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・コンピテンシーcompetencyとは、ジーニアス英和大辞典には、1《法律》(証人などが)能力を持つこと。法的適格性。2.[婉曲]能力。腕前(competence)とあります。ビジネス界では、もうちょっと広げたというのか、限定したというのか、使い方ちょっと違いますね。当然、今回の「知っておいてほしい言葉」は、ビジネス界で使われている意味です。

・今私の手元にある『コンピテンシー活用の実際』(相原孝夫。日経文庫。2002年)の「プロローグ-コンピテンシーとは何か」というところに、以下のような記載があります。

目的は何かと言えば、企業であれば皆、最終的には利潤を上げることであり、そのために、「一人一人のパフォーマンスを向上させる」ということになります。すべてはここに帰着しなければ、企業にとっては意味をなしません。よって、コンピテンシーは「パフォーマンスの向上に結びつくプロセス」と定義されるべきです。

 

分かったような、わからないような定義ですが、ここでこの文章を引用したのは、赤字部分がとても率直に書かれていて「良い」なと思ったからです。

まあ、コンピテンシーは、「○○力」といった形で表現されるようですね。前述の本の中では、マーサー社の28のコンピテンシーが引用されています。ちょっと引用すると「自己統制力」「対人変革力」「成果創造力」「戦略調整力」「論理伝達力」「情報統合力」「効率追求力」etc.

あと、同じマーサー社の「経営幹部に求められる九つのコンピテンシー」というのもあります。それは、全部引用します。

①知識の幅を広げ活用する力

②戦略的に思考する力

③財務的に洞察する力

④政治的に働きかえる力

⑤組織のビジョン、戦略を決める力

⑥組織のビジョン、戦略を浸透させる力

⑦ステークホルダーの利害を調整する力

⑧学習し変革することにコミットする力

⑨誠実に行動する力

 

上記は、個人的には結構参考になります。

・その他、コンピテンシーの説明は、例のWikipediaを見てください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%BC

 

・私が、コンピテンシーという語を、初めて認識したのは、日本のコーチングの草分けの、伊藤守氏の講演の中で使われたのを聞いてからです。その時は、コンピテンシーを「不測事態対応能力」と思ったのですが、あとから勉強してみてそうでなかったのですね。さて、コンピテンシーについて『なぜ、「できる人」は「できる人」を育てられないのか?』(吉田典生。日本実業出版社。2005年)に興味深い記述があります。今日は、実は、これが一番書きたかった事ですが。

 

ひところビジネスシーンで大いに盛り上がった「コンピテンシー」の落とし穴も、これに関連しています。コンピテンシー(発揮されている能力、その行動特性)の考え方とは、簡単に言えば「高い成果を上げている人々の行動特性を分析し、その共通項を明らかにして提示し、使用や人材育成につなげる」というものです。

 もっと単純に言えば、「できる人」を真似できるようにする仕組みです。

・・・・・・

 しかし「できる人」のコンピテンシーは、そう簡単に「できない人」には浸透していきません。行動に焦点を当てたコンピテンシーの根底にある、「行動に至る固有の動機」を考慮していないからです。「できる人」が、なぜ生き生きとそれをするかという理由が無視されているのです。

 

・コンピテンシーというのは、自分に何があって、何が足りないかを認識するためには有用なツールと思いますが、それを人事考課に利用するのは、はたしてどうかなと思ってしまいます。

 

以下日記

・この記事はビール飲んだ後に書いています。酔っ払い方が足りないので、何かアルコールがあるかなと思ったら、Chabot NAPOLEN SPECHIAL RESERVEというのが目につきました。こんなものあったかなと思いながらグラスに注ぎました。えろーブランデーらしからぬ、透明に近いコハク色。のむとエロー甘ったるい。こんなブランデーもあったんかと思いながら、チビチビ飲んでました。しかーし、ある時点で、これは梅酒の味ではないかと気がつきました・・・遠い記憶がよみがえってきました。これは、私が知人からもらった梅酒でした。すっかり忘れとりました。イヤーッ、気付いて良かった。そのまま気づかなかったら、誰かに「Chabotというブランデーは、えらい甘ったるくてお子チャマがのむもんだよ」と蘊蓄を垂れるところでした。

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