・まずは、ILO発表の新聞記事をご覧ください↓
2010年労働安全衛生世界デー:変動する仕事の世界に新たに出現しつつある危険有害要因に焦点(英語原文) 2010年4月27日(火)発表ILO/10/17
ILOは4月28日を労働安全衛生世界デーと定め、行進や追悼式、セミナーや会議、展示会など多彩なイベントを通じて、仕事の世界における労働安全衛生問題の啓発及び予防文化の促進を図っています。
今年の世界デーでは、変動する仕事の世界に新たに出現しつつある危険と新しい予防の取り組みに焦点が当てられます。世界デーに際して発表された小冊子『Emerging risks and new patterns of prevention in a changing world of work(変動する仕事の世界に新たに出現しつつある危険と新しい予防形態・英語)』は、ナノテクノロジーやバイオテクノロジーなどの技術革新に関連して出現してきた新しい労働安全衛生問題や労働生活の変化に適応することの困難から生じている業務関連ストレス障害などについてまとめています。
フアン・ソマビアILO事務局長は世界デーに際して発表した声明の中で、企業に対する経済危機の影響が多くの労働者に損害をもたらしている最近の状況を指摘し、回復の構築及び維持においては、「安全と衛生をカギとなる構成要素として含む統合的なディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)戦略を形成する機会」とすることを提唱し、「危機から抜け出す際には、労働条件の下降スパイラルを阻止し、安全な仕事を基礎とした回復を構築するよう」共に行動することを呼びかけました。
業務関連の負傷または疾病で失われる命は世界全体で毎日約6,300人に上り、年に230万人を上回るとILOは推計しています。長期欠勤につながる労働災害は年に約3億3,700万件発生しています。ソマビア事務局長はこのような日々の悲劇について、その「人的コストは計り知れないが、労働損失日数、支払われた医療費や現金給付で見た経済的コストは毎年世界の国内総生産(GDP)の4%に上ると推計される」とし、これは2008~09年に経済危機に直面して導入された総合刺激策の合計額を上回っていることを指摘しています。
2010年3月に開かれたILO理事会で採択された新しい職業病リストには、精神障害、行動障害、外傷後ストレス障害が初めて含まれるなど、グローバル経済における過重労働や新たなストレスに関連した心理社会的病状の増加も懸念される要素の一つです。3月の理事会ではまた、職業上の安全及び健康に関する第155号条約、同条約の2002年の議定書、日本も批准する職業上の安全及び健康促進枠組条約(第187号)といった労働安全衛生関連文書の幅広い批准と効果的な実施を達成するための行動計画が採択されました。ILO労働安全衛生・環境計画の町田静治部長はこの表とILOの労働安全衛生基準について、「ILO加盟国にとっての共通の枠組みを提供するもの」とし、「ILOは業務関連の事故や疾病が人々及び経済にもたらす負担を軽減する第一義的な手段として国際的に合意された労働基準の適用を呼びかけています」と語っています。
・上の記事の中に書かれている
2010年労働安全衛生世界デー報告書『Booklet - 2010 World Day for Safety and Health at Work, Emerging risks and new patterns of prevention in a changing world of work』
が、↓
上の日本語の解説が↓
毎回書いてますが、英語がスラスラ読めたらな。
以下日記
・本日日中外気温は30度でしたが、私は、とても寒い思いをして、風邪ひくんじゃないだろうかと思いました。毎年、夏に水島の医局で寒い寒いと言っておりますが...なぜ、寒いかと言うと振動病の末梢機能検査というものを行ったからです。一般的に振動病の労災認定を受けた患者さんは、夏と冬に厚労省で定められた検査を行って、診断書を提出しなければなりません。その検査を末梢機能検査と言って、20度から23度の温度に設定された部屋の中で、痛覚や振動覚、皮膚温等を測定するのです。患者さんは、検査前30分以上前からその部屋に入って、体温を「定常状態」にするわけです。私は、その部屋の中で検査をするわけです。(実際は、検査技師さんがしてくれて私は監督とその場で一定の書式に検査結果を書きこみ、その判定を行っているわけです)夏場に、そんな寒い部屋の中にいると体がおかしくなります。冬場の検査は外気とそんなに差がなくてまだ、まし。患者さんも夏の検査はつらいと言っています。特に、本日は暑くて、患者さんも体温がなかなか「定常状態」にならず、いつもより長時間寒い部屋の中にいていただきました。いつも思うのですが、行政で定められている検査は、拷問みたいにきついです。(冷水負荷試験というのがあって、5度もしくは10度の冷水に10分間手をつけて、皮膚温、痛覚、振動覚を測定する項目もあります。)
・昨日夜『マザー・テレサ あふれる愛』(沖守弘。講談社文庫。1984年)を読み終えました。マザー・テレサとその周辺の人たちはすごいなと思いました。特に、孤児をひきとる世界中の人たちがいるのですが、あえて、障害のある赤ちゃんを引き取る人もいるそうです。ウーンと唸ってしまいました。この本の帯に「泣かずに読める?」と書いていましたが、泣いてしました。ただ、ちょっとこの本の内容は物足りない。マザー・テレサたちの活動の紹介もあるのですが、半分作者のエッセイみたいなもので、いまいちマザー・テレサの人と考え方が分かりにくい。ということで、マザー・テレサ自身の講演集のような本を本日アマゾンで注文しました。
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