・ハリソンの内科学書(HARRIOSN'S INTERNAL MEDICINE 17th editon)の腹痛(Abdominal Pain)のところに主要な腹痛の原因の表が載っています。大きく六つに分けて、それらがまた、細かく分けられています。以下にその六つを引用します。
1. Pain Originating in the Abdomen
(腹部からくる痛み)
2. Pain Referred from Extraabdominal Source
(腹部外からくる痛み)
3. Metabolic Causes
(代謝性疾患)
4. Neurologic/Psychiatric Cause
(神経/精神疾患)
5. Toxic Cause
(中毒)
6. Uncertain Mechanisms
(機序不明)
*カッコ内は私の意訳です
・さて、この中に職業・環境性疾患がどれだけ挙げられているかです。
Toxic Causesの中で第一にLead Poisonig(鉛中毒)が挙げられているのは、さすがです。次にInsect or animal envenomations(虫や動物が刺したり、噛んで毒を注入すること)とあって、Black widow spiders(クロゴケグモ)とSnake bitesがありました。
Uncertain Mechanismsの中に、Heat stroke(熱中症)がありました。確かに、熱中症の症状に腹痛がありますね。でも、ちょっと鑑別診断のリストに挙がってきません。やるな、ハリソンです。
で、もひとつ頭に入れておきたいのが、Metabolic Causesにあるangioneurotic edemaです。angioedema(血管浮腫)ともいいますね。同じハリソンのURTICARIA AND ANGIOEDEMAの項に、gastrointestinal involvement may present with abdominal colic, with or without nausea and vomiting, and may precipitate unnecessary surgical intervention.
この青字でかいた部分は、鉛中毒も同様だと思います。
血管浮腫で腹痛がくるというのは、どれだけの頻度があるか分かりませんが、頭に入れといた方がよいかも。
・今私の手元に『ER救急ハンドブック 改訂第2版』(益子邦洋・大塚敏文。INTER MEDICA.2006年6月20日2版第2刷。)という本があります。とてもコンパクトで分かりやすくまとめられているのですが、残念ながら腹痛の項に鉛中毒がありません。日本の医学書にも、腹痛の原因に鉛中毒をいれてほしいと思うものです。
∵ 中小企業の労働環境は、いまだ劣悪なところがある。大企業では起こりえない職業病も中小企業では起こりえる。また、グローバル化で、さまざまな国籍の労働者が日本で働くことになってきている=もともと自国で一定の鉛暴露があり、日本で発症する可能性がある。また、一般に外国人労働者の労働条件は劣悪=有害因子に暴露されやすい
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・増田渉という中国文学者がいます。昨日会議の合宿でうちの理事長との雑談で、その人が蔵書2万冊という話をききました。計算したら、1日1冊読んでも、54年かかります。・・・この話は、後日つづきがありますので、お楽しみを。
・本日は、休みでした。そもそもは、29日に高校時代の友人と会う予定で、夜きっと遅くまで飲むので30日休暇を申請しておりました。ところが、友人の都合が悪くなり、お流れ。しかし、ちょうど良かったというか、母親が入院し、退院日がそのあたりだったので、休暇は取り消さずにおきました。ところがまた、母親の退院が4/4に延びたので、予定があきました。ということで、娘3人連れて映画に行きました。長女、次女は、『相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿』、私と三女は、『ヤッターマン』を見に行きました。なぜ、いいおっさんがヤッターマンか?セーラームーンを見ていて気がついたのですが、アニメや映画は、それが子供向けでも作っているのは、おっさん、おばさんというあたりまえのことに気がつきました。故にそれらの作品には、おじさん、おばさん方の嗜好、おやじギャク、パロディー、オマージュがあるということです。そういうのを見るのが最近好きで、ヤッターマンにもきっと見出されると思ったのです。(このシーンは、あれのパロディー、このセリフ○○のもじり等、発見するのが楽しい)ヤッターマンの最初のころ、みなしごハッチの銅像があり、場所が「ハッチ公前」(だったかな)とあったので、これは「いける」と思いました。子供向けなのに、結構おじさん・おばさん向けのギャグというのがありました。(ちょっと、下ネタが多かったぞ)しかーし、全体的には今一でしたね。役者の演技、体の切れがもひとつでした。(深田恭子のドロンジョは良かったけど・・・でも、セリフへた)続編もありそうですが、さすがに私は、いかないでしょう。ただ、タイムボカンの実写なら行くかも。(こりん、おっさん・・・コリン星からきました)「相棒」のスピンオフの方は、長女、次女の二人ともおもしろかったそうです。時間が取れれば見に行きましょう。
・映画後、千房というお好み焼屋で、昼食。ああ、長い間大阪にいっていないので、行きたくなりました。梅田の餃子ミュージアム、天六のキャベツ焼き、新世界の串カツ、たこ焼き・・・で、昼食後すぐ帰るつもりだったのに、長女が「本屋よろ」と。今日は、本屋に寄らずにそそくさと帰るつもりだったのに。「惚れてまうやろーっ」ではなくて、「買ってまうやろーっ」。(お笑い知らない人には、まったく意味が分かりませんね)『サクラハンドブック』と東野圭吾の『名探偵の掟』を買ってしまいした。読んでない本、家にまだいっぱいあるのに...病気やね。ギャンブル依存症ではなく、書籍購入依存症ですね。
・帰りに入院している母親を見舞って帰宅。あとは、自分の部屋の掃除・・・これで1日が終わりました。
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・youtubeで、秒速5センチメートルをバックに、いきものがかりのsakuraを聴いてから、最近サクラづいております。酔っぱらったいきおいでamazonで適当にCDを購入しました。最初は、『SAKURA-一期一会-』というのと、『桜100%』というものでした。前者は、「一期一会」という言葉が入っており、どんなものかなと興味がありました。オムニバスですが、とくに中国の楽器を使ったのが良かったですね。箏座というグループの「百花繚乱」という曲が、楽しいですね。後者のCDもオムニバスですが、河口恭吾という人(全然知りませんでした)の「桜」という曲が「いいなー」と思って、その人の『I LOVE YOU』というシングルベストアルバムを買いました。なかなか、良かったです。現在、RSPの「さくら~あなたに出会えてよかった~」を車の中できいてます。わたくし、エロー気に入っております。で、実はその曲が「サンプリング」ということで、もとの曲の高野健一という人(これまた、知らなんだ)の『さくら』というCDを今日洗い物しながら台所で聞いてみました。「メッチャイイヤンケ」でした。良かった、良かった。
・昨日から本日昼まで、総社で会議。会場の桜が、2~3分咲きみたいでした。暦を見るより、桜を見てもう4月を実感するのでした。昼から母親の入院している病院へ行き、大分しっかりしてきたことを確認。その後自分の病院へ。4月2日に行う新入職員向け労働安全衛生の講義用パワーポイントファイル作成。今回イラストに、『秒速5センチメートル』の絵を使わせてもらいました。昨年は、『涼宮ハルヒの憂鬱』をイラストに入れましたが、ほとんどの新入職員は知りませんでした。今年の新入職員は、はたして、『秒速5センチメートル』を理解してくれるか???
・さっき居間で娘が買ってきていた『聖☆おにいさん3』を見つけたので、これから寝ながら読むことにしましょう。
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・本日は当直明け。当然そのまま勤務ですが。当直の時間帯が終わる直前に入院患者さんの状態が悪化し、対応に時間がとられ、本日の予定がちょっと乱れました。しかーし、なんと驚いたことに、午後の会議が予想外にメチャクチャ早く終わりました。チャーンス(セーラームーン風)なので、映画を見にいきました。それが、トム・クルーズ主演の『ワルキューレ』です。私は、ワルキューレといえば、映画『地獄の黙示録』で使われたワーグナーの「ワルキューレの騎行」を思い出します。実際この映画でも使われていました。本来ワルキューレとは、北欧神話にでてくる半神のことなんですね。映画の題名は、ヒトラーの危機管理オペレーション「ワルキューレ作戦」をとったものだそうです。(トリビア:ヒトラーはワーグナーが好き。ニーチェとワーブナーは交友があった。ニーチェの思想は、ナチスに利用or歪曲されたとのこと)
・いつも思うのですが、アメリカ映画は、最初から吹き替えのようなものですね。『仮面の男』では、フランス人が英語、『レッド・オクトーバーを追え』では、ロシア人が英語、そして、この映画では、ドイツ人が英語を話しております。いつも違和感がありますが、アメリカ人には違和感がないのでしょうか?それはさておき...この映画を見る前に、最初から結末が分かっているので、どういう終わらせ方をするのかなというのに興味がありました。まあ、こんなものでしょうかという感じでした。映画全体では、当時のドイツの歴史をそれなりに知っている人には、わかるでしょうが、何も知らない人がみると、ちょっと理解できないのでは。(と言って私がよく知ってるわけでもありませんが)ただ、当時のドイツの飛行機や都市、服装がよく再現されていたのではないでしょうか?(って、言っても、私が当時を知るわけないのですが...飛行機なんかとてもリアルな感じがしました)この映画のパンフレットを読むと理解が深まると思います。
・この映画観た方、感想を教えてください。
日本映画で、「東条英機暗殺計画」といった映画ができたら、面白いと思うのですが...
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・ここ数日疲労がたまっており,ブログ更新ができておりませんでした.私のファンの皆様申し訳ございません.ところで,脳梗塞で入院している母親ですが,元気です.今度の日曜日退院できそうです.本人は,元の家(明石)へ帰るつもりです.さて,緊急時どうしたものやら...近くのイトーヨーカドーのauショップ(あるのかな?)で,老人用(位置確認できるもの)携帯電話頼もうかしら...
・さて,本題です.とっても,恥ずかしながら,最近まで「職場高血圧」という言葉があるということを知りませんでした.職場のストレスや交代勤務が血圧に影響することは知っておりましたが,あくまでwork-related diseaseとしての認識でしたが,「堂々と」「職場高血圧」と使用されていたとは...少なくとも『高血圧治療ガイドライン2009』(日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会編集.2009年1月16日発行)に,職場高血圧という言葉が牽引に出ています.JSH2000の牽引にはありません.(今手元にJSH004がないので,コレにあるかどうかは確認しておりません.)医中誌の検索で「職場高血圧」を入れると一番古い論文が2003年でした.JSH2009では,シフトワークという言葉も牽引にみられ,その投薬方法も載っています.私は以前からいろんなガイドラインが仕事のことを「無視」して,書かれているのに不満を持っていましたが,今回やっと仕事の事が取り上げられており,満足.(と,言ってもまだまだ不十分)
・メディカル朝日2009年3月号に「パーフェクト血圧管理第5回仮面高血圧③ストレスと職場高血圧」という記事がありました.ちょっと引用を:
血圧管理に難渋した症例が退職を境に急に血圧が下がりだすことはときどき経験する.(私も経験しております)職場でのストレスによる血圧上昇は診察室血圧ではなかなか検出できない.仮面高血圧とは,診察室血圧測定では発見できない,隠れ高血圧のことであるが,重要な昼間活動時の隠れ血圧として「職場高血圧」がある.家庭血圧の意義はそもそも診察室という特殊な環境以外での”普段”の血圧測定値であったが,考えてみるとおおかたの人の”普段”とは,少なくとも1日8時間は過ごす「職場」であろう.(世界的に長時間労働で有名な日本は,8時間で済まないでしょうし,通勤を入れるともっと長く仕事関係に時間がとられていると思います)家庭で正常血圧であっても,1日3分の1を過ごす職場で持続的に高血圧状態が続けば,当然血管には負担となり,動脈硬化が促進されることになる.
・面白いのは,この記事の著者(桑島巌)の研究で,職場高血圧の発症要因について多変量解析をすると,年齢,高血圧家族歴,肥満の三つの要因がそれぞれ独立した寄与因子だったとのことです.ということは,ストレス対策とともに,肥満対策も重要というか,ストレス対策より肥満対策の方が現実的か???(なかなか,ストレスというのが減らせないという意味で)あと,薬物療法として,明らかにストレスが誘因で血圧が上昇し,かつ心拍数が多くなっている様な症例は,β-ブロッカーを処方してみる価値があると述べられています.・・・気をつけて,試みようと思います.
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・本日午前中は、三女のスポーツ少年団(ミニバスケットボール)卒団記念親子バスケット大会に行ってきました。前回は、ウォームアップの段階で左ふくらはぎが攣りましたが、今回は大丈夫。見事6分×2回の試合をこなしました。やっぱ、スポーツは気持ちいいですね。
・午後は、入院している母親を見に行きました。元気そうにしており、一安心。「暇や」というので、コンビニで週刊新潮を買ってきました。お墓と親戚の話をしたのですが、家系がややこしく、あちこちお墓があるので覚えられません。エンディングノート渡しているのに見てもおりませんでした。これに、家系やお墓、葬式のこと書いといてねと、言っておきました。
・その後勤務先の病院にいって、たまっている事務作業。間で、明石の新聞屋さんと牛乳屋さんに、入院したのでしばらく止めといてくださいと電話。牛乳屋さんは、私の中学時代の同級生でした。また、私企業がおこなっている、高齢者一人暮らし向けのサービスを探してみました。
まず、セコム。ココセコムというサービスがありました。
http://www.855756.com/aged/index.html
携帯電話でなく、ココセコムという端末を利用するもの。位置が確認できるのと、非常時にボタン一つ押すと、セコムに連絡がいき対応してもらえるもの。便利そうですが、問題は経費ですね。
・auだったら、操作が簡単で大きな文字の簡単ケータイというのがありました。そのうちの一つが、安心ナビ(どこにいるか所在がわかる)といったサービスを受けられるものでした。まあ、これは、場所を確認するだけのものですね。
http://www.au.kddi.com/seihin/ichiran/cdma1x_win/w62pt/index.html
・一人暮らしの親で一番心配なのは、電話もかけられない状態になったときの連絡方法。ココセコムのように、ボタン一つ押しただけで、どこか指定していたところに連絡がいくのがよいですね。問題は、緊急連絡先をどこにするかです。岡山の私のところに連絡が入っても、なんぼ急いでも車で2時間ですから、意味がほとんどありません。セコムもどれくらいで駆けつけれもらえるのか???倉敷市は緊急ペンダントというものがあり、ペンダントのボタンを押せば、「緊急通報管理センター」に連絡が入り、折り返し電話をいれてもらえ、出なければ、そこからあらかじめ決めておいた近所の協力者に連絡がいき、安否を確認してもらえるシステムがあります。問題は、近所の協力者の「確保」ですね。
・いずれにしろ、なかなか、悩ましい問題ですね。
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・急性の一酸化炭素中毒は、ある程度診断がしやすいと思いますが、慢性的になると症状が非特異的で、診断がなかなか難しいと思われます。NEJMに総説的な論文がありました。
Carbon Monoxide Poisoning
Lindell K. Weaver, M.D. A 39-year-old female executive has a several-month history of fatigue, headache, and memory lapse. Multiple specialists have performed evaluations, but no diagnosis has been established. During a period of feeling worse than usual, she called a friend, who arrived at the residence to find the woman semicomatose and called 911. The patient was given supplemental oxygen and transported to the emergency department, where she is alert and has nonfocal findings on examination. Her carboxyhemoglobin level is 18%. How should she be treated? What is the expected outcome?
あとは、本文をどうぞ。
http://content.nejm.org/cgi/content/full/360/12/1217
日常診療では、なんせ、症状が非特異的なので、この病気を疑わないとなかなか診断できないのではないかと思います。

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・「はじめてのおつかい」という絵本の題名は、それを読んでいなくても、多くの日本人は知っているのではないでしょうか?林明子という絵本作家の作品です。わたしは、「こんとあき」という絵本が好きです。また、「いもうとのにゅういん」は、ちょっと泣けてきますね。・・・「母親の入院」も、泣けてきますよ。(絵本の題名じゃないですよ)
・私のファンの皆さん、お久しぶりです。久々のブログ記事アップです。火曜日朝7時30分から翌日21時30分まで病院にいて、水曜日22時に帰宅、レッドカーペットを見ながら夕食で、さすがにブログ書く気にならず寝ました。木曜日は、以下のような理由でやはりブログ記事が書けませんでした。(一応毎日書こうと思っておりますが、あまり無理はしません)
・昨日8時前に病院に着いたら、家から電話:明石で一人暮らしの母親が救急車で病院に運ばれたとこのこと。朝の外来のキャンセルをお願いしたり、必要最低限の連絡を取って、妻と一緒に車で明石へ。
・11時30分過ぎ搬送された病院についたら、母親が一人で待合にいました。それまでの経過は以下の通りです:朝7時目が覚めて起きようとしたが右上下肢が麻痺、近所の方に電話してきてもらい、それから救急車を呼んでもらい、病院に搬送。その時は、民生委員さんに付き添ってもらったとのこと。私が病院に電話をしたら、電話口にも出ることでき、普通に話も出来、一応落ち着いているみたいなので、民生委員さんにはかえっていただきました。
・病院についたら、なんと待合室で、特に点滴もせず、椅子に座っていました。(少なくとも点滴して、どこか処置室で寝ていると予想していました)ちょっとしんどそうで、下肢に軽い麻痺があるように見えました。しばらくして対応していただいたDr.より説明あり:MRI・MRAでは、血管はきれくて、脳にも新鮮な病巣なし、TIAであったと思われる、心臓から血栓がとんだ可能性があるとのこと。とりあえず、入院にはならず、帰宅することになりました。会計の時、紹介状とMRIのCDをもらって帰るという話で、待合で待っていましたが、30分くらいしてもお呼びがかからず、母親は、ウトウト・ふらふら。たまりかねて会計に行けば、計算はとっくにできていたみたいでした。ただ、われわれが呼ばれなかっただけ。(想像するに、時間外に救急で搬入され、すでに預かり金1万円支払っており、その後通常の時間帯の会計になったので、なにかうまく連絡がいっていなかったみたい)かつ、紹介状はあるがCDがもらえないので、そのことを言うと、CDのことは会計には連絡がきていなかったということで、これから焼くのに20分から30分待つとのこと。母親はふらふらしているので、もう待てないと考え、「もお、いいです」(冷静な言葉づかいです)ということで、実家へ帰宅。
・意識はしっかりしており、心臓の精査も必要そうなので、岡山の病院に母親を連れて帰ることにしました。ところが、出発/入院の準備中にまた、気分不良になり、血圧は200をこえ、フーッとするとのこと。顔色不良、目はあけられない。朝から、食べてないし、点滴もしてないし、脳血管障害の再燃/脱水と思われました。少なくとも出発前には、点滴をしといたほうが良いと思い、降圧剤を処方していただいていた診療所(救急搬入されたところとは違うところ)に電話。ところが電話に出ない。ちょっと時間をおいて、電話したらつながりましたが、Dr.Ns.は往診で不在と。自分の身分を明らかにし、Dr.に連絡していただき、点滴の指示をもらえれば、点滴のセットをもらいに行って、自宅で点滴しますからと、お願い。折り返し電話してくださるということで、待機:電話はかかってきましたが、Dr.に連絡がつかないので、点滴はお渡しできないとのこと。このとき、自分でもよく分かりましたが、非常にがっかりというか失望しました。このときほどガッカリしたことは近年なかったですね。私も同業者なので、事務の人が勝手に点滴出せなことはわかるので「それじゃあ、仕方ありませんね。ありがとうございました。」と電話をきりました。患者・患者家族の気持ちがよーーーく分かりましたよ。母親の状態は、このまま逝ってしまうのではないかと思われましたから。(まぁ、その前に救急車呼びますが。ただ、どこに搬送してもらうか悩みますが)
・そうこうしているうちに、母親の状態がちょっと改善。一刻も早く岡山へと、笹川良一のように2階からおんぶしておろして、車に乗せて移動。とっても幸いなことに車の中では状態は悪くならず、2時間30分かけて、以前私が勤めていた水島の総合病院へ。ついた時はほっとしました。あらかじめ連絡していたのでその後はスムーズ:血管確保、採血、頸動脈エコー、MRIと一連の検査。MRIで左穿通枝領域にディフュージョン(拡散強調画像)で、高信号あり、結局脳梗塞と診断。今までの経過は、血管が詰まったり、再開通したりを繰り返していたのでしょう。20時前には、入院できました。知っているDr.Ns.がいて安心です。母親もこの頃には、気分が良くなっていました。ただ、歩くのには力が入りませんが。時間遅いですが、食事も出て、それも割合食べることができました。一定話をして、20時30分に病院でました。(病状おちついているし、付き添うこともないと判断)21時帰宅して、「勝利の美酒」を飲みました。
・本日朝病院に行ってきましたが、かなり元気。久々にぐっすり眠れたとのこと。岡山のTVは番組が面白くない、漫才もしていたが、全然面白くないと文句を言っておりました。1週間は、脳浮腫に注意ですが、この調子なら大丈夫でしょう。問題は、退院後です。本人は明石へ帰る気満々ですが...まあ、この1週間でどうするか考えましょう。
・ところで、病院管理者として思ったことですが、最初に搬入されたところの病院で、いくつか不具合があったと思います。自分の病院なら、当然不具合報告書を出します。(そもそも不具合報告書をだすのは、責任の追及ではなく、システムの改善です。今回の経験を当院へ水平展開したいと思います。)細かいことは書きませんが、ただ、純粋に医学的な対応についても、研修医の方には、次のことを私なら指導するでしょう。片麻痺できた救急患者には、必ず血管確保をして、採血はする。採血検査の第一は、血糖・・・低血糖は無いか?です。低血糖で、片麻痺は来ますから。血管確保の意味は、当然、急変の時迅速にいろんな薬が投与できるからです。加えて、急患はほとんどの場合、食事がとれません。特に高齢者はそもそも脱水傾向なものです。よっぽどの心不全でない限り、輸液は必要でしょう。私の母親を受け入れてくださり、MRIを迅速にとっていただいたDr.および病院には感謝いたします。しかし、教育的観点からは、今私が書いたことが必要だと思います。(本当にツーカーのところなら、不具合を報告してシステムの改善を望みますが、そんなラポールできてませんので、そのようなことはしません:不親切かな???)
・イヤー、身内の病気っていろいろ勉強になりますね。そうそう、昨日、母親には「エンディングノート」を渡しておきました。
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・前回と同様,どうやって情報を得るか?について.今回は,人体への環境因子の影響ですが,CDCの一部門であるNCEH: National Center for Environmental Health のWebsiteのご紹介.
やはりここにもAからZまでのインデックスがあります.このブログの標題に環境医学と書きましたが,このwebsiteでは,医学にとどまらず,ひろく環境に関する問題,例えば,竜巻とか津波,火山活動等についても述べられているし,化学兵器,war-related injuryやGulf warについても述べられています.結構インデックスのみ見ていても面白そうです.
現在当直中.今のところ落ち着いており,このブログかいてます.(由紀さおり風・・・わかるかな?)
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・必要な情報をどう得るか、それをどう評価するか、そしてどう利用するかというのが、現代の医師に求められている能力の一つだと思います。(医師のみでなく、すべての専門家と言われている人に必要なものだと思います)
・ついでに:何が分かっていて、何が分かっていないかが明確に分かっている人、それが専門家。また、専門的な情報を、非専門の人に分かりやすく説明できる能力が、専門家という人に求められていると思います。
・ただ、必要な情報を得るということ一つも大変なことです。どういう方法で、必要な情報を得ることができるかということを知っているのも専門家の能力でしょう。話が、だんだんややこしくなりました。本日の話題は、職業性・環境性疾患を起こすような物質の調べ方。私が、よく使うのが、TOXNETです。それ以外に有害物質の情報を得ることができるのが、このブログの表題の、ATSDRのwebsiteです。ATSDRって、何じゃいと言う人は、このサイトを見てください。ここの、Toxic Substances Portalというところに、アルファベット順に有害物質の説明が載っております。たとえば、イスラエルがガザで用いた、白燐については、以下のような説明があります。
CAS ID #: 007723-14-0
White phosphorus is a colorless, white, or yellow waxy solid with a garlic-like odor. It does not occur naturally, but is manufactured from phosphate rocks.
White phosphorus reacts rapidly with oxygen, easily catching fire at temperatures 10 to 15 degrees above room temperature.
White phosphorus is used by the military in various types of ammunition, and to produce smoke for concealing troop movements and identifying targets.
It is also used by industry to produce phosphoric acid and other chemicals for use in fertilizers, food additives, and cleaning compounds. Small amounts of white phosphorus were used in the past in pesticides and fireworks.
Related Resources for White Phosphorus
Minimal Risk Levels (MRL)
The MRL is an estimate of the daily human exposure to a hazardous substance that is likely to be without appreciable risk of adverse, non-cancer health effects over a specified duration of exposure. The information in this MRL serves as a screening tool to help public health professionals decide where to look more closely to evaluate possible risk of adverse health effects from human exposure.
Public Health Statement
Summary about a hazardous substance taken from Chapter One of its respective ATSDR Toxicological Profile.
ToxFAQsTM
Fact sheet that answers the most frequently asked questions about a contaminant and its health effects.
Toxicological Profile
Succinctly characterizes the toxicologic and adverse health effects information for a hazardous substance.
・今日は昨日の疲れが残っているところに、午前の外来は忙しいわ、夕方の会議は長いわ・・・明日当直だし、その次午前外来で、また夕方も外来で、その後21時までカンファレンスだし。渡辺真知子風、とってもブルー。
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