・このブログ,自分の勉強/覚え書き,または,研修医向け情報も載せています.今回,主に研修医の方向き.
・カーリー線(Kerley line)とは,医学書院医学大辞典によると次の様な説明があります.
肺うっ血や癌性リンパ管症などによる肺小葉間隔壁肥厚による肺野の線状網状影.上肺野で肺門から放射状に長い線状陰影としてみられるA線,下肺野外側の短い水平の線状陰影としてみられるB線,肺全体にみられる網状のC線がある.(Peter J. Kerley, 1900-1978,放射線科,英)
その写真は,最近発行のNEJMのimages in clinical medicineに載っております.
http://content.nejm.org/cgi/content/full/360/15/1539
・ここで大事なこと,医学大辞典には書いていませんが,じん肺でもカーリーラインは出ますので,覚えておいてください.それも、アスベスト肺に限らないと思います。UpToDateの中で、胸部レントゲンの線状影の説明の中に
Linear opacities are mostly due to thickened interlobular septa. Kerley, a British radiologist, first described these lines in coal worker's pneumoconiosis
という記載がありました。
くれぐれも、肺うっ血やがん性リンパ管症のみでは、ありませんから。
・全然関係ないけど,カーリーコレクションというブランド(?)さんががあるみたいです.
http://www.enjoytokyo.jp/OD003Detail.html?SPOT_ID=l_00003424