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・ここ数日疲労がたまっており,ブログ更新ができておりませんでした.私のファンの皆様申し訳ございません.ところで,脳梗塞で入院している母親ですが,元気です.今度の日曜日退院できそうです.本人は,元の家(明石)へ帰るつもりです.さて,緊急時どうしたものやら...近くのイトーヨーカドーのauショップ(あるのかな?)で,老人用(位置確認できるもの)携帯電話頼もうかしら...

・さて,本題です.とっても,恥ずかしながら,最近まで「職場高血圧」という言葉があるということを知りませんでした.職場のストレスや交代勤務が血圧に影響することは知っておりましたが,あくまでwork-related diseaseとしての認識でしたが,「堂々と」「職場高血圧」と使用されていたとは...少なくとも『高血圧治療ガイドライン2009』(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編集.2009年1月16日発行)に,職場高血圧という言葉が牽引に出ています.JSH2000の牽引にはありません.(今手元にJSH004がないので,コレにあるかどうかは確認しておりません.)医中誌の検索で「職場高血圧」を入れると一番古い論文が2003年でした.JSH2009では,シフトワークという言葉も牽引にみられ,その投薬方法も載っています.私は以前からいろんなガイドラインが仕事のことを「無視」して,書かれているのに不満を持っていましたが,今回やっと仕事の事が取り上げられており,満足.(と,言ってもまだまだ不十分)

・メディカル朝日2009年3月号に「パーフェクト血圧管理第5回仮面高血圧③ストレスと職場高血圧」という記事がありました.ちょっと引用を:

 

血圧管理に難渋した症例が退職を境に急に血圧が下がりだすことはときどき経験する.(私も経験しております)職場でのストレスによる血圧上昇は診察室血圧ではなかなか検出できない.仮面高血圧とは,診察室血圧測定では発見できない,隠れ高血圧のことであるが,重要な昼間活動時の隠れ血圧として「職場高血圧」がある.家庭血圧の意義はそもそも診察室という特殊な環境以外での”普段”の血圧測定値であったが,考えてみるとおおかたの人の”普段”とは,少なくとも1日8時間は過ごす「職場」であろう.(世界的に長時間労働で有名な日本は,8時間で済まないでしょうし,通勤を入れるともっと長く仕事関係に時間がとられていると思います)家庭で正常血圧であっても,1日3分の1を過ごす職場で持続的に高血圧状態が続けば,当然血管には負担となり,動脈硬化が促進されることになる.

 ・面白いのは,この記事の著者(桑島巌)の研究で,職場高血圧の発症要因について多変量解析をすると,年齢,高血圧家族歴,肥満の三つの要因がそれぞれ独立した寄与因子だったとのことです.ということは,ストレス対策とともに,肥満対策も重要というか,ストレス対策より肥満対策の方が現実的か???(なかなか,ストレスというのが減らせないという意味で)あと,薬物療法として,明らかにストレスが誘因で血圧が上昇し,かつ心拍数が多くなっている様な症例は,β-ブロッカーを処方してみる価値があると述べられています.・・・気をつけて,試みようと思います.

 

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