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・本日は休みだったのですが、PTAの廃品回収がありました。年に2回、不慣れなマニュアルの軽トラに乗って、新聞やダンボール、空き缶などを回収しています。マニュアル車でとっても細い道を運転するのは、とってもストレス。でも、今日は車を出してくれた人が多いので、早く終わりラッキー。あとは、家の片付け。夕食用にカレーを久しぶりに作りました。

・さて、本日は、学会誌の論文の紹介です。以下どうぞ。

低濃度職業性曝露由来と推測される石綿肺 肺葉切除例の検索から

河端美則(埼玉県立循環器呼吸器病センター 病理科), 星永進, 村井克己, 池谷朋彦, 高橋伸政, 斎藤雄一, 叶内哲, 生方幹夫, 高柳昇, 杉田裕

肺癌(0386-9628)48巻4号 Page254-260(2008.08)

(著者抄録):目的。低濃度職業性石綿曝露に伴う石綿肺の有無、ならびに胸膜プラーク(PP)とusual interstitial pneumonia pattern(UIP/P)との関係を知ること。研究計画。対象は肺葉切除以上の手術がされた1324(男性971、女性353)例。石綿肺の診断は、UIP/Pを示し、3組織切片の鉄染色標本で1組織切片に1.0本以上の石綿小体、石綿肺疑いは1.0本未満の場合とした。結果。石綿肺は7例、石綿肺疑いは4例みられた。石綿小体数は1例を除き1切片中30本以下であった。全例男性で、小葉中心性線維化は4例に、PPは8例に、胸膜肥厚は8例に、胸膜癒着は7例にみられた。PPありの38例(男性36、女性2)のUIP/Pは17例(うち7例は石綿肺と石綿肺疑い)、PPなしの1286例ではUIP/Pは198例(うち4例は石綿肺)で、石綿肺を含むUIP/Pの頻度は1%以下、石綿肺を除いた頻度は5%以下の危険率でPPありに有意に高値であった。結論。特発性肺線維症と考えられる中に石綿肺が紛れている。PPの存在はUIP/Pの危険因子の可能性がある。

・赤字にした部分は、20年以上前からその道の専門家の間ではそういわれていたわけですが、最近の論文を紹介してみました。

・この論文は、後ろ向きの研究です。ほとんどが肺癌の切除例ですが、見直してみて石綿肺の所見があったということですよね。と、いうことは患者さんが労働者であったなら(自営業でないという意味)労災補償の対象になりえるということだと思いますが、はたして、この方たちには、そういう情報が伝えられて、社会資源が活用できたのでしょうか?論文にはしたけれども、患者さんは、(直接には)恩恵を受けなかった???(きちっと、そういうことがされていたら、ゴメンナサイ)

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画像診断においても手術標本(特にマクロ)の検討においても、肺線維症はコメントしても、わずかな胸膜プラークはきっちりコメント評価してなかったのではないかと思います。少なくとも小生が15年ほど前に大学で放射線科医だけでなく胸部外科医、病理医たちと術後検討会や剖検会で検討したときには胸膜プラークなんて言葉はまず出てきませんでしたから。

それだけに毎日微妙な胸膜プラークや石綿肺を疑う所見をCTで引っ掛けるのには社会的責任を痛感しますが、これが大変手間のかかる作業でして....

でも詳細な塵肺アスベスト系の内容を書き込んである問診票になにも書かれていなくても、見つけたときには主治医に3たび再度詳細な問診をするようコメントしています。

>Paul Carpenterさま、コメントありがとうございます。
確かに、クボタショック以前は、所見があっても指摘されていなかったことが多かったと思います。たしか、OPLLもレントゲンでその変化が写っていても、疾患概念が提唱され、そしてそれが普及していくまでは、見えども、見えずだったのと似ているような気がします。
アスベスト関連疾患に関しては、放射線からのフィードバックがとても大切ですね。宜しくお願いします。
written by Paul Carpenter / 2008.11.17 08:14

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