・久々にLancetのCase Reportを読みました。(以下ネタばれしますから、気をつけて)
The Lancet, Vol. 373 Issue 9669, Page 1144, 28 March 2009
An unusual cause of ventricular fibrillation
Dr Karin GF Gerrtsen, et ali.
44歳女性が心室細動で、ERに搬入されたというものです。(途中省いて)原因は、この人が毎日服用していLiquorice=甘草による低カリウム血症から来たものだったということです。報告者はオランダのDr.ですが、オランダでどのように甘草を摂取しているかわかりませんが、日本では、漢方薬によく含まれています。非医療者の方は注意していただきたいのですが、漢方薬は副作用がないというのは、「迷信」ですから。
・さて、ハリソンの内科学書17版で、低カリウム血症を見てみました。原因の一覧表をみると、ちゃんとその原因にlicorine=甘草が載っています。興味を引いたのは、その横に、chewing tabacco=噛みタバコが載っていたことです。ちょっと調べてみると噛みタバコの味の調整に甘草が使われているそうです。も少し調べてみると、煙草の代わりにする、たばこに似せた禁煙グッズにも甘草が含まれているようです。噛みタバコで、低カリウム血症が起こることは、「常識」として、医師は知っておかなければならないでしょう。私の危惧は、禁煙用の「たばこ」に似せた商品でも低カリウム血症がこないかということです。実際、そういうことが起こっていたら教えてほしいと思います。
・本日東野圭吾の『名探偵の掟』を読み終わりました。わたしは、ミステリーマニアではありませんが、いっぱい「本格推理」といったものに対する、批判やパロディーがのっていたと思われます。(マニアでないので、作者が意図したすべてがわかるわけではありません。でも、ほんのちょっとかじった私でも、こういう作品/作者に対する批判だなとわかる部分が結構ありました。)長女曰く、東野圭吾は、終わり方が、救いがないというか、なんというか...と言っていましたが、短編集はおもしろいですね。
このブログ記事、後半部分は、富の宝山をホッピーで割って飲んで書いているので、ちょっとグジャグジャです。(ホッピーが最近マルナカで買えるようなったので、happyです。)