・じん肺の予防から療養に関しては,「じん肺法」という法律で定められています.その中で,合併症というのも規定されており,その合併症があると「要療養」であり,労災保険の適応をうけることができます.じん肺法で定められている合併症は,以下の六疾患です.
一 肺結核
二 結核性胸膜炎
三 続発性気管支炎
四 続発性気管支拡張症
五 続発性気胸
六 原発性がん
・さて,この中で原発性肺癌は最近(平成15年4月1日)に加えられたものです.その根拠となった(と思われる)「報告」が,「肺がんを併発するじん肺の健康管理等に関する報告書」(平成14年10月1日 肺がんを併発するじん肺の健康管理等に関する検討会)です. これは,過去の論文をレビューして,シリカ曝露者/じん肺患者でどれだけ肺がんリスクが上がるかというものです.詳しくは,内容を診て頂きたいのですが,塵肺があるひとが肺がんを発症するリスクは、塵肺がない人の大体3~4倍弱の様です.
詳しくは,↓のWebsiteを
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2002/10/s1001-2.html
・この報告は,じん肺患者でない,シリカ曝露のリスクについては,以下のように結論づけています.
「結晶質シリカを含む粉じんのばく露を受けた集団に肺がんリスクが若干上昇していることが観察されるが、じん肺所見のない者群を調べた8調査の分析では肺がんリスクの上昇を示す知見は得られなかった。」
・関連してIARCのMONOGRAPHのsilicaがのっているVOLUMEは以下のwebsiteで見ることができます.(めっちゃページ数多いです.silicaだけでも200ページ、当然私は全部は読んでません)
http://monographs.iarc.fr/ENG/Monographs/vol68/mono68.pdf
・また,また,これに関連して,国際化学物質簡潔評価文書というのがあって,「結晶質シリカ,石英」が載っています.日本語が↓
http://www.nihs.go.jp/hse/cicad/full/no24/full24.pdf#search='IARC%20silica'
英語は,↓
http://www.inchem.org/documents/cicads/cicads/cicad24.htm
結構この文書におもしろいことが載っとりました.また,後日ご紹介したいと思います.
・ところで,『新臨床内科学』(第9版)の「珪肺症」のところに,「肺癌の合併頻度も高く10~20%に認める」とありました.(どういう研究を根拠にしているのか分からないのですが...)
以下、お楽しみ(?)の日記です。
先日当直でした。夜中1時にベッドに入りましたが、2時30分頃一遍おこされて、午前4時前に救急車がきました。両足が立たない患者さん。まあ、全身状態は落ち着いておられましたが、なんせこの時間帯がつらい。本日当直明けで外来。イヤーねむかかったです。仕事は早めに切り上げて19時過ぎに病院を出ました。さっき、夕食食べながらTVを見ていたら、「塚ちゃんスイッチ」というのをやっていました。子供が、リモコンの文字をおして、その文字を最初において、ギャグをするというネタです。「ね」で、笑ってしましました。ムーミンの歌、「ねームーミン、こっちむいて」の節で、「ねー住民、たっち退いて」。イヤー名作ですね。私の「知ったら、知らせるポリシー」で早速ブログに書かせてもらいました。夕食、お好み焼き4枚食べて、今死にそうです。今から歯磨きして、寝ます。(と、言いながら寝床で本を読むわたし)