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・当院にかかっている若い糖尿病の患者さんで自己注射をしている人がいます。主治医も決まらず、不定期受診で、コントロールも不良です。一度、私も診察したのですが、下腹部に2箇所ゴルフボールくらい盛り上がった場所がありました。いつもそこに注射をしているとのこと。別のところに打った方が良いのではと、言ってはみましたが...

・久々にLancetの症例報告を見たら、面白いのがありました。以下、これをクイズのように読んでいる方は、ネタバレしますので、ご注意を。標題は、インスリンボール。

最初の部分をコピーします。

The insulin ball

The Lancet, Vol.373, Issue 9658, Page 184, 10 January 2009
In August, 2005, a 62-year-old Japanese man, with a 20-year history of type 1 diabetes, was admitted to our hospital, for investigation of apparent insulin resistance. Since January, 2004, he had been taking insulin in a longacting (glargine) and a shortacting (lispro) form, at a total of 66 units a day. Despite the dose being gradually increased to 94 units a day, his blood glucose concentrations had subsequently been high, and poorly controlled.
Examination showed nothing of note. Blood tests g ...
著者は日本人です。

この人の下腹部に2箇所、3,4cmの結節があり、生検でアミロイドの沈着がみられたとのこと。(insulin-induced amyloidosis)患者さんが同じ場所にばかりインスリン打っていたから。違う場所に打ったら低血糖になったとのこと。・・・インスリンを調節して、コントロール改善。

we speculate that insulin-induced amyloidosis may be underdiagnosedとのことです。 We refer to amyloid lumps of insulin as “insulin balls”.と命名されとります。

ゴーグルやヤホーでインスリンボールを検索しても、上手くヒットしません。(医中誌もなし)きっと、このブログの記事が、「インスリンボール」の検索で上位に来るでしょう。(ナンチャッテ)

ナイツ好きです。 

 

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こわい話ですね。糖尿病専門医には当然の知識なのでしょうか?

肺にもいろんな形でアミロイドーシスがあらわれることがありますが、石灰化してないとなかなか画像診断だけでは難しいです。鑑別診断に入れるべきときはありますが。

>Paul Carpenterさま,こめんとありがとうございます.
私も,専門家には周知の事実なのか知りたいところです.

肺のアミロイドーシスって,まず,私の鑑別診断のリスト(頭の中)に入っておりませんでした.
written by Paul Carpenter / 2009.01.16 08:19
胸部のアミロイドーシスは気管気管支壁に石灰化を伴う壁肥厚と内腔の狭小化を認める気管気管支型(気管支鏡では洞穴様)、一見陳旧性結核様の不整形陰影や石灰化を認める限局性肺野型、粟粒結核やサルコイドーシスに似たびまん性肺野型、などがあったと思います。

限局性肺野型らしきもの(経過観察しますので組織は通常得られませんが)は時々遭遇します。

>Paul Carpenterさま、ご教示ありがとうございます。
今後読影で、頭の中にいれておきます。
written by Paul Carpenter / 2009.01.17 08:34

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