・最新のAJRCCMに以下の様なレポートがありました↓
Epidural Pneumatosis and Diffuse Soft Tissue Free Air As a Complication of Diabetic Ketoacidosis
Am J Respir Crit Care Med Vol 185, Iss. 4, p e5, Feb 15, 2012
この文献では、激しい嘔吐もしくはクスマウル呼吸で、肺胞が破れるのが原因ではないかと書かれています↓
diffuse soft tissue free air associated with DKA is typically benign and likely caused by alveolar
rupture from forceful vomiting or Kussmaul respiration
ということは、別に糖尿病性ケトアシドーシスに限らず、激しい嘔吐や胸腔内圧があがる病態なら、何でも起こりえると思います。
・それどころか、安静に寝ている最中にも硬膜外気腫がおこった日本語の症例報告もあります↓
睡眠中に突然発症した硬膜外気腫の1例
日本呼吸器学会雑誌44巻8号 Page601-605(2006.08)
Abstract:症例は19歳男性で睡眠中突然の呼吸苦と咳で発症した.初診時,皮下気腫は明らかではなかったが翌日の胸部レントゲン写真では皮下気腫,縦隔気腫が認められた.また胸部CTではC6からTh9におよぶ硬膜外気腫が認められた.胸痛,呼吸苦が軽度認められたが神経症状はまったくなく全身状態は良好であった.安静にて経過観察したところ1週間後には皮下・縦隔・硬膜外気腫はほぼ完全に消失した.アトピー性素因を有するものの基礎疾患がなく,喘息や激しい咳など明らかな誘因もなく発症した皮下・縦隔・硬膜気腫の1例を経験したので報告する。
・上記英語の文献の「教訓」の一つは、頸がいたいと言われれば、さわってみるとうことでしょうか。
以下日記
・座右の銘というのは、ないのですが、日常の指針にしていることばに、To err is human.があります。なんか人が失敗したとき、この言葉をとなえると、あまり腹が立ちません。(というか、腹を立てない様に意識する)そして、つい最近知ったことば、「我以外皆我師」というものです。こういう視点で、患者さんや職員さんをみていると、「良かった探し」をするようになりますね。・・・本日外来で、私と同年代の喘息の患者さんが、「おかげさまで」という言葉を使われました。(発作がなくがおちついているとう文脈で)おばあさんがよくこの言葉を口にされるのは聞きますが、同年代や下の年代のひとがそういう言葉を発するのをきいたことがありません。
・いしいひさいちの漫画に、「女(わたし)にはむかない職業」というのがあります。これは、海外ミステリーの「女には向かない職業」というもののパロディ・オマージュだと想像するものです。(と、急に文語調)で、それをもじって「私には言えない言葉」(ぜんぜん、もじってないか?)→それは、上で述べた「おかげさまで」今まで、使ったことがあるのかな?先人への感謝はありますが、この言葉は使いませんね。ちょっと、何かの機会につかってみるか。はたして、つかえるか?
cf. 「おかげさま」の語源↓
・さて本日は、朝一で資源ごみ出して、7時40分病院着。カルテのみチェック、事務作業、三役会議。そして午前中外来14時まで。その後は、回診、カンファレンス、回診、デスクワーク、倫理委員会、玉南医懇(開業医さんとの勉強会)。病院出たのは、22時前。帰宅は22時20分。風呂入って、夕食は昨日から熟成しているカレー(つまり、昨日の残りのカレー)で、現在、このブログ書いています。これから、ほんのちょこっとお勉強して寝ます。
コメント
コメントはまだありません。
コメントを書く