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・私は、never smokerだし、禁煙医師連盟に入っているし、禁煙外来しているし、喫煙している患者さんには、「お国に貢献していますね」と言っているし・・・世の中からタバコがなくなればよいと思っております。でも、タバコ栽培農家の生活保障はどうなるのかなとも思っております。禁煙~タバコをなくす議論は、よく耳にしますが、その場合どのようにタバコ栽培農家に保障すべきか/転作を促していくべきかという議論は、寡聞にして知りません。なにか、具体的な政策提起があるのでしょうか?
・それは、さておき「たばこ病」とインターネットで検索したら、肺がんとか肺気腫とか、喫煙者に関する病気がヒットしますが、今回は、タバコを作る側の人の職業性疾患の話です。
・まず、タバコって、どうやってつくっているのでしょう?簡単な説明は、JTのwebsiteにあります↓
たばこが出来るまで
http://www.jti.co.jp/sstyle/trivia/study/process/02/01.html
・さて、タバコ栽培農家には、それ特有の職業病があるみたいです。古いですが、以下のようなレポートがあります↓
たばこ収穫作業者における”生葉たばこ病”の2症例およびラットにおけるニコチンの経皮吸収について
TWO CASES OF "GREEN-TOBACCO SICKNESS" IN THE TOBACCO HARVESTERS AND THE ABSORPTION OF NICOTINE THROUGH THE SKIN IN THE RAT
(抄録は英語ですが、本文は日本語です)
An occupational disease in tobacco cultivating farmers has been reported in Florida, North Carolina, and India. This disease is termed "Green-tobacco sickness" with characterized symptomsdizziness, nausea, and generalized weakness. The symptoms develop after the exposure to wet and raw tobacco leaves, and are probably caused by absorption of nicotine through the skin from the leaves. No case of this disease has been reported in Japan until now. In the present study, two cases of the disease were detected in the southern part of Kumamoto Prefecture. These cases, who were tobacco harvesters, have exhibited the "green symptoms" after cropping wet tobacco leaves every year since 7-8 years ago. One was a man aged 55, the other a 42-year-old woman. They were non-smokers and non-drinkers. These cases were diagnosed as the Green-tobacco sickness by the following reasons: 1) They showed the characteristic symptoms of the disease after cropping tobacco leaves in rainy days. 2) Those symptoms have repeatedly observed since 7-8 years ago under the same circumstances; i.e., they handled wet and raw tobacco leaves without rain coats, and were exposed to dew on tobacco leaves. They had no evidence to handle any other toxic substances at that time. 3) The symptoms usually disappeared on the next morning. 4) Food poisoning was neglected. 5) Efforts to avoid the contact with wet tobacco leaves made them free from the disease. An additional experiment using animals revealed that minimum toxic dose of nicotine through the skin was less than 21 mg/kg of body weight in the rat. Furthermore, analysis of the literatures on the Green-tobacco sickness permitted the suggestion that the toxic dose of nicotine through the skin in humans might be less than 1.96 mg/kg of body weight.
・もひとつ、同じauthorの論文↓
葉たばこ収穫作業者にみられた「生葉たばこ病」の5例について
上記日本の文献は、古いですが、下は、昨年のブラジルの文献です↓
First reported outbreak of green tobacco sickness in Brazil
・基本的に、生葉たばこ病(Green Tobacco Sickness:GTS)は、ニコチンを経費吸収することによっておこる、頭痛、吐き気、腹痛、息切れ、脱力、めまい等の症状ですね。
たばこ農家で、こういう症状のひとがきたら、GTSを疑わないといけません。わたしが、思いつく鑑別診断は、熱中症、農薬中毒でしょうか?ただ、雨の日が起こりやすいみたいなのも参考になるかも。
以下日記
・今日、明日とお休みです。昨日入院患者さんが、高熱出して嘔吐、下痢もされて、今日は休めないかと危ぶんでいましたが、何とか落ち着かれ、本日の病棟担当のDr.にお願いして、休みました。で、本日「関西鈍行の旅」です:朝7時過ぎに、鈍行→新快速に乗って、大阪まで行きました。で、ちょっとヨドバシカメラによって、買い物。それから、梅田地下阪神百貨店の理容店で散髪。で、最大の目的の、ベルギービールのお店でランチ+ビールと考えていたのですが、なんと貸切。超shock!そのお店がだめな場合のPlanBを考えておくべきでした。とりあえず、ジュンク堂へ。来年の手帳二つとちょっとだけ本を購入。で、真昼間から、外国のビールを飲めそうな店を探して地下を徘徊。「バー」があったので、昼食にその店のランチのカレーとバスペールエールを飲みました。じつは、あんまりバスペールエールを評価してなかった(と、いっても多くの日本のビールよりは評価は上)のですが、今日は、なんか甘みを感じておいしかった。その後、大丸地下でビールと母親の好きな蕨もち購入。そして、明石へ。で、現在明石のネットカフェ(自遊空間)で、このブログを書いています。この後、二見町の母親の家に行くつもり。明日は、母親が通っている診療所でクリスマスコンサートがあるので、一緒にいく予定です。
・今日は、電車の中で、『アホは神の望み』(村上和雄)と『数字で考える習慣をもちなさい』(小宮一慶)が読めました。前者は、肺がん学会で、どなたかのプレゼンテーションのスライドに「イラスト」としてのっていたのを、すばやくメモって購入したもの。後者は、管理会議で師長さんが紹介してくれたものを買ったもの。どちらも、結構面白かったですね。(後者は、漫画と文なのですが、もうちょっと絵がうまかったらね)で、現在ジュンク堂で買った『もうダマされないための「科学」講義』を読んどります。四分の一読み終えましたが、結構おもしろいです。
・では、みなさん、また明日(?)もう、脚伸ばして座っていたら、股関節が痛くなってきました。
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