時頃ドラフトが仕上がりました.しかし,疲れる.ワタシャ,労災の意見書書く度に自分の寿命が縮んでいるのではないかと思います.(まるで,自分の羽をとって,織物を織るオツウの様に.ちがうかーっ!)

・昨日は,まんがライフオリジナル9月号を買いました.長女のMediGirl読んでください.(オチ,弱いけど)いつ,連載が切られないかハラハラしている私.

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2010.08.07 23:30 |  診療  |  研究  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  ミチバ  | 推薦数 : 2

農夫の健康問題

・1万2000年ほど前の遠い昔ではありませんが、大分以前、学生時代、元佐久総合病院院長若月俊一先生がかかれた『村で病気とたたかう』という本を読みました。確かその本で、農夫症とか農村医学と言った言葉を知ったと思います。

・私は、主には臨床医ですが、労働衛生コンサルタントの資格もあり、労働安全衛生や産業医学に関わってもいるのですが、農業や漁業の安全衛生の知識は皆無に近いモノがあります。しっかり勉強しないといけないと思っております。

・偶然、最近以下のような論文を見つけました。ニュージーランドのものです↓

 

Health of farmers in Southland: an overview

http://www.nzma.org.nz/journal/114-1140/2218/content.pdf

Vol 114 No 1140 Journal of the New Zealand Medical Association 28 September 2001

Abstract
Aim. To describe the health of farmers in Southland.
Methods. Coss-sectional study of a random sample of
farmers in Southland.
Results. 586 individuals were interviewed from 286 farms with a response rate of 65.4%. The prevalence of at least one injury in the last twelve months which prevented normal farm work was 17.1%. Low back pain was common with 54.6% reporting such an episode in the last twelve months. Noise-induced hearing loss was prevalent among men with 28.7% of those 45 years and over being affected.
Levels of asthma appeared low with a point prevalence of 6.8%, with 4.6% on medication. There were 19.3% of male farmers who were obese. The prevalence of alcohol use disorder among men aged 15-24 years was 57.4%, and 39.0% among farm workers. Similarly, 32.0% of men in this age-group smoked, with 35.6% of farm workers being smokers.
Conclusions. Farmers experienced high levels of injury, low back pain and noise-induced hearing loss. Community intervention programmes to prevent injury remain a priority for farmers, although lifestyle factors should also be addressed, particularly among farm workers.

 

・腰痛のような筋骨格系疾患や化学物質による健康障害は当然分かりますが、難聴も多いのは「うっかり」していました。(結構若いうちから聴力障害がきているようです)また、アレルギー疾患のHay fever(枯草熱)も30%もの有病率とは、ちょっと驚きました。

・初めのうちに、Farmers have the second highest occupational mortality rate and the second highest number of new claims for workers’ compensation
among New Zealand occupational groups.とかかれています。仕事中の死亡事故が多いと言うことですが、実は日本でも同様なのですね。普通にニュースをみていても、誰々さんが農作業中に事故で死にましたというのは、(ローカルニュースはあるかもしれませんが)あまり聞きませんし、新聞の全国欄にのることもあまりないと思います。

・農作業安全情報センターというのがあり、そこが事故の統計をだしています。平成20年度の死亡事故は、374件です↓

http://brain.naro.affrc.go.jp/anzenweb/shibou/shibouh20.html

ちなみに、全産業の労災死亡事故は1268人です↓

http://www.jaish.gr.jp/information/h20_kaku/h20_fa00.html

 

以下日記

・本日は、7時45分に病院に行き回診。(すぐに回診しようと思いましたが、ちょうどDr.Jが当直で、だべってしまいました)午前中外来。大きなことはありませんでした。午後は、1週間の疲れが出て、1時間弱昼寝をしたのち、デスクワークと回診。夕方、患者さんのご家族に病状説明。医師になって初めて浴衣姿で病状説明をしました。∵本日玉島まつりというのがあって、我が病院も40名くらいで参加して、踊りを踊ることになっていました。17時出発なので、浴衣の着付けをしている頃にちょうどご家族がいらしたので、そのままお話を。癌の末期で亡くなりそうな患者さんなら、「ちょっと」と思いますが、そういうわけでもなかったので、浴衣姿で説明しました。・・・フィッシュ哲学で行くと、お祭りの日は受付も浴衣姿でやったらどうかしら。

・ということで、18時から30分くらい(?)、お祭りで、良寛音頭、燃えろ岡山音頭、良寛ばやしというのを踊って、病院にもどり、20時より打ち上げ。まだ、3日酔いのトラウマが残っており、そんなに飲めませんでした。しかし、酔っぱらった話は「暴走モード」に近かったです。帰り、誰も送ってくれないので、歩いて新倉敷駅までいって、鴨方まで。たまたま、さいたま市から帰省してきた長女と同じ電車でした。

・漫画家(の卵)の長女が生活できているのか心配でしたが、定期的なアシスタントの仕事と、自分の仕事で月収10数万、生きていけるとのことで安心。(ただし、病気をしたらアウトですね)明日は、午前中地域の「草刈り」ですが、それが終わったら、入院しているひいバアチャンの見舞いに行って、イオンに行こうかという話になりました。

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2010.08.06 22:30 |  診療  |  研究  |  その他(一般)  |  その他(医療関連)  |  ミチバ  | 推薦数 : 2

仕事と乳癌

・本日も乳癌のお話。下のような論文を見つけました。

Occupation and Breast Cancer
A Canadian Case–Control Study

Ann. N.Y. Acad. Sci. 1076: 765–777 (2006). C  2006 New York Academy of Sciences.
doi: 10.1196/annals.1371.019

http://www.nomorebreastcancer.org.uk/assets/NYAS_1076_765_777_final.pdf

抄録が↓

ABSTRACT: Alocal collaborative process was launched in Windsor, Ontario,
Canada to explore the role of occupation as a risk factor for cancer.
An initial hypothesis-generating study found an increased risk for breast cancer among women aged 55 years or younger who had ever worked in farming. On the basis of this result, a 2-year case–control study was undertaken to evaluate the lifetime occupational histories of women with breast cancer. The results indicate that women with breast cancer were nearly three times more likely to have worked in agriculture
when compared to the controls
(OR = 2.80 [95% CI, 1.6–4.8]).
The risk for those who worked in agriculture and subsequently worked
in automotive-related manufacturing was further elevated (OR = 4.0
[95% CI, 1.7–9.9]). The risk for those employed in agriculture and subsequently employed in health care was also elevated (OR = 2.3 [95% CI, 1.1–4.6]). Farming tended to be among the earlier jobs worked, often during adolescence. While this article has limitations including the small sample size and the lack of information regarding specific exposures,
it does provide evidence of a possible association between farming and breast cancer. The findings indicate the need for further study to determine which aspects of farming may be of biological importance and to better understand the significance of timing of exposure in terms of cancer risk.

・本文で、私が、大事だな/おもしろいなと思ったところ↓

Increasing
evidence suggests that synthetic chemicals, particularly those that mimic estrogen
(xenoestrogens),may increase risk by acting as endocrine disruptors. Such
exogenous chemicals include organochlorine pesticides, polycyclic aromatic
hydrocarbons, organic solvents, and plastics. Animal bioassays have identified over 200 chemical substances that trigger breast cancer.

Canada and the existence of carcinogens in occupational environments, there
remain no registries or systematic methods to record the occupational histories of cancer patients in general, nor breast cancer patients in particular.  

The failure to document lifetime occupational histories and corresponding
workplace exposures results in an underestimation of occupationally
related cancers
and a corresponding lack of substantive prevention-related activity.

 

・私がいつも言っている、職業・環境性疾患が、低く見積もられているということが、ここにも書かれています。

・環境と乳がんの論文読んでみて、おもしろいなと思うのは、化学物質が、いわゆる内分泌攪乱物質のように、ホルモンの異常を起こして乳がんを発生させやすくしているというメカニズムです。(そういえば、最近「環境ホルモン」の話題をとんと聞きませんが、どうなったのでしょう?)

 

以下日記

・本日、いろんな患者さんがいるなあと改めて実感。(今回、悪い意味でのいろんな患者さん)①一人は、入院費を会社に借りに言って、支払いせずに行方不明に。②ひとりは、待ち時間が長いと外来で大声をだす。その人曰く、待てるのは3分。③そして、酸素療法をしているのに、禁煙せず、酸素をせずに動き周り、結局呼吸困難がひどくなり、時間外に受診。なんか、 今日一日で疲れます。まあ、こういうこともあるわなと思いますが。(三番目の人は、一定おつきあいがあって憎めないんですがね...)

・今朝病院に着いたのが、7時15分頃、病院でたのが、21時30分。明日は、お祭りなのに、うまくおどれるかな?(踊りの練習1回しかするまがなかったです)22時前に帰宅、まずは入浴し、夕食は、ホルモンうどん。だれが、このメニューを考え出したのでしょう?表彰ものです。このうどん食べながら、TVで途中から、『サマーウォーズ』見ました。なんか、昔のアニメのパクリか、パルディーか、はたまたオマージュか?なんか、ごった煮でしたね。(そもそも途中から見て、シテュエーションがようわかりませんでしたが。

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・イギリスにNo More Breast Cancer campaignという運動/団体があって、No More Breast CancerというWebsiteを運営しています↓ そこでは、乳がんは環境性疾患であると言っています。

http://www.nomorebreastcancer.org.uk/index.html

ここが出しているリーフレット↓

http://www.nomorebreastcancer.org.uk/assets/NMBCleaflet08_web.pdf 

ここが出しているパンフレット↓

http://www.nomorebreastcancer.org.uk/index.html

その概要↓

http://www.nomorebreastcancer.org.uk/assets/summary_v1.pdf

・ただ、私、そもそものこの運動の発端となった、” Breast cancer: an environmental disease”, published in 2005 by the UK Working Group on the Primary Prevention of Breast Cancer. というのを、ようみつけておりません。また、UpToDateの乳癌の疫学とリスクファクターのところをみてみましたが、Environmental exposureの項目はありましたが、否定的な意見でした。(PCBやDDTの暴露に関して)日本の乳癌学会では、どのように考えられているんでしょうね? 

 ・アメリカには、The Breast Cancer and the Environment Research Centers (BCERC)という、乳癌と環境の関係を研究するセンターがあるみたいです↓

http://www.bcerc.org/index.htm

 

ここの関係のレポートまだ、何も読んでませんが。

 

以下日記

・本日は、私自身の受診の日。7時に病院に行って、回診と書類書きをすませて、9時15分に岡山医療センターへ。頸椎の単純X線とCTを撮って、診察。椎間板をとったところにいれているチタン合金の周囲にはきちんと骨が持ってきており、経過は順調とのこと。あと、1年後フォローでした。予想よりも早く受診が終わったので、イオン/ムービックスに行きました。レオさまのインセプション見ました。なんか、シャッターアイラインドを思い出しました。映像がすごく、まあ、楽しめました。Ken Watanabeもいい味だしていとと思います。ただ、相も変わらず、アクション(銃撃戦)には、相手の方が多くて、訓練もされているのに、なんで、「こちら」が勝つというか、防衛できるのよ。アメリカ映画の「良き伝統」ですね。

 

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・今回のブログの標題が、「製薬大企業」とありますが、以下は直接は医学研究者の問題です。ただ、利益相反をおこさせる「原動力」が製薬大企業なのです。  

・すこし古いですが、『医学と利益相反 アメリカから学ぶ』(三瀬朋子。弘文堂。平成19年12月30日)という本が出ています。これは、おもにアメリカの医学研究における利益相反について書かれています。この著者の博士論文を加筆修正したものということです。ちょっと、くどくてもう少し簡潔になってもよさそうですが、内容はOK。かなり勉強になります。企業の株をもっている医師(研究者)の利益相反や、Studyに登録する患者の紹介料なんて、わたしの想像もつかない問題でした。最初に、アメリカで医学研究の利益相反が問題となるきっかけとなったゲルシンガー事件は、そういえば何かで読んだような気がしますが、ひどい話です。私、IRB(Institutional Review Board・・・医学研究にかんする倫理委員会)って、結構機能してると信じてたのに。

・この本読まれていない人は、私が何を言っているかわからないと思います。一つだけ、この本から引用。医学研究における利益相反は、以下の四種類があるそうです。

①医師が医学研究と関係のある製薬企業やバイオ技術企業からの贈与を受ける

②同僚審査における利益相反的状況:ここでの「同僚審査」とは、バイオ医学研究の予算配分や、研究成果を雑誌などへ掲載することを認めるか否かの決定に、同業である医師および研究者が審査役として役割を果たす場合をさしている。ここで、自己の今日昇進や偏見が不当に審査に影響を与え、ひいては社会の利益を行うことが「利益相反」の一種(医学研究成果の社会的影響は甚大であるため、医学雑誌の同僚審査委員にとっては、「社会全体がいわば患者といえるのであり、彼らはその患者との間に信任関係にあり、それゆえに、審査過程においては社会の利益を第一にかんがえなければならない。」)

③製薬企業や医療機器メーカーから仕事上の旅行の費用や医療器具の贈与をうけること

④自己が経営または投資している医療機関へ患者をしょうかいすること

 

・最初に書きましたように、この本はおもには研究における利益相反の話です。ただ、ちょこっと実地医療の事も出ています。・・・製薬企業が臨床医に対し自社の製剤を処方してもらうことを目的に行う贈与や利益供与。・・・いろいろ論考がありますが、最後に以下のような文章で、わたしのこの本の紹介は終わります。

医療と製薬という専門分野は、新しい規制という脅威に直面しているが、その一因は、自らのメンバーに対する十分な自主規制を実施してこなかったことにある

 

・学会や医師会、医療機関も、利益相反がマスコミでやりだまにあがって、規制の法律ができるまえに、自浄しておいた方がよいと考えますが...

 

以下日記

・本日は、早朝に病院にいって、患者さんのカルテチェック。その後、労災の意見書をかいて、岡山市のコンベンションセンターというところに行きました。岡山県医師会主催の県民公開講座「日本の医療史ー特に入院施設の歴史ー」(日本医史学会理事長、順天堂大学名誉教授 酒井シズ先生)を聴きに行きました。しかし、とっても、腹立たしかったです。私は、単発でこの講演会があるのかとおもっていたら、ちょうどこの時期、全国有床診療所連絡協議会総会というのがあって、その記念公演だったんですね。それを県民公開講座としたわけです。で、時間が11時30分~12時50分だったのですが、11時30分になっても、先述の協議会の行事が長引いていて、はじまりません。結局始まったのが11時55分、終わりは予定通り、12時50分。25分も短縮。で、始まるまで会場で、「協議会」の議論をきいてました。私以外も、何人かこの講演のみ聴きに行っていた人がいます。医療関係者以外の一般の県民の人もいたと思います。まったくそういう人のこと考慮せず、時間を守らず、講演時間も短い。すっごく腹が立ちました。また、講師の先生にもとっても失礼だと思います。私が、運営担当なら、招待した講師の時間は絶対確保しますけどね。気持ちとしたら、岡山県医師会報に謝罪文を載せてもらいたいものです。

・ところで酒井シズ先生は、『病が語る日本史』 (講談社学術文庫)というのを書いていて、また、TVドラマにもなった「JIN-仁」の医学監修もされているひとです。それから、「戦争と医の倫理」の検証を進める会の顧問でもあられるんですね。

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