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・日曜日はお休み。部屋の片づけと、ちょっと読書。松下幸之助の『道をひらく』というのと、東野圭吾の『十字屋敷のピエロ』を読み終えました。

・私は、マニアではないですが、ミステリーは好きでした。過去形なのは、小中学校で、ちょっとかじったからです。シャーロックホームズのシリーズは、ほとんど読みました。ついでにドイルの短編集もちょっとよみました。チェスタトンのブラウン神父、ディクスン・カーの短編も読みました。なぜか大学になってほとんどそういうものは読まなくなりました。働き出して、一定の年月がたつと仕事の上で、鑑別診断というものがとても大切なのに、自分がなかなかそういうものを挙げられないという弱点に気付きました。もひとつ、管理職になって、マネジメントを行う際に視点はひとつではいけないと思うようにもなりました。普段から鑑別診断を挙げる、物事をいろんな角度から見る、そういう習慣をつけたいと思いだしました。ということで、ミステリーを読んでいるとそういう習慣がつくのではないかと思って、また、ちょくちょく読みだしました。

・ミステリーは、確かにいろんな視点からものを考えること教えてくれますが、どうも、なんかしっくりこないという思いがありました。そのモヤモヤを明らかにしてくれたというか、同感と思わせてくれたのが、東野圭吾の『名探偵の掟』でした。(これはTVドラマにもなりましたね。でも、私は、2,3回見ただけです。どうも期待が大きすぎたようで...)私が思っていたことをほとんどすべて、文章化してくれたというか...東野圭吾は、この作品の中で、自分の作品も批判しているのですよ。まあ、読んでみられえ(突然岡山弁)

・ミステリーでよくあるパターンの一つ:犯人は一人ではない。これは、共犯者がいるというだけではなく、犯人が知らないうちに、犯人をかばうとか、逆にその犯罪をりようするとか。これは、鑑別診断にもあてはまります。疾患は一つではないと。腹痛の患者で胃潰瘍と診断、安心していたら、実は膵癌も合併していた。胸部異常影で、気管支鏡をしたら、真菌が検出。しかし、肺癌も合併していた。(ともに、私が経験した実話)

・ただ、ミステリーとの違い。ミステリーは、なんやかんや行っても「答え」がある。でも、医療では答えがはっきりしない場合もある。(ミステリーでも、思わせぶりに終わって、答えは、読者のご自由にというパターンもありますが)

・マネジメントでも、いろんな視点をもつことが大切。とても、卑近な例でいえば、よく遅刻する職員がいる。単に、その人がルーズという考えをもつのではなく、実は気管支喘息があって、夜が十分眠れないとか、子供が不登校で、なんとか朝学校にすてていこうとして遅れるとか、こういう「鑑別診断」を考えていくと、腹がそう立たないし、職員に「どうしたん?」とやさしく声をかけることもできます。(私は、まだ、そこまでの境地に立っていませんが)

・東野圭吾の『怪笑小説』『毒笑小説』といった短編も面白いですね。わたし、長編小説を読むのは苦手ですが、今度は、1996年以降の彼の長編小説にトライしようとおもいます。まずは、『名探偵の呪縛』かな?

まったくの余談、「それがどしたん?」ということですが、東野圭吾と私は、同い年です。

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