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・本日は、3日間も病院を留守にしていたので、「出勤」し、入院患者さんの診察とたまっている書類の整理。患者さんは、比較的落ち着いており安心。(途中状態が悪化した人もありましたが、留守を守ってくれていたDr.の適切な対応で回復)医局へのお土産は、梅の枝餅。日直のDr.(結構グルメ)が食べておいしかったと。賞味期限は、明日なのでみんなに明日中に食べてもらわないと。(Dr.J曰く、自分の辞書に賞味期限の文字はない・・・ちょっと脚色)着てくして、家の周囲の草刈(刈り払い機使用)と溝掃除。(今度地域の溝掃除があるのですが、出張で出られないので、先にしておきました)ほんと疲れました。

・さて、「日記」ばかり書いているとだめなので、産業医学の話。

患者さんが時々、自分はじん肺の1だとか、3だとか言われるのですが、胸部レントゲンの1型の管理区分1を混乱されている場合があります。で、本日は、若干その説明。

・じん肺のレントゲン分類は、基本的には平面(単純)写真で行われます。日本では、じん肺法に基づいて行います。世界的にはILO分類が用いられます。

・じん肺法では、1型~4型の四つに分類します。以下の表をご参照ください。

エックス写真の像
第 1 型両肺野にじん肺による粒状影又は不整形陰影が少数あり、かつ、じん肺による大陰影が
ないと認められるもの
第 2 型両肺野にじん肺による粒状影又は不整形陰影が多数あり、かつ、じん肺による大陰影が
ないと認められるもの
第 3 型両肺野にじん肺による粒状影又は不整形陰影が極めて多数あり、かつ、じん肺による
大陰影がないと認められるもの
第 4 型じん肺による大陰影があると認められるもの

 

・第1型~第4型をそれぞれ、PR1、PR2、PR3、PR4と書くことがあります。

・言葉のみではわからないので、「じん肺標準エックス線フィルム」(昭和53年発行)というものがあり、それと比較して、型を決めるように推奨されています。ただ、少なくとも私は二つ問題があると思います。現在、このフィルムが手に入りにくいこと。二つ目は、標準フィルムの1型が粒状影があるんやら、無いんやらわかりにくいこと。

・ILOの分類に関しては、下記Websiteをご覧ください。(また、ILOの分類も標準フィルムがあります。)

http://www.ilo.org/public/libdoc/ilo/2002/102B09_423_engl.pdf

 

・ついでにいうと、最近CTの分類も提唱されていますが、それについては、また、後日ご紹介。

・さて、次に管理区分です。これは、粉じん作業をしている労働者は、じん肺健康診断(自覚症状のチェック、肺機能、胸部レントゲン等の検査)を定期的に行い、その所見によって、管理区分を定め、事後措置をおこなうものです。下の表に、管理区分も1から4まであります。胸部レントゲンと同様に4分類ですので、患者さんが混乱しますね。(産業医学をよく知らないDr.も混乱されるでしょう)ちなみに、管理1というのは、じん肺所見がないということですから、くれぐれもお間違いなく。

 

じん肺管理区分じん肺健康診断の結果
管理一じん肺の所見がないと認められるもの
管理二エックス線写真の像が第一型で、じん肺による著しい肺機能の障害がないと認められるもの
管理三エックス線写真の像が第二型で、じん肺による著しい肺機能の障害がないと認められるもの
エックス線写真の像が第三型又は第四型(大陰影の大きさが一側の肺野の三分の一以下のものに限る。)でじん肺による著しい肺機能の障害がないと認められるもの
管理四(1) エックス線写真の像が第四型(大陰影の大きさが一側の肺野の三分の一を超えるものに限る。)と認められるもの
(2) エックス線写真の像が第一型、第二型、第三型又は第四型(大陰影の大きさが一側の肺野の三分の一以下のものに限る。)で、じん肺による著しい肺機能の障害があると認められるもの


・じん肺健診の流れについては、下のWebsiteがわかりやすいのでは、ないかと思います。

http://www.ibarakiroudoukyoku.go.jp/kijun/kijun27.html#06

 

 

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