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・私は、皆様が、あまり経験した事がないであろう、特異な経験をしています。インドでタクシーに乗ったら、目的地に着かず、グルグルと連れ回されたということではありません。

・あれは、私が医者になって、1年か2年たった秋。湯原町という岡山では、ちょっと有名な温泉地に遊びに行きました。細い山道を登っていると、右手に廃屋がありました。ふと気がつくと目の前に蜂(あとで、わかりましたが、スズメバチ)が一匹通せんぼをしているではありませんか。その蜂にフェイントをかけて、走って通り抜けると、なんと廃屋から蜂の大群が私を追っかけてきました。必死で走って逃げても追いつかれ、髪の毛の中(その頃、髪の毛は豊富)に4,5匹入りこみ、もぞもぞ、背中、大腿にもひっついて次々と刺されていきました。「ああ、これで、俺も終わりか」と地面に転がっていましたが、幸いなことにアナフィラキシーは起きず。痛いのをこらえ帰ろうとしましたが、一本道でさっき来た道をもどらないといけません。ゆっくりと歩いて戻っていましたが、また、追いかけられ、数カ所さされました。しかし、無事に下山でき、休みだった湯原温泉病院へいって、頭にステロイド軟膏をぬってもらい、氷をナイロン袋に入れてもらって、帰り道ずっと頭に氷嚢のようにのっけて、帰宅しました。その数日後、山陽新聞にスズメバチに注意、死亡する場合があるという記事がありました。記事にするのが遅いぞっ!イヤー、蜂の編隊が迫ってくるのを実際目撃し、体験するのは、すごいですよ。

・前振りがながくなりました。賢明な読者はおわかりでしょう。林業をしていると蜂におそわれ、それで命を落とす労働者もいるのです。それは、蜂に刺されて、アナフィラキシーという状態になるからです。呼吸が出来なくなったり、血圧が下がってショック状態になったり。詳しくは↓の説明をご覧ください。

IASR

わが国における蜂刺症

http://idsc.nih.go.jp/iasr/18/210/tpc210-j.html

 

・わたし、若かりし頃、林業労働者が仕事に行くとき、アナフィラキシーの治療薬であるエピネフリンと注射器セットをもっていくという記事を読んだことがあります。その後、ちょっとスマートになって「エピペン」というすでに注射器にエピネフリンがセットされた薬剤がでました。最初、この薬剤の保険適応が、蜂毒に対するアナフィラキシーのみだったんですね。最近は、「蜂毒、食物及び薬物等に起因するアナフィラキシー反応に対する補助治療(アナフィラキシーの既往のある人またはアナフィラキシーを発現する危険性の高い人に限る) 」となっております。↓

http://www.info.pmda.go.jp/go/pack/245140AG1029_1_02/

 

・あと、蜂刺症いがいに蛇咬傷も問題になると想像するのですが、実態がよく分かりません。

 

以下日記

・今日は、午前中回診、面接、会議。昼に病院抜けてATMでお金降ろして、ルモンドという喫茶店で昼食。午後もどって、回診と事務作業。あっという間の一日で、処理しようと思った書類が、いっぱい残っています。こりゃー、日曜も仕事かしら?

・うちの病院の経営母体は、生活協同組合です。株式会社のような営利企業とかわらず、「ノルマ」というものがあります。まずは、出資金をあつめる、そして、組合員を増やす。悲しいことに当院は、年度目標に達しませんでした。というか、組合員は×。出資金は、あとすこしだったので、私が昼ATMへいって、お金降ろして娘達の名前で、増資をしました。それで、一応目標達成。でも、ズルというか「脱法」行為ですね。しかし、何が何でも目標は達成しないといけない。目標を達成しても、達成しなくても、何のおとがめもない。だれも、それを気にしない。そのような企業文化は、やがてその企業を滅ぼします。マネジメントは責任をとらないと。(ドラッカーもいっております。ただ、このような責任の取り方は、あまりよろしくないですが)

・これから、1週間以内に来年度の方針をたてないといけません。日常業務をこなしながら、そのような頭を使う作業もするって、とっても大変ですよ。

・長女が、そろろも埼玉に帰ると言っています。さびしい。そういうと、「別になにもしてないじゃん」と。いや、いてくれるだけでいいんです。フランク永井をおもいだします。・・・分かる人、何人いる?

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・まず、林業についての基礎知識を得るための参考websiteをいくつかあげてみます。

①まずは、そもそも林業とは…日本標準産業分類↓

http://www.e-stat.go.jp/SG1/htoukeib/BunruiFocus.do?bunCode=02

 

http://www.pref.ibaraki.jp/tokei/mame/bunrui/a-nogyo.html

ここでは、林業は6つに細分類されています。

管理理,補助的経済活動を行う事業所

育林業

素材生産業

特用林産物生産業(きのこ類の栽培を除く)

林業サービス業

その他の林業

(今回の私は、主に育林業と素材生産業をイメージして書いています)

②政府の林業の監督官庁である林野庁↓

http://www.rinya.maff.go.jp/

③林野庁の親分の農林水産省↓

 http://www.maff.go.jp/ 

④名前の通り、林業の労働災害に取り組む「林業・木材製造業労働災害防止協会(林災防)」↓

http://www.rinsaibou.or.jp/index.html

(あと、労働組合関係を調べたのですが、全国組織のwebsiteをよう見つけませんでした。)

上にあげた林災防のwebsiteが、当然のことながら、労働安全衛生の知識を得るのに役立ちます。

・まず、私が、林業の労働安全衛生であげたい健康問題は4っつです。一つは、振動障害、二つ目は、蜂、三つ目は感染症、そして四つ目は死亡災害です。

・死亡災害については、機械によるものと、「かかり木作業」によるものが多いようです。

「かかり木作業」とは、一般ピープルには、聞きなれない言葉です。(わたしも、知りませんでした)ちょうど、岡山県のwebsiteに図入りの説明がありましたので、下記をご参照ください↓

http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=25056

なんせ、林業は、結構high riskな産業と認識していないといけません。(私が、調べた範囲では、度数率がかなり高いと思います)下記は林災防のwebsite内にあった労働災害統計↓

http://www.rinsaibou.or.jp/cont03/items02/pdf/toukei-shiryo230222.pdf

・死亡の原因は、上記かかり木作業以外に、各種の機械での事故も多いみたいです。

・本日は、ここまで。

以下日記

・いやーっ、今日もタイトなスケジュールでした。7時30分に病院へ行って、回診、会議。午前中外来13時40分まで、カップ麺のスパゲティの昼食。回診、病棟カンファレンス。16時より夜間診療、20時15分に病院出て、帰宅です。もう、私の部屋の中は、処理できていない書類でいっぱい。つらいです。明日は、あまりdutyがない日なので、いっきに書類を片づけたいですが、きっと不測事態が起こるでしょう。

・帰宅して、子供3人とちりとり鍋。(配偶者はお泊りの仕事)ビールの欲しいところですが、水でがまん。このブログ書き終えたら、メタクサ少し飲んで寝ます。

・そうそう、本日外来についてくれた看護師さんが、えろーイラチな人でした。で、その人が、なんか面白いこと言っていて、ブログに書こうと思っていましたが、忘れました。やっぱり、すぐ手帳に書きとめないといけませんね。その看護師さん、Dr.Jについてくれれば、ちょうどいいのに。(Dr.Jの診療は、私と時間の流れがローレンツ変換したように違います。彼女の時間の流れは、悠久の黄河のながれ)

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・リヒテンベルグという18世紀の物理学者がいました。なんか、私がホンのチョコチョコみた範囲では、物理学の貢献よりも、その警句、格言で有名のようにみえますが、気のせい?ちょっと、下のような「格言」がみられました↓

恋は人を盲目にするが、結婚は視力を戻してくれる。

結婚とは、熱病とは逆に、発熱で始まり悪寒で終わる。

 

これでいくと、私は、かなりいい視力のはずですが、残念ながら、近眼で、最近老眼に悩まされています。

・それは、さておきリヒテンベルグ模様(図形)というのがあります。ちょっと、グーグルで探してみました。見てみそ↓

http://blog.livedoor.jp/clock510/archives/1086865.html

http://socyo.high.hokudai.ac.jp/More_HTML/buturi/news/bsn9704/b06.htm

http://opac.lib.yamanashi.ac.jp/metadb/up/yamanashi/KJ00000157684.pdf

・で、やっと本題です。Lancetのclinical pictureに以下のような論文がありました。日本語訳は、不本意な入れ墨とでも、訳しましょうか...

An unwanted tattoo

The Lancet, Vol. 358, Issue 9294, Page 1681, 17 November 2001

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(01)06719-8/fulltext

 

百聞は一見にしかず。このような「模様」を皮膚で見かけたら雷のような高圧な電気が流れたと考えればよいわけです。畑で一人倒れていた人が救急で運ばれてきても、この模様があれば一発で診断できますね。

 

以下日記

・本日は当直明け。結構疲労がたまっているうえに、昨日は忙しく、うかつにも8時15分まで、寝てしまいました。事務長さんが当直質までおこしに来てくれました。で、短時間の三役会議。午前中外来ですが、昨日よりは1時間早く13時20分終了。で、昼は、カップうどん。それから、回診して、15時30分水島へ。16時より、労働安全衛生委員会。18時前におわり、直帰。帰って、夕食。昼に長女の作ったえたいのしれない(賞味期限を過ぎた)鶏肉の料理。あまりものの、ポテサラとクリームコロッケ。そして、キムチ。なんか、思想性のない夕食でしたが、残っているものを処理したという感じ。風呂からあがって、BEERと行きたいところでしたが、現在品切れ。で、ホッピーの出番。まず、居間にころがっている伊佐美をストレートで。ああ、まさに、芋。そして、伊佐美をホッピーで、わって、現在それをのみながら、このブログ書いてます。銀河高原ビールのエールをたのも。・・・と、思ったら、現在震災のため販売停止中でした。


 

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・私の職場では、なかなか、「饅頭恐い」が通じません。私が、「饅頭恐い」というと、本気で私が、甘い物がきらいだと思ってします職員さんがおられます。ゲーテじゃないですが、「もっと落語を」です。

で、況んや、「バルンガ」をや。なので、バルンガのことは、ココでは書きません。リンク先をみてください。

・このブログ書き出して、まる4年が過ぎました。自分でも何を書いたか忘れました。で、今回のこの話、既に書いたかも知れませんが、新しい「読者」の方もいるので、2回目でもかまわないやと思い書きます。なんせ、私は、この症例報告読んで、「おもしろいっ!」と思ったもので...

古いですが、1999年7月10日のLancetのCase Reportです↓

A breathless accountant who blew up balloons

風船についているタルクのせいで、肺内に肉芽腫ができたというはなし。この論文の最後に、

This admittedly exceptional case shows that caution should always be exercised when making a diagnosis of sarcoidosis and that recreational as well as occupational exposures must be considered.

とあります。皆様、肝に銘じてくださいね。

ついでに、風船の作り方↓

http://www.maru-sa.co.jp/modules/wordpress/index.php?m=200706

 

以下日記

・本日7時30分前に病院にきて、回診と会議。午前中外来でしたが、終わったのが14時20分。久々に頭痛がしました。待たせた患者さんに本当に申し訳ない。で、カップ麺食べながら会議。その後新入院の対応して、遅れて、また会議。そして19時30分より当直です。忙しくて、あっという間に22時。ちょっと落ち着いて、このブログを書いています。明日も当直あけで、外来。今日みたいだったら泣きますわ。そしてまた、明日16時から水島で会議です。いけるかしら...

・本日、管理会議のあとのマネジメントの学習会で斎藤茂太の『いい言葉は、いい人生をつくる』という本の紹介がありました。斎藤さん(と、気安く呼ぶが)は、メモ魔で色んな言葉を手帳にメモるそうです。その言葉を紹介しながら、「人生の楽しみ上手になるコツを伝授」してくれるという本です。まあ、内容は、自己啓発、マネジメントやコーチングの本に書いているのと似たような物ですが、1つおもしろかったこと。「悪い感情は話さず書こう。書いた紙はしまい込もう」という項。ネガティブな感情への対処法として「はらたち日記」(「からたち日記のパロディ)を書くとのこと。「腹が立ったこと、悔しかったこと、つらかったことなどを書き連ねる」というもの。「さまざまなネガティヴな感情を、書くという行為によって、一回、自分の外に放り出す。そうやって距離を置くことにより、悪感情は浄化されてしまうのだ。」そうです。また、「後になって、この日記帳を読み返してみると、人は案外つまらないことに腹を立てたり、悔しがったりしていることがわかり、自分の器の小ささを反省するよい機会にもなる。」そうです。なんか、日記にかいていると、だんだん感情が高ぶってより悪い気もするんですが...これを見習って、実行しようか、どうしようか、現在悩んでいる次第。

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・NEJMのImages in Clinical Medicineに以下のようなレポートがありました。

Pyogenic Liver Abscess

Chin-Wei Yu, M.D., and Ching-Hsing Lee, M.D.

N Engl J Med 2011; 364:1154March 24, 2011

・右横隔膜下に、このようなガス像がみえたら、肝膿瘍を考えないといけないということですね。

以下日記

・長女が、さいたま市から「避難」してききていますが、娘たちが仲良く話をしているのをみるのは、何か、気持ち良いものですね。昨日は、「デカワンコ」というドラマが最終回だったのですね。オジサンは、この中で使われている「太陽にほえろ」のテーマ曲ががなつかしいです。ちなみに、このドラマの主題歌は「愛と星」というもので、”まきちゃんぐ”という人が歌っています。なんと、この方、うちの長女と同級生。(話したことは無いらしい)、ほんで、もって、うちの次女と同じ大学。イヤー奇遇ですね。・・・ただ、「それがどしたん」とイワレリャそれまでですけど。

・ついでに、「それがどしたん」シリーズを。楽天の三木谷 浩史社長は、私と同じ神戸生まれ。でもって、高校が同じ明石高校です。私が、医者になった年に、彼は、高校を卒業しております。まあ、「それがどしたん」ですね。でもね、人間の「縁」って、不思議なものですよ。ひょっとしたら、将来、私と三木谷氏が対談していたりして。

・さて、今日の私の1日。

朝は、ゴミ出しがないので、8時前まで、眠れました。もうちょっと、寝ていたかったけど。どうも、目が覚めるといろんなことを考え出すので、二度寝がなかなかできません。うちの、女どもが、うらやましい。起きて、シュークリームの朝食。洗い物と、洗濯を9時30分くらいまでして、後はお勉強。今日は、マーケティングと財務について。コトラーというひとが、この筋では有名と認識しました。面白そうなので、アマゾンで古本を注文しました。あと、財務はねぇ...昔、簿記の通信教育を受けたのですが、最後挫折しました。よう、事務の人こんな、めんどくさいことしてますね。

・昼過ぎ、配偶者と三女が帰ってきて、昼食。その時、CSIマイアミ8をみてしまいました。なんと、次回最終回なのね。このドラマのホレイショ(デヴィッド・カルーソ)をみていると、なぜだか、『スパイ大作戦』(現代は、Mission impossibleですのよ)のジム・フェルプス(ピーター・グレイブス)を思い出したけど、どこか、似てるのかな...?

・CSI後、また、お勉強しようと思いましたが、睡魔に負けて1時間くらいお昼ね。その後、お勉強とお片づけをしました。夜は、ハヤシライスのはずだったのですが、「ルー」がなくて、ストアーモリハラまで、お買い物に行ってまいりました。その時、トマトジュースも買って、あとから、レッドアイ(結膜炎じゃないよ)を作って飲みました。で、このブログ酔っぱらいながら書いています。もう、我が家にはおいしいビールがありません。銀河高原ビールか、その他、東北地方のビールを探して購入しましょう。

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・昨日、Podoconiosisのご紹介をしました。日本語訳は、まだありません(多分)。で、私が、訳語を作りました。「塵足症」です。昨日書いたように、Pneumoconiosisとおなじような、命名法なので、これが日本語でじん肺(症)なら、Podoconiosisは、これにならって、塵足(症)でしょう。はたして、日本医学会は、こういう訳をみとめてくれるかな?

・さて、最新のJAMA(March 23/30, 2011, Vol 305, No. 12)のHealth Agencies Updateというところに、Parkinson Disease and Pesticides http://jama.ama-assn.org/content/305/12/1188.1.full

という記事がありました。農薬とパーキンソン病は、関係ありそうですね。この記事のもとをたどると、下記のような長い論文が見られます。抄録を貼り付けておきます。(じつは、私も、まだ、抄録しか読んでません)

Rotenone, Paraquat and Parkinson’s Disease

http://ehp03.niehs.nih.gov/article/info%3Adoi%2F10.1289%2Fehp.1002839

ここでは、「農薬」といった総称ではなく、具体的に、ロテノン(ジーニアス英和大辞典によると「マメ科植物の根から得られる無色無臭の結晶で殺虫剤として用いられる」とあります)とパラコートとパーキンソン病の関係が述べられています。

みなさん、パーキンソン病をみたら、ひつこく、職業と趣味を聴きましょうね。

以下日記

・本日は当直明け。6時過ぎに起きだして、事務作業と回診。9時過ぎに病院を出て、いったん帰宅。途中、ヴェルジェという金光駅前のケーキ屋さんによって、birthday cake購入(本日、次女の誕生日)シャワー浴びて、mailチェックして、公共の交通機関を使用して、水島へ。午後から会議でした。17時過ぎ終了し、倉敷駅前へ。ちょっと天満屋でウインドウ・ショッピング。ちょうど、九州・沖縄物産展をしておりました。そこで、ラーメン食べて、なじみ(という程いってませんが)オノダバ・-へ。まずは、バス・ペイル・エール。イベリコ豚の生ハムサラダ。ラム・ベースのバカルディというカクテル。それで、後は帰宅です。帰り倉敷駅の「さぼてん」で、お弁当買いました。帰って、長女、次女、私で食事。(配偶者と三女は、クラブの合宿で不在)それから、お約束のケーキの蝋燭消しとカット。食べ過ぎで苦しいです。これから、ベッドで、長女が買ってきた『もやしもん』10巻を寝ながら読みます。ああ、小市民的な幸せ。明日は、ゆっくりと、寝たいです。

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・最近のNEJMのIMAGES IN CLINICAL MEDICINEに以下の様な論文がありました。

Podoconiosis

http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1008802

この疾病は、「新しい」みたいで、私の持っている医学大辞典には載ってないし、UpToDateでも、searchに引っかかりませんでした。(たぶん、まだ、日本語訳ないと思います)

裸足で農作業している人の皮膚から超微細なシリカが吸収され、マクロファージがそれを貪食し、リンパ管の繊維化を起こすようです。この機序を読んで、塵肺に似てるなと思いました。で、はっと気がつきましたが、塵肺はPneumoconiosis、この疾患はPodoconiosis.

似たような機序だからこういう名前をつけたのね。ああ、「案後」。

ステッドマン医学大辞典で、coniosisといれてみると、

[G. konis. dust]じん肺[症](ほこりが起こす疾患、病的状態)(ここのGは、ゴルゴ13ではなく、ギリシャ語のこと)

 

とありました。

この病気、職業・環境性疾患にいれてもよいですよね。多分、日本には無いのでしょうが...ひょっとして、昔はあったかな?(フィラリアが原因と「誤診」されていたりして)

 

以下日記+アルファ

・本日8時前病院着。午前中は、回診と事務作業をしておりました。午後は、事業所利用委員会(生協の組合員さんの代表と病院の三役の会議)がありました。ここで、外来の待ち時間対策について。組合員さんに、待ち時間を短くするには、病院側のみの努力だけでは不可能、病院と患者さんが協力しないと、なかなか短くならないと説明。下のような、メモをお渡ししました。

  

待ち時間を短くするために、患者さんへのお願い
   待ち時間対策も医療者と患者さんの共同の営みです
      

1.診察前に、あらかじめ必要なことをメモしておいてください
①自分の伝えたい症状
②心配や不安
③希望する検査
④治療方法
⑤聞いておきたい疑問点・質問
⑥その他の要望・希望、改善点への提案
⑦メモではないですが、医師に渡しておきたい物は、診察室ではなく、受付でわたしてください。(医師以外に知られたくない物は、別です))
*あらかじめ、自宅で書いてきてもらうのが理想ですが、待ち時間中に書いてもらうのもよいです。紙がなければ、受付の時にもらう「受付票」の裏へでもメモしてください。

2.診察の時は、くすりの説明書き・お薬手帳、または、薬そのものを持ってきてください。
    (当院のみでなく、よその医療機関の薬についても、同様です)

3.その他
・他の患者さんも待っていることを認識して、診療に協力を
・診察のしやすい服装で、来院してください。
・診察が、一通り終わったときに、新たな質問や要望を言わないようにしてください
・待ち時間の間にできること:本や編み物、折り紙等をもってきてください
・問い合わせ電話はできれば、診療のない13時30分から16時までの間に。
・電話をする前は、あらかじめ、言いたいこと聞きたいことをメモしておきましょう
・電話での連絡では、対応した職員の名前を聞いて、メモしておいてください。
・予約でこれないときは、あらかじめキャンセルの電話を。また、可能なら、後日でも   よろしいですから、予約を取り直して下さい。
・診察がある日は、日程に余裕を持たせましょう

  

一応上記は、素案であり、もう少し練って、患者さんに配ろうと考えています。

・本日夜間診、20時まで。その後当直です。病棟の患者さんの調子が悪いので、緊急検査中。その結果が出る間、このブログを書いています。変なデータでありませんように...

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まず日記 

・本日は、7時30分ころ病院に着き、回診後水島へ。(ゴミ出ししたとか、ごみ袋が破れていて、汁が垂れていたというは、もう書きません)午前中産業医学科外来でしたが、アスベスト関連疾患と思われる新患さんがこらました。胸膜プラークあり、肺内も間質性変化あり、まず、石綿肺と思うのですが、良くきくとあちこちの関節痛と、両手両足のレイノー現象がありそうです。何らかの膠原病に、プラークの合併???粉塵暴露→膠原病?これから、いろいろ精査していきます。

・午後は、倉敷市役所で公害認定審査会。その後病院に戻ってちょっと事務作業。18時過ぎより1時間弱、インスリン製剤の学習会でした。講師は、イーライリリーのMRさん。(私に、西宮と三宮のベルギービールを飲める店を教えてくれた人)そして、それに関連して、以下の本題となります。

  

製薬業界は、color universal design(CUD)という考えがないのか?

・下の写真は、その時配ってくれたパンフレットと言うか、下敷きのようなもの。MRさんは、色分けで、インスリンの種類が区別できるようにしましたと。しかーし、観点が23.4度傾いている私は、本当に大丈夫? 以前何回か、このブログでご紹介した、VISCHECKで、このパンフレットを、「色弱者が見たら」という状態にしてみました。

まず、Originalの資料。4種類のヒューマログが、紫、緑、黄、赤で分けられています↓

 

以下、上記をVischeckで、色弱者がみたらどのようになるかシミュレートしていみました。

①2型2色覚、第2色盲【旧】、緑色盲【旧】

(deuteranopia = green color blindness) ↓

 

ご覧のごとく、ヒューマログN注ミリオペンとミックス50注が同じに見えますし、ミックス25もちょっと似たような色となっています。

 

②1型2色覚、第1色盲【旧】、赤色盲【旧】(protanopia = red color blindness)

 

これもまた、似たような色ですね。

 

③3型2色覚、第3色盲【旧】、青色盲【旧】

(tritanopia = blue color blindness)

 

この場合は、区別できました。

 

と言うことで、色弱の人には、区別つきにくいことがあります。MRさんが、口が滑ったのか、会社でそう教えられているのか、色でダブルチェックしてくださいと言われたのですが、医療従事者の中にも色弱の人はいるはずなので、あぶないですよ。

ちなみに、どれくらいの頻度で先天色覚異常の人がいるか?日本の場合、大体男性20人に一人、女性は、200人に一人くらいのようです。これは、かなり頻度がたかいですよ。

 

・で、さっきのイーライリリーの勉強会にもどりますが、最後の質問で、「この色分けは、色弱の人にも大丈夫か」とききました。(上記VISCHECKを使ったのは、勉強会が終わってからです)どういう、回答が返ってくるか楽しみです。これで、リリーさんが、CUDに目覚めて、色を変えてくれればうれしいのですが。

・ところで、このブログの表題で、「製薬業界は」と書きました。じつは、アストラ・ゼネカにも製品の色の事を指摘したのですが、残念ながら、何のアクションも起こしてもらえなかったです。もし、私が、マネージャーだったら、率先して製品の色を変え、会社の方針にCUDをとりいれて、大々的に宣伝しますけどね。製品の色変えるなんて、簡単なことよ。世界的大企業が、それにとりくまないのは、ただ、意識が低いだけか、よっぼどケチのどちらかと思います。(日本のあるメーカーが、私の意見を取り入れてパッケージをかえてくれました。世界的大企業ができないわけがない)失望したよ、アストラ・ゼネカ。ついでに言うと、アストラはもともとスェーデンの会社です。北欧では、男性の1割が、色覚「異常」といわれています。そこの会社(アストラ・ゼネカはロンドンに本社、研究所がスェーデン)が、色使いに気を配らないのは、不思議なきがしますね。

 

・これから、連想が広がって、グラクソのこと。まず、良い点。喘息の治療薬の宣伝において、スケートのメダリストの清水選手を起用したのは、良かったと思います。喘息患者さんに希望を持たせますね。喘息があることで、運動ができないとあきらめている人がいますから。喘息は、コントローラブルであり、メダルもとれるんだと。

さて、失望した点

抗うつ剤(SSRI)のパキシルについて。この薬、いろいろ併用注意があります。心臓の薬に、ジゴキシンと併用すると、ジゴキシンの効果減弱と、添付文書にはあります。ところが、ジゴキシンの濃度を上昇させて、中毒をおこしたというcase report、それも日本人の、がLancetにのりました↓

Digitalis intoxication induced by paroxetine co-administration

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(06)68306-2/fulltext

 

ただし、最初に書いておきますが、これには異論があるようで、以下のようなCORRESPONDENCEがあります↓

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(06)69802-4/fulltext

 

http://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(06)69803-6/fulltext

 

この、真偽の議論はおいておきます。わたしが、このレポートをみて、よく出入りしていたグラクソのMRさんに、こういうレポートが出てるけど、どういう対応をとりますか?とききました。そのMRさんが、本社に連絡はとられましたが、1例のみなので、とくに、何も対応しないと。(私への、「報告」のニュアンスは、ちがったと思いますが、簡単に言ってしまえばそうこうこと)まあ、わたしは、はっきり言って、この対応には大いに不満でしたが、末端(失礼)のMRさんに、ごちゃごちゃいっても仕方ないので、それでとどめました。私一人、ちょっと、気をつけておこうと。しかし、製薬メーカーが本当に誠実に対応するなら、以下のようなことが必要だったと思います。まず、真偽はおいといても、こういうレポートがありますと、各医師にしらせる。もし、こういう症例がありましたら、報告してほしいと依頼する。医師を訪問して、自分のところの薬をつかえ、使えというだけじゃ、ただのプロパーでしょ。MRというなら、こういう情報提供があってもよいでしょう。それから、このcase reportは、日本人が書いたものですから、著者のところに直接足を運んで問い合わせてみる。そして、私が、こういう情報提供そしたのだから、その私をフォローする。どういう意味かと言うと、このcase report後に、先ほど引用したcorrespondenceが、でてますよと「情報提供」するということです。がっかりだよ、グラクソ。

と、一連の製薬企業批判をしてみましたが、製薬企業も「社会的存在」なので、良い方向に向かっていってほしいと思うし、こちらもそういうお手伝いをしたいと思っています。で、最初に戻って、リリーの「色使い」がかわることを、大いに期待するわけです。

田舎の名もない一医者が、何言っとんじゃいと思う人もいるかもしれませんが、インターネットって、結構恐かったりして。  

  

参考

先天色覚異常(日本学科学会Website)

http://www.nichigan.or.jp/public/disease/hoka_senten.jsp

色覚関連用語(日本医学会 医学用語辞典 Web版)

http://jams.med.or.jp/dic/colorvision.html

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・本日は、「午前」の外来が14時終わりました。患者さんを長く待たせて申し訳ない。で、お昼御飯が、いつものカップ麺ではなく、炊き込みご飯でした。これは、当院の栄養係りが、震災カンパとして、職員に呼び掛けたものです。お昼御飯にお金をはらって、この炊き込みご飯を食べ、その収益を被災地にカンパするというものです。わたしは、震災が起こったのち、自分たちで何ができるか考えましょうと職員に呼びかけましたが、ちゃんと考えてやってくれました。こういう時、職員を誇りに思います。

・今日午後は、回診とカンファレンス。夜は、介護認定審査会でしたが、早く終わったので、帰りにTHE BIGでお買い物をいたしました。まあ、やはり、モノがあふれていますね。一部、震災で、商品がないという掲示もありましたが、代替できるものです。

・以前、被災地の物品を消費しようとかきましたが、当然同じことを考える人が多いですね。FACEBOOKで岩手県の物産の紹介がありました。調べてみると、ちょくちょく私が飲んでる「銀河高原ビール」がありました。「ああ、そうか、岩手県だったのね」と今頃、認識。よし、しっかり飲むで。

以上日記。以下医学的なはなし。

・震災後いっぱいE-MAILがきて、それをチェックするのにかなりの時間を費やします。でも、情報は大切なので、できるだけ、見るようにしています。こういう非常事態にE-MAILを出すときは、標題は分かりやすく、内容は簡潔に、ですね。以下、内科学会のMLに投稿されていたものを転載します。わたし、なるほどと思いました。医学は、ここまで、発達していたのね。そして、危機管理にその技術を生かさないと。

*今まで、ずっと内科学会のMLと書いてきておりますが、正確には「専門医部会メーリングリスト」です。

  

  

原発事故と危機管理と医学技術

3月11日に発生した東日本大震災に伴う福島原発事故の動向は、福島県にとどまらず国民的関心を集めている。既にレベル5の原子力事故と報道されているが、果たしてレベル5で留まるかどうかが問題である。
原子力・放射線関連の仕事に従事する人には急性毒性のために、被曝許容量が法律で定められている。今回の事故処理での事実をふまえて上限が引き上げられたと報道されている。事故の拡大を防ぐ作業のために、法律違反となる被曝量に従事する指示を出せないのは分かるが、そのために重大な事故を引き起こしては、何のための法律か分からない。角を矯めて牛を殺すとは、このことであろう。

被曝許容量が定められているのは、骨髄毒性のためである。骨髄は白血球・赤血球・血小板といった血液中の細胞を作る場所である。しかしながらこの骨髄毒性は、ある医療技術で克服できることが分かっている。造血幹細胞移植と呼ばれる技術だ。
骨髄移植と言った方が通りはよいかもしれないが、今は末梢血幹細胞、臍帯血など様々な細胞で同じことが可能になっている。白血病などの血液疾患の治療に使われているが、放射線被曝事故の犠牲者が骨髄移植で救われた話は日本でも多数存在する。1999年に発生した東海村JCO臨界事故では、実際に2名の方に造血細胞移植が行われた。2名とも他人の造血幹細胞が移植され白血球などは回復したが、他人のものである
ことが原因かは定かではないが最終的に救命することはできなかった。想定されない事故ならば、他人の造血幹細胞移植を使うことも致し方ないだろう。それしか方法がないからだ。しかしながら、他人の細胞を使用した造血幹細胞移植では、もともと20%ほどの移植関連死が避けられない。個人の遺伝子の違いに起因する移植片対宿主病
と呼ばれる合併症が発生するほか、移植後の免疫能の回復にも影響を与えるからだ。
こういったことを避ける医療技術も実は存在する。自己の造血幹細胞を使えばよいのだ。自家造血幹細胞移植と呼ばれるこの技術も、白血病・リンパ腫といった血液難病の治療には日常的に行われている。自分の細胞を使うので、移植片対宿主病や免
疫抑制剤のことを心配する必要はない。放射線被曝事故の場合は更に好都合である。他人
の細胞を使う場合はそれが生着するように、被曝を受けた人に更に抗がん剤を使用しなければならないが(これを移植前処置と呼ぶ)、自家移植では前処置は不要である。
原発事故の現場対策には、電力会社、自衛隊、消防署と多くの人が従事していると聞く。これらの人々が危険に曝されるのは、当然想定されることだ。想定される危険を軽減する医療技術が存在することが分かっているのに、現在までそれが使用され
ないのはどうしたことか。医療を管轄する厚労省と、事故処理を管轄する総務省の連携が悪いのか。医療技術として持っていても、日本では施策に移せないことは、拙文「臍帯血は宝の宝庫」でも触れたが、日本人は、決められたこと以外への応用の決断力がないのか。
東京消防庁の隊長の「部下を危険に曝して申し訳ない。隊員の家族にも。」と涙した記者会見は、世界でもほぼ同時に放送された。それを見た欧米の著名な血液学者の反応は、「なぜ日本では、危険を冒す人たちの幹細胞を採取・保存しないのか?」
という意見で一致している。造血細胞移植を行う血液内科の現場では、採取・保存の準備
を整えて待っている。自分たちが日常していることであるし、JCO事故の経験があるからだ。首相が「危険顧みぬ自衛隊員は誇り」と訓示したことが報道されているが、必要な対策を施すのが指揮官の務めである。勇を鼓するだけで目的を遂げられな
いことは、日本人は太平洋戦争で経験済みではないか。
作業時間が制限される現場で、制限を超える特別部隊が編成されるとの話も聞く。それが必要ならはすべきだし、臨界事故のリスクを考えれば志願する人もいるだろう。私自身でも志願したいくらいだ。ただ、自分自身が赴くのであれば、自分の末梢血幹
細胞くらいは取って保存しておいてもらいたい。血液学者であれば、洋の東西を問わず誰もがそう思うであろう。
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名古屋大学 造血細胞移植情報管理学

                        鈴木律朗
  E-mail: r-suzuki@med.nagoya-u.ac.jp

 

 

 

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・3/21付で、日本プライマリ・ケア連合会から、内科学会のMLをとおして、医薬品支援の依頼が来ていました。本日当院の薬剤師さんと相談して、できる範囲で薬剤を送ることとしました。 (詳しいことを、ここにも貼り付けようと思いましたが、このブログのソフトの字数制限で、うまく貼り付けられませんでした)

・今日は、午前中の外来が13時30分まで。午後は回診と事務作業。夜は医師会の講演会で、21時前に帰宅しました。風呂入って夕食、e-mailでおもに震災の情報をしいれておりました。なんか、疲れているので、早く寝ます。

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