・私は、お茶を頻回にのみ、トイレにも頻回にいきます。外来中も何回もトイレに行き看護師さんに笑われています。心因性多飲(→多尿)ではないかと思います。お茶が好きなんです。でも緑茶ではなく、おもにウーロン茶です。(外来ではほうじ茶ですが)我が家に、本格的に中国茶を飲むセットがあります。それは,タマーにしか使いませんが,ほぼ毎日,ウーロン茶は,茶こし付きのコップで作って飲んでます.私は、お茶やソバに対するアレルギーがなくてつくづく幸せと思います。・・・このブログ表題の、緑茶による喘息の報告がありました。
【表題】 緑茶アレルギーを合併した緑茶喘息の1例
【文献】日内会誌98:866~867、2009
【概要】 緑茶喘息は、浜松のShirai等により職業喘息の一つとして報告されており、そのメカニズムは緑茶カテキンに対するⅠ型アレルギーであることが証明されている。今回我々は長崎県において緑茶製造業に携わっていた緑茶アレルギーを合併した緑茶喘息の一例を経験した。既報に則っての診断に至るまでの過程の報告に加え、抗ヒスタミン薬の前処置による抑制効果についても検討を行った。
以上が文献のまる写し、以下私の「抄録」
【症例】21歳男性。主訴は、緑茶摂取後の意識消失。高校生よりアレルギー性鼻炎あり。兄がアトピー性皮膚炎。約18か月緑茶製造工場勤務。平素緑茶をのむ習慣なし。07年3月外食(寿司)のとき緑茶を摂取後激しい咳と口唇の浮腫→近医で食物アレルギーを疑われ検査するも原因は特定できず。その後緑茶工場に入ったところ発疹。翌日発疹と咳、呼吸困難。→近医で気管支喘息と診断され吸入ステロイドとロイコトリエン拮抗薬を処方。後日緑茶を飲んだところ、発疹、呼吸困難、意識消失し救急病院へ搬送され一命を取りとめる。その後精査目的で著者らの病院へ入院→カテキンの主成分であるEGCgのプリックテスト陽性、吸入誘発テスト要請で、緑茶喘息と診断。
【私が興味深かったこと】
・最初何らかの魚介類アレルギーが疑われていた→「職業歴を含めて病歴の重要性を再考させられる一例」
・18か月で発症:著者らは、粉じんが舞う工場で,患者が防塵マスクも付けず仕事をしていたので、暴露量が多く発症を早めたと考察
・この事業所の産業医に連絡を取り職場環境の改善を申し入れた。(残念ながらこの症例は退職している)著者ら曰く「製造業における産業医の介入は大変重要であり、継承をならす症例である」
・この症例に、緑茶を避けることを指導しているが、日本の生活では料理への混入の可能性があるので、エピネフリン自己注射を処方し携帯を指示している。
・いろいろおもしろい症例報告でした。ただ、引用文献で、「抜け」があるように思われたので、内科学会へその旨e-mailをしたので、たぶん訂正の記事が載るのではないかと思います。
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