・フォークリフトを運転している労働者の手の痛みの症例です。一応有頭骨の無血管性骨壊死(阻血性骨壊死)は、稀だとのこと。でも、実は、見逃されていたりして。
A case of avascular necrosis of the capitate bone in a pallet car driver.
J Occup Health. 2009;51(5):451-3. Epub 2009 Aug 6.
(freeでfull textが読めます。英文読まなくても写真をどうぞ)
この論文ではpallet carと書かれていますが、フォークリフトの事だと思います。その車のハンドルにボールがついており、そのボールを握って運転する。その時、手のひらの血流が阻害されて、骨の壊死がおこるというもの。(百聞は一見にしかず。この論文の写真見てください)
・ふつうのレントゲンでは壊死がわからず、MRIで初めてわかることもあるそうなので、ひつこい手の痛みにはMRIも必要でしょうか。
cf. 手の関節のMRI解剖
cf. 無血管性骨壊死の説明(メルクマニュアル)
以下日記
・今日の仕事はつらかった。あとは、焼酎をあおりたいです・・・午前中一人で外来。いつもは、Dr.Jと二人ですが、彼女がおやすみ。ですので、予約患者数を少なくしていたのですが。お一人新患さんで、非常に強い背部痛で受診されました。下肢の脱力、知覚異常あり。レントゲンで圧迫骨折あり。手術も必要と考え、大きな病院へ入院を依頼したのですが。倉敷市内の最初の病院で、受け入れ困難。二つ目も無理。脊椎の手術ができる病院が少ないので、岡山市の私が頸を手術した病院にお願いして、うけいれてもらいました。このように書いたら、簡単ですが、この間、本当にいろいろなやり取りがあって、めっちゃつかれましたし、ものすごく時間がかかりました。(患者さんを搬送する救急車に急に連絡をいれなくてはいけない事態も発生し、生まれて初めて私、119番に電話しました。消防訓練で知っていた「火事ですか、救急ですか?」と問われました。)予約の患者さんは、めちゃくちゃ待たしました。じいちゃん、ばあちゃんがよくいう「つらいばーじゃー」と本当に思い、泣けてきました。もう午前中で1日の仕事が終わった感じ。(気疲れですね)それでも14時前に外来終わり、遅い昼食。病棟行ったら、あるNs.は喘息で苦しんでいるし・・・診察し、吸入と点滴の指示。その後病棟のカンファレンス、そして患者さんに病状説明。その後労働組合との月1回の会議。18時30分に病院でて、マルナカで総菜買って帰宅。三女を塾に送って、入浴。そして、このブログ書いております。おとーちゃんは、本当に疲れました。まだ、塾の迎えが残っておりまので、風呂上がりは、ノンアルコールビールの「龍馬1865」でした。
・まあ、今日は、救急隊員の日頃の大変さの一端を経験したということで、よしとしましょう。
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・先日、バスタブをきれいにする作業で、塩化エチレンをつかって中毒を起こすという記事を書きました。下に二つ文献をご紹介します。一つは、合板を使って家具を作る労働者(家具職人)、もうひとつは、家具の汚れを取る仕事(furniture-stripping )です。
①Methylene Chloride Poisoning in a Cabinet Worker
Environ Health Perspect
107:769-772 (1999).
More than a milion workers are at risk for methylene chloride exposure. Aerosol sprays and paint
stripping may also cause significant nonoccupational exposures. After methylene chloride inhalation, significant amounts of carbon monoxide are formed in vivo as a metbolic by-product.
Poisoning predominantly affects the central nervous system and results from both carboxyhemoglobin
formation and direct solvent-related narcosis. In this report, we describe a case of methylene chloride intoxication probably complicated by exogenous carbon monoxide exosure. The
worker's presentation of intermittent headaches was consistent with both methylene chloride
intoxication and carbon monoxide poisoning. The exposures and symptoms were corroborated by
elevated carboxyemoglobin saturations and a workplace inspection that documented significant
exposures to both methylene chloride and carbon monoxide. When both carbon monoxide and methylene chloride are inhaled, additional carboxyhemoglobin formation is expected. Preventive efforts should indude education, air monitoring, and periodic carboyhemoglobin determinations.
Methylene chloride should never be used in endosed or poorly ventilated areas because of the well-documented dangers of loss of consciousness and death. Key work carbon monoxide,
carboxyhemoglobin, methylene chloride, occupational exposure.
これで面白いのは、いろいろメカニズムが書かれています。塩化メチレンの代謝産物は、一酸化炭素ですが、曝露から離れてもしばらくは、COHbの濃度が上がるということですね。(ただ、一義的な「悪さ」は、塩化メチレン自身みたいですが)
②Methylene chloride exposure in furniture-stripping shops: ventilation and respirator use practices.
J Occp Med. 1990 Jan;32(1):33-7.
Abstract
Four cases of serious methylene chloride (dichloromethane) poisoning, including fatalities, in small-scale furniture-stripping shops were reported to the Rocky Mountain Poison and Drug Center between 1984 and 1988. Adequate ventilation systems and use of recommended respirators may seem impractical or overly expensive to the operators of such shops. Twenty-one shops in the metropolitan Denver, Colorado area were surveyed. A half-facepiece respirator with organic vapor cartridges was worn at least part-time in 14 of 21 shops; none was worn in 7. In 10 of 21 shops, workers had experienced dizziness, headache, or nausea when stripping furniture. Current safety practices in small-scale furniture-stripping shops may be inadequate to keep methylene chloride exposure levels in compliance with latest recommendations, and serious or fatal overexposure can occur.
・上の二つとも古い文献ですが、現在でも日本で中毒はおこっているみたいです↓
有機溶剤による中毒等(平成21年)
・上記英語の論文の中で、19歳とか20代の労働者が亡くなっています。家具の製造や補修で命を落とすなんて...有機溶剤を甘く見てはいけません。
・なお、意識障害に熱傷が合併していたら、塩化メチレン中毒を考えないといけませんね。(その他の化学物質も、同様な症候をきたいすものがあるでしょうが)
以下日記
・7時30分病院着。早朝回診。午前外来で、午後から水島へ。途中久々に「備中さぬき屋」によってlunch:3種うどん(温)でした。最近よく行く「古狸庵」と麺の食感が全然違います。こちらは、こちらで、またよろしい。久々に旨いと思いました。
・午後からは、岡山県下の手話通訳者の頚肩腕障害健診。(と、いっても問診でスクリーニングして、問題がありそうな人のみ健診)昔に比べたら手話通訳者さんの労働環境はましになっているみたいですが、「頑張る人」は、相変わらず頑張りすぎてますね。その後玉島へもどって、書類、文献の整理18時30分まで。で、帰宅し、三女を塾に送って、お勉強、夕食。22時前に塾に迎えに行って、お風呂。で、このブログ書いております。あと、ちょっと、本を読んでから寝ます。
本日のBGMは『夜来春』という中国楽器(古琴と琵琶etc.)のCD。演奏家は、姜小青、費堅蓉という人。
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・70歳男性が、吐気、嘔吐、発熱、そして、血小板減少のエピソードを繰り返し、患者さんがクルミを食べたら、そうなることに気がついて、調べたら、やっぱりクルミが悪かったというLancet のcase report。ワタシャ、最初この症例提示で患者さんは、キニーネ含有飲料を飲んでいなかったというのがあり、最初「?」でしたが、読んでみて、「ああそうね」と思いました↓
Thrombocytopenia in a nutshell
The Lancet, Vol. 379, Issue9817, Page 776, 25 February 2012
このレポートの表題は、血小板減少しか出ていませんが、吐気、嘔吐、発熱といった症状も伴っているのに注意。
*余談ですが、quinine-containing beveragesって、代表的なものは、トニック・ウォーターですね。日本のトニック・ウォーターにはキニーネが含まれていないそうですが、外国行ったり、個人輸入してたりしたら、キニーネ入りのトニック・ウォーター飲んじゃうかも。(私の好きなカクテル「ジントニック」は、ちょっと注意)
・ちなみに、クルミやキニーネで、なぜ、血小板が減少するのか?薬剤性(そして、食餌性)の機序は、いろいろあるようで...下のような厚労省のパンフはいかがでしょう?↓(中の「薬品」を「食品」に読みかえてもよいと思います)
重篤副作用疾患別対応マニュアル
血小板減少症
・何かを食べて、嘔吐や発熱があった場合、ただの「食中毒」と考えず、免疫学的な機序も考えないといけませんね。
以下日記
・本日7時30分頃病院着。いつもの朝の回診と会議。午前中外来13時過ぎまで。午後会議、回診、面接、管理会議。今日の管理会議の「マネジメント学習」(2001年6月から、管理会議のたびに輪番で、マネジメントに関する学習をしています)は私の番でしたが、3月とばかり思い込んでいました。レジュメも何もなかったですが、15分間、今思っているマネジメントに関する考え方とか、課題をホワイトボードを使って、お話ししました。まあ、まとまりのない話になりましたが、あとから考えたら、key wordsの関連を図示したら、結構良い話になったなと、反省と言うか自画自賛と言うか...どういうことをというか、言葉、フレーズを使ったか、以下に羅列します。(会議の場で言っていないことも、ありますが)
・管理職の任務
「成果をだしながら、人を育てる」(「人をそだてながら、成果をだす」)
・成果とは
当然目標の設定が必要。PDCAのP
・Planをつくるためには、情報の収集が必要
・・・自分なりの情報源が必要
メーリングリストやfacebookといったSNSの利用を
・情報を仕入れても、それをきちんと評価しないといけない・・・メディアリテラシーの「前半」
・メディアリテラシーとは、情報を読み解く力のみでなく、自ら発信する力も含まれる。(それが「後半」)メディアリテラシーが語られる場合、前半のみの場合が多いのでは?
・情報を評価するには、自分の評価軸が必要。ただし、自分の評価軸のみを絶対視しないこと。他の評価軸も柔軟に取り入れる。また、評価軸は、少なくとも二つ必要。
・管理職に必要な能力=コミュニケーション能力
・それで、まず大切なのは、聴く力(傾聴)
・ただ、聴いてばかりいると、管理職のストレスにも成りえる→アサーションの学習が必要
・コミュニケーションは、バーバルとノン・バーバルあり。話しやすい「雰囲気を」・・・裸の王様にならないこと
・実は、裸の王様には二種類ある。巷でいわれているのは、「こわくて」しゃべれない。もうひとつの王様は「竹輪の耳」の王様。ハイハイと快く聞いてくれるが、聞き流すだけで、何もしてくれない。最初は良いが、そのうち、話すほう(提案や相談をする側)は、どうせ行っても返事だけと思って、しゃべらなくなる。
・話しやすい雰囲気をもつのと、相談されれば、必ず反応する。(要望があり、それにこたえられない場合、理由をのべて要望にはこたえられないと反応すること。無反応がいけない)
・伝える力も大切。プレゼンの力量アップを。
・職場の「ホウレンソウ」は、大切。以下に職場に理念・方針を徹底させるか。以下に、職員からさまざまな意見をくみ取るか。
・人を育てるためには、モチベーションを高める必要がある。色んなノウハウ(方略)が必要。私は、なかなかそれが上手く出来なかったと反省・・・そもそも自分は管理職よりも、実行委員会の委員長に向いていると思っていた。この話をして、やっぱり、そうだったなと再認識した。
・まあ、今日しゃべったこと+しゃべり足りなかったことを上に羅列してみました。なんで、こんなこと書いたか?実は、三女の塾の迎えの時間を待っているのでした。
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・私は、ナノテクが言われだしたころから、第二のアスベストにならないか、とっても不安を持っていました。しかし、田舎の一医者がどうしようもできませんし、そのテクノロジーの知識にもついていけません。せいぜい、健康影響へのレポートに気をつけるぐらいです。
・で、前述のようにナノテクについていっていないのですが、graphene(グラフェン)という物質があるそうで、それがかなり産業での色々な利用が期待されているようです↓
(ナノテクジャパンのサイトから)
グラフェン光起電力はプラズモンによって20倍に増大~Strong Plasmonic Enhancement of Photovoltage in Graphene
・おまけ:グラフェンの画像ギャラリー↓
・そのグラフェン、タッチパネルへの応用も考えられているようで↓
・さて、以上が、フォースじゃなかった、グラフェンのbright sideですね。以下そのdark sideについてです。まずBBCの記事をみられえ↓
Graphene 'could pose health risk' to workers
People involved in making a material used to enhance computer and phone touch screens could be at risk of lung damage, according to new research.
・上のNewsの元になったのが下の論文(別に、タッチパネルの事は書かれておりません)↓
Graphene-Based Nanoplatelets: A New Risk to the Respiratory System as a Consequence of Their Unusual Aerodynamic Properties
Graphene is a new nanomaterial with unusual and useful physical and chemical properties. However, in the form of nanoplatelets this new, emerging material could pose unusual risks to the respiratory system after inhalation exposure. The graphene-based nanoplatelets used in this study are commercially available and consist of several sheets of graphene (few-layer graphene). We first derived the respirability of graphene nanoplatelets (GP) from the basic principles of the aerodynamic behavior of plate-shaped particles which allowed us to calculate their aerodynamic diameter. This showed that the nanoplatelets, which were up to 25 μm in diameter, were respirable and so would deposit beyond the ciliated airways following inhalation. We therefore utilized models of pharyngeal aspiration and direct intrapleural installation of GP, as well as an in vitro model, to assess their inflammatory potential. These large but respirable GP were inflammogenic in both the lung and the pleural space. MIP-1α, MCP-1, MIP-2, IL-8, and IL-1β expression in the BAL, the pleural lavage, and cell culture supernatant from THP-1 macrophages were increased with GP exposure compared to controls but not with nanoparticulate carbon black (CB). In vitro, macrophages exposed to GP showed expression of IL-1β. This study highlights the importance of nanoplatelet form as a driver for in vivo and in vitro inflammogenicity by virtue of their respirable aerodynamic diameter, despite a considerable 2-dimensional size which leads to frustrated phagocytosis when they deposit in the distal lungs and macrophages attempt to phagocytose them. Our data suggest that nanoplatelets pose a novel nanohazard and structure-toxicity relationship in nanoparticle toxicology.
・結構長い論文ですし、私の苦手な細胞、分子レベルのお話でした。なかなか、私、十分理解できたとは思えません。
・余談ですが、マクロファージ(大食細胞)って、欲求不満になるのですね。何のことかわからない人は、上の論文を読みましょう。
まったく、余談の余談ですが、下のような論文もございます。韻をふんでいますね。こういうところが英語の論文好き↓
Science 320 (5876): 619-620
IMMUNOLOGY:
How Frustration Leads to Inflammation
http://stke.sciencemag.org/cgi/content/summary/sci;320/5876/619
日本語に訳すと、欲求不満(挫折感)が炎症へと言うことになりましょうが、全然おもしろくない。
以下日記
・本日は仕事はお休みですが、なんせ、3月31日までに、現在の病院の部屋を明け渡さないといけません。また、先日部屋に入ったMSWに「ゴミ屋敷」といわれてしまったので、綺麗にしないと。と、言うことで、7時30分ごろ病院にいって、整理・整頓をおこないました。古い資料や文献をすて、必要なものをまとめ、家に持って帰るべきものを袋に詰め、残っているサマリーをかいて...で、あっという間に昼過ぎて、13時40分ころ病院でました。帰り、マルナカでお買い物。辛ラーメンや他のカップめん、ノンアルコールビールを買うつもりでした。って、当然それらは買ったのですが、この時間のスーパーはまだまだお総菜がたくさん残っているのね。(いつも夜遅く行くので、ほとんどお総菜が無くなっております。値引きのシールが貼られていて、ラッキーと思うこともありますが)ああ、いろいろ買いたい。我慢して、コロッケとトンカツのみ買いました。昨日も岡山からの帰りお惣菜買ったし、ちょっと前も買ったような...ちょっと、これから節制しないと。で、14時20分頃帰宅し、辛ラーメンとお総菜の遅いお昼。一服後お勉強。夕方眠くなって、今年初めてこたつの中にはいって、ちょっとウトウト。そして、このブログを書いております。あとは、自分の部屋の片づけして、早く寝ます。
・W-indsのaddicted to loveすきよ↓
CAN'T GET BACK + Addicted to love
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・本日は7時40分頃病院着。早朝回診後、9時~12時過ぎまで外来。幸いなことに大きなことなし。ちょっとdutyを終わらすのが早いが、病棟当番のDr.にあとを頼んで、岡山市へ。(昼食は、電車の中で木村屋のパン)14時~16時過ぎまで、林友の会市民講座『「救える死」自死のない社会をめざして』(於岡山国際交流センター)を聴講しました。講師は、天笠崇先生。先生の講演は、産業衛生学会で聴いたことあるし、なにしろblogでお知り合い。で、本日講演が初めてrealに接触。講演後、名刺交換しご挨拶をしました。また、会場で『救える死 自死のない社会へ』(新日本出版社。2011年8月30日)を購入し、サインをいただきました。
・講演は、非常に豊富なデータを提示されており、いろいろ考えさせられました。(よう、そんだけ色々データを入手しましたなと思いましたが、大学院いかれているから、あたりまえか)その要約を書くのは、わたしの能力を超えていますので、ぜひ、著書をご購入ください。ただ、何故か話を聴いていて、保健師さんを増やさないといけないのでは?といった感想を持ちました。
・なんせ、自死を予防するのは、総合力。いろんな場所で、いろんな取り組みが必要、また、日本の文化を変えていかないとという印象です。(ex.プロジェクトXやプロフェッショナルの流儀等、働いて、働いてというのが称賛されるのではなく、プロとしての成果を上げながら、バカンスを楽しんでいる、そういう人が、尊敬される社会)当然、私も、自死を防ぐゲートキーパーにならないといけないと、気を引き締めた次第です。(以前も書きましたが、サインを見落とし、自殺させてしまった経験があるので)
・講演会後は、高島屋の地下でお弁当購入。そのあと、Jupiterでビール購入。そして、18時過ぎ帰宅です。風呂入って、ちょっと買ってきたお弁当食べて、ビールのんで、このブログ書いています。で、もう酔っ払っているので、寝ます。明日は早起きして、病院へ行って書類の整理。昼前には帰ってきてランチにでかけたいと思っています。
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・日本ではなじみが無い(?)と思うのですが、アメリカにはbathtub refinisherという仕事があるようです。汚れた風呂桶をきれいにする仕事のようです。日本語では何と訳すべきなのでしょうか?で、その風呂桶の汚れを落とす時に「洗剤」を使うわけですが、その中に、塩化メチレン(またの名をジクロロメタン)がはいったものがあり、狭い空間でそれを使うと中毒をおこし、死亡する危険があるというレポート(MMWR)です↓
Fatal Exposure to Methylene Chloride Among Bathtub Refinishers-United States, 2000-2011
Morbidity & Mortality Weekly Report, Februray 24, 2012
上記レポートのサマリーのようなもの↓
What is already known on this topic?
Methylene chloride is a volatile, toxic, organic solvent used in cleaning and paint stripping and shown to be potentially fatal to furniture strippers and factory workers unless used in strict compliance with safety precautions.
What is added by this report?
Methylene chloride–based paint stripping agents used in bathtub refinishing have caused at least 13 deaths in the United States since 2000 among professional bathtub refinishers. Because of inadequate ventilation, safe use of a methylene chloride stripping agent in a small bathroom is unlikely.
What are the implications for public health practice?
Worker safety agencies, public health agencies, manufacturers of methylene chloride containing products, and trade organizations should clearly communicate to employers, workers, and the general public the extreme hazards of using methylene chloride–based stripping products in bathtub refinishing. Safer methods of bathtub stripping should be recommended.
・これは、風呂磨きの労働者のみでなく、自分で自分の風呂を洗う人も注意しないといけません。
以下ミニ日記
・本日は、7時40分病院着。で、回診。午前中は、回診と事務作業。午後は事業所利用委員会といって当院の院長、看護部長、事務長と地域の組合員さんの代表の方との会議。(ただし、今日は、看護部長も事務長も出張でいなくて、代理の師長、医事課長)この会議、苦情も言われますが、おほめの言葉もたまにいただきます。(「苦情を宝に」という言葉がありますが、管理職はそういうスタンスに立たないといけませんが、一般職員は、なかなかつらいものがあると思います。やっぱり、ほめられるということがモチベーションアップになります)その後16時より夜間診療。20時前には終わってましたが、その後事務作業を行い20時50分病院でて、20時30分帰宅。先に夕食、それからお風呂。で、勉強して、このブログ書いています。明日は午前外来、午後からは岡山市である講演会に行く予定。(お一人不安定な入院患者さんがおられるので、出かけられるか、ちょっと不安)
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・GASTROENTEROLOGYという雑誌は、まず見ることはないのですが、最近炎症性腸疾患とcollagenous colitisの講演聴いた時に雑誌名が出てきて、かつ、水島の病院の図書室に入って目に付いたので、パラパラとめくってみたら、下のような論文がありました。ブログの標題から、安直に後鼻漏の人に誰にでもPPIがきくと思わない様に。季節限定、じゃなかった、「患者限定」で効くみたいです。まあ、下の論文のクライテリアにあった人に使用するのも良いかも。(当然患者さんにことわって)
Proton Pump Inhibitor Therapy Improves Symptoms in Postnasal Drainage
Background & Aims
Gastroesophageal reflux is common among patients with postnasal drainage. We investigated whether proton pump inhibitor therapy improved symptoms in patients with postnasal drainage without sinusitis or allergies.
Methods
In a parallel-group, double-blind, multi-specialty trial, we randomly assigned 75 participants with continued symptoms of chronic postnasal drainage to groups that were given 30 mg of lansoprazole twice daily or placebo. Participants were followed up for 16 weeks. Symptoms were assessed at baseline and after 8 and 16 weeks. Ambulatory pH and impedance monitoring assessed presence of baseline reflux. The primary objective of the study was to determine if acid suppressive therapy improved postnasal drainage symptoms. The secondary objective was to assess if pH and impedance monitoring at baseline predicted response to treatment.
Results
Postnasal drainage symptoms improved significantly among patients given lansoprazole compared with placebo. After 8 and 16 weeks, participants given lansoprazole were 3.12-fold (1.28–7.59) and 3.50-fold (1.41–8.67) more likely to respond, respectively, than participants given placebo. After 16 weeks, median (interquartile) percent symptom improvements were 50.0% (10.0%–72.0%) for participants given lansoprazole and 5.0% (0.0%–40.0%) for participants given placebo (P = .006). Neither baseline presence of typical reflux symptoms nor esophageal physiologic parameters predicted response to therapy.
Conclusions
Among participants with chronic postnasal drainage without evidence of sinusitis and allergies, twice-daily therapy with proton pump inhibitors significantly improved symptoms after 8 and 16 weeks. The presence of heartburn, regurgitation, abnormal levels of esophageal acid, or nonacid reflux did not predict response to therapy.
・私、基本的に分からないことがあります。副鼻腔炎も鼻炎もない人の後鼻漏というのは、そもそも何が原因?
以下ホンマにただの日記
・本日は7時30分病院着。午前中は回診とデスクワーク、患者さん家族との面談、重症者への対応等でした。午後は倉敷市役所で、公害認定審査会。その後16時ころ病院にもどって、デスクワーク。20時ごろ病院でて20時30分前に帰宅。入浴、ちょっと勉強、夕食、勉強の続き、で、現在ブログを書いております。
・今日嬉しかったこと。病院の机の引き出しの中に一筆箋があるのですが、久々にそれを使おうと思ったら、なんと5万円が入っていました。メッチャ、ラッキー。でも、すぐ4万円は銀行にもっていかれて無くなるのですが。それでも、1万円のこっていてラッキー。
・昨日の病院長の交流会で印象に残ったこと。ある病院の院長先生が、昔は「野球」は9人でやっていたが、いまは30人でやっていると。(守備をしていて)自分の前にきたボールしかとらない=専門分化しすぎて、専門外の患者は診ないということ。それではいけないので、せめて両脇にきたボールは取るよう指導していきたいと。大きな病院は、あるいみ「あたりまえ」の現象でしょうが、それが小さな病院でもあるんですね。この院長先生の病院のみでなく...最近医療界でジェネラリストという言葉を結構聞くようになりました。専門分化へのアンチテーゼですよね。
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・「腕時計ショック」って、金属アレルギーでアナフィラキシーになった、はなしではございません。
・朝6時に起き、身支度して家を出るとき腕時計をみたら、エロー時間がかかっていました。で、車に乗って、車の時計をみると、時間が違う。なんと、私お気に入りのソーラー電波時計が狂っておりました。すっごく、落ち込みとあせり。時計なかったらこれからどうしようとオロオロ。
・7時30分頃病院ついて、早朝回診、早朝三役会議。午前中外来13時過ぎまで。ダッシュで昼食食べて、13時30分から15時過ぎまで、消防訓練。今回22時に出火したと想定。私は、最後に家から駆けつけ当直医から報告を受け、その報告を消防隊に報告する係。大体いつもは本部要員(火事が起こったら、すぐ事務室に行って報告をきく)なので、現場での実際の訓練をみることがあまりなかったのですが、今回はよく職員の動きが観れました。一つ思ったこと。以前消防訓練で、消防署の人から、病室の患者さんを避難させたらドアを閉めること。ドアを閉めたら、避難したかどうかわからなくなるので、何らかのしるしをつけることという助言がありました。で、今回避難させた部屋は病室入り口に掲示しているネームプレートを取り外すことにしていました。で、職員さんはちゃんとそれができていたのですが・・・最近、入院していても病室入り口への名札の掲示をしないようにと言われる患者さんが増えております。で、最初からネームプレートが白いところ、特に個室の場合、患者さんが避難したかどうか、そもそもそこにいたのかどうかが分からないとハタと気付きました。(病棟の職員なら分かっているはずと、君、言うなかれ。他部署からも応援が来るのですから、その人たちは、わかりません)今回、これをどうするかが課題だなと思いました。
・その後病棟のカンファレンス、回診。早く病院を出て、いったん帰宅。配偶者に鴨方駅まで送ってもらい、JRで倉敷へ。本日、19時~21時、倉敷圏域病院長の集いに参加しました。
・倉敷圏域に病院は30あるとのこと。Face to faceで交流し、医療連携を強めようという趣旨みたいです。で、そのすべての病院長が参加(お一人、参加予定の方が体調不調で欠席)。なんかすごい。こういうことは、初めてだそうで。会は、最初幹事さん、大病院の院長先生方のあいさつの後、参加者全員が2分程度あいさつがありました。院長先生がどんな方で、どんな考えを持っているのか、おもしろくお聴きしました。多くの院長先生が、救急医療と地域連携をいうことばをお使いでした。参加が31名だったので、あっという間に時間でした。
・私は、3月31日で院長解任なので、参加しようかどうか迷いました。4月1日から院長になるDr.Sに参加してもらおうかとも思いましたが、今までの連携のお礼も言った方がよいし、Dr.Sも最初に一人でこういう会に行くのも大変かなと思い、わたしとDr.S二人で参加させていただきました。挨拶の時は、二人で一緒に出て、私は、別に病院の紹介などせず、最初に、連携ありがとうございました、私は、3月31日で院長降りますので、次期院長を宜しく、あとブログしているのでみてください、3月3日の終末期医療の学習会への参加もおねがいしますといった内容を話して終わりました。Dr.Sも当然あいさつ。(100小規模の経営が一番厳しいetc.)
・こういう会がもっと早くあればよかったと思いましたが、今後次期院長のDr.Sには、いろいろためになる会合だと思いました。Dr.Sも他の院長先生と歓談されておりよろしかった。
・それにしても、幹事さん達すごい。すべての病院の院長を集めるのだから。こういうのは、人脈、人望、信頼等の資質がないと人は集まらないでしょう。日ごろの活動に裏打ちされているから、人があつまったのだと思いました。
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・「冷えたら「カイカイ」が出るんじゃ」(岡山弁もどき)という患者さんの訴えを聴いたら、まず寒冷蕁麻疹を考えるのですが、その原因疾患を考えたら奧が深いですね。以下の様なCase Reportがありました。
Cold-induced urticaria with a familial transmission: a case report and review of the literature
Journal of Medical Case Reports 2012, 6:70
Abstract (provisional)
Introduction
Cryopyrin-associated periodic syndrome is a rare genetic disorder causing cold-induced urticaria, severe arthralgias, and (potentially) renal failure and hearing loss. Therapies that effectively control the symptoms and prevent the complications of this debilitating disorder are now available, making recognition of this disease important.
Case presentation
A 60-year-old Caucasian woman presented with complaints of rash and joint pains to a general medicine clinic. Her history showed that her symptoms were linked to cold exposure, but the results of a cold stimulation time test were negative. Several generations of her family had similar symptoms.
Conclusions
This case highlights the importance of considering cryopyrin-associated periodic syndrome in the differential diagnosis of cold-induced urticaria. Several medications targeting interleukin-1-beta are available, providing significant relief from symptoms and improvement in quality of life in affected patients.
・上記論文の本文中に、寒冷蕁麻疹の原因の鑑別診断が載っています。
The cold urticaria syndromes are a heterogeneous group of disorders characterized by the development of inflammation following cold exposure. Cold urticaria has a variety of causes and
can be classified broadly into acquired and familial cold forms. Acquired cold urticaria may occur as a primary disorder or secondary to another process. Common secondary causes include
cryoglobulinemia, infectious diseases (syphilis, rubeola, varicella, hepatitis, and infectious mononucleosis), or certain drugs (penicillin, oral contraceptives, and angiotensin-converting
enzyme inhibitors)
・また、寒冷蕁麻疹診断のためのcold stimulation time testのやり方も載っておりますので、一読を。(freeですから)
・なお、Cryopyrin-associated periodic ・syndromeの日本語訳は、クライオピリン関連周期症候群、周期熱症候群、周期発熱症候群等訳されているようです。
・下は、症例報告↓
クライオピリン関連周期熱症候群(cryopyrin-associated periodic syndrome)の1家系例
日皮会誌:7(9),1445-1450,2007
・患者・家族の会もありました。そのホームページ↓(病気の説明が載っています)
上のサイトの、寒冷蕁麻疹に関する記述のページ↓(わかりやすいです)
・このCase Reportから学ぶこと:寒冷蕁麻疹を診たら、必ず家族歴を聴くこと。また、その発症年齢、発熱や関節痛等の他の症状も。
以下日記
・西に向かって念仏を唱えるのが少なかったのでしょう。当直中、6時前に救急車が入りました。寝たのが2時前ですから、睡眠時間は4時間くらい。寝不足が苦手・徹夜をしたことのない私にはつらい。救急車で来られた患者さんは、歩いて帰れたので、それはエガッタ。(私は、ジンクスというものを認めませんが、やっぱり、嵐を起こす女Ns.Oと当直すると、えらい目にあう。)念仏を西方浄土に向けて10回唱えた(専門用語で、念仏十念)のですが、少なかったすね。少なくとも100回はとなえないと。・・・その後、シャワー浴びて、朝のカルテチェック、三役会議。午前中外来13時過ぎまで。午後は、労働安全衛生委員会と感染対策委員会の合間をぬって、回診。16時過ぎて、これからゆっくりとデスクワークができると思っていたら、また、救急車。もう、いやっ!19時前に病院でれました。19時20分帰宅、三女を塾に連れて行って入浴。そして、夕食=モリハラのカレー(最近形が変わり、値上がりしました)。で、そのとき、ノンアルコールビールのむつもりで、グラスについだら、サントリーモルツでした。今日は飲むつもりなかったのに、のんでしまったので、もう1本。バレンタインデーにもらったCODEO Beniakaという「ラガー」。コリャー、かなり「こい」です。もうふにゃふにゃ。しかし、あとブランデーちょっと飲んで寝ます。明日は、倉敷市の病院長の懇親会。(初めて)わたしは、3月31日で解任ですので、新院長と一緒に参加します。明日飲み過ぎて、タクシーの中で吐かないことを、今、一番気にしています。(神経が図太くなったのか、院長の会でも別にたいして緊張しません、とりあえず今は)
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・以前、「みかん農家の過敏性肺炎」という記事で、日本呼吸器学会誌の症例報告(3例まとめて)をご紹介しました↓
・今回4例目の報告がありましたので、お知らせします↓
蜜柑農家に発症した過敏性肺炎の1例
気管支学:34(1),21─25,2012
(多分上のサイトの本文は、会員でないとみることができないと思います)
要旨
背景.本邦では,数多く職業性過敏性肺炎の報告があるが,蜜柑農家に発症した過敏性肺炎の報告は少ない.症例.62歳,女性.蜜柑農家である.2010年1月下旬,蜜柑の選果作業を行っていたところ,発熱・咳嗽を繰り返すようになり,2月上旬,呼吸困難も生じたため当科受診となった.胸部CT上,両側肺に小葉中心性粒状影と汎小葉性すりガラス影を認め,低酸素血症も伴っていたが,入院後軽快した.第6病日に診断目的に気管支鏡検査をしたところ,気管支肺胞洗浄ではリンパ球の増多を認め,経気管支肺生検では非乾酪性肉芽腫を確認した.職場環境による環境誘発試験も陽性であり,蜜柑選果作業環境に起因した過敏性肺炎と診断した.環境調査では,Paecilomyces属や蜜柑付着真菌であるAspergillus nigerが培養され,血清沈降抗体反応では同様に蜜柑付着菌であるPenicillium属で陽性であった.また,血清Trichosporon asahii抗体も陽性であった.原因真菌の血清沈降抗体反応の完全な一致はなかったものの,これらが原因真菌である可能性が高いと思われた.結論.蜜柑農家では選果作業中に過敏性肺炎を発症する可能性があり注意が必要である.
・本文中に、以下の様な記述がありました。「ほう、そうですか」と思いました。(仕事の仕方にです)
蜜柑農家では,11 月頃から蜜柑の収穫が始まり,収穫された蜜柑は一時倉庫に保管された後,選果作業が行われる.蜜柑に付着するカビは,この保管されている時期に増えていく.選果作業では,明らかにカビが付着した
蜜柑は取り除くが,蜜柑に付着した目に見えない小さなカビを取り除くため,タオルで拭っている.近年ではエアーコンプレッサーを導入し風圧で取り除く農家も多い.本症例の農家でも,発症する2 年前よりエアーコンプレッサーを導入しており,これによりカビが空中に舞いやすい環境にあったと考えられた.
・いろんな産業で、エアーコンプレッサーでホコリを吹き飛ばす作業というのがあると思いますが、それによる「粉塵」の吸入には注意がいりますね。
以下ちょっと日記
・朝7時40分頃病院着。回診と三役会議。全体朝礼して、午前中外来でした。それなりに患者さんは来られましたが、本日はスムースに診療が出来ました。いつもこんなだったらよいのにね。午後は、会議、回診、会議、回診、事務作業で、現在当直中。またしても、嵐を起こすNs.Oとです。もう、西の方を向いて念仏を唱えるしかありません。(ちょっと、違うかーっ)
・当直中、部屋の中の資料や雑誌を整理しております。ナンセ、3月31日には、お部屋をでないといけないので。資料整理していると、俺って、結構あちこちで講義や講演していたのねと思ってしまいました。そういった資料は、すてるようにして、「ゴミ」がいっぱい。掃除のお方、ゴメンナサイね。
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